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銀ゴトー貨物を撮影した後は、午後のメインである男鹿線へと向かいます。
遠征当時、男鹿線では五能線・津軽線とともにJR東日本管内で最後となったキハ40系一般形車両による普通列車が運転されており、去就が注目されていました。
私は男鹿線には2度ほど足を運んでいましたが、せっかく秋田に来たので「撮り納め」をしておくことにします。
本命のポイントに向かう途中、ついでに一本撮影出来そうだったので、脇本駅の西側にある岩倉踏切に寄り道。
1135M
こちらは次代の男鹿線を担うEV-E801系「ACCUM」充当の普通列車。
遠征当時は2017年に先行量産車として製造されたG1編成のみが運用に付いており、寒冷地における蓄電池車の性能確認を行っていましたが、2020年度に5編成が増備されて男鹿線のキハ40系をすべて置き換えました。
EV-E801系は乗り鉄時にすれ違ったことがありましたが、ちゃんと撮影したことは無かったので、ついでに撮影できて良かったです。
このあとは本命ポイントである、羽立駅のすぐ北側にあるカーブへ。
撮影準備をしていると、さきほど撮影したACCUMが男鹿駅から戻ってきました。
1138M
方向幕が気になったのでSSを1/250に落としたものの、まだ千切れてます。
この車両の方向幕は、綺麗に写そうとすると少々めんどいですね。
でもって、今回のメインが登場。
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今回のメインは、夕方に走るキハ40系5両編成の列車。
夕陽が当たるのを期待したのですが、残念ながら時期が遅かったようで太陽は山陰に隠れちゃいました・・・。
男鹿駅からの返しは、定番撮影地である天王~船越の八郎潟橋梁へ。
1140D
こちらでは期待通りに良き塩梅の黄昏空が広がり、間もなく現役を終えようとする車両を見送るシチュエーションとしては、最高のカットになってくれたのではないかと思います。
今年3月の改正で秋田・青森地区のキハ40系一般形が運用離脱したことにより、JR東日本管内のキハ40系は「リゾートしらかみ くまげら編成」「越乃Shu*Kura」などジョイフルトレインへの改造車のみとなりました。
それらの車両も長くは無いでしょうから、機があれば記録していきたいですね。
これにて男鹿線の撮影は終了です。
時間も18時を回っていたので、八郎潟橋梁付近のレストランで晩御飯。
メニューを見ると「しょっつる空上げ」というご当地メニューがあったので発注。
「しょっつる空上げ」は、航空自衛隊加茂分屯基地のオリジナルメニューで、空自では唐揚げをゲン担ぎで「空上げ」と呼称するそうな。
秋田県独自の魚醤であるしょっつるに漬け込んでおり、衣が白っぽいのが特徴ですが、結構美味かったです。
夕食を終えた後は宿へ直行・・・なのですが、この日の宿泊地は男鹿市から150kmも離れた山形県酒田市。
夜道を2時間ほどドライブしまして、21時半ごろ酒田市のホテルに到着。
普段は車を全く運転しない人なので、夜道のロングランは疲れますなぁ・・・。
ホテルの目の前には「山居倉庫」という観光地がありました。
こちらは1893年に建てられた米穀倉庫で、現在もJAの倉庫として現役で使われており、今年3月には国の史跡にも登録された歴史的に価値のある建造物だそうな。
酒田市の有名な観光地らしいですが、私は全く知りませんでした (^_^;)
今日のお宿は、ちょっとレトロさ漂うお部屋でございました。
2~30年前の温泉宿のテレビに付いていたようなコイン式の有料メーター?が液晶テレビと合体しており、令和の時代にまさかコイン式テレビが現役とは、やっぱり地方のビジネスホテルは面白いですね。
補足しておくと有料なのは「大人の番組」だけで、一般の地上波は無料で見ることができました。
疲れを癒すために、ちょいと晩酌を。
頑張って運転した後に飲むビールは美味いですねぇ。
これにて初日の活動は終了。
次回からは2日目のお話に入ります。