今回より新しい連載シリーズを開始します。
時は2021年10月中旬のことで、その当時鉄道ファンはとある車両の引退に関心が向いておりました。
「最後の2階建て新幹線」であるE4系がラストランを迎えたのであります。
そんな前の話を今さらやるの?という冷たい視線を感じますが・・・、ともかくそんな時期に秋田へ遠征する機会があったのですが、個人的にE4系には幾度もお世話になり愛着もあったので、新潟にも立ち寄りE4系のラストランに立ち会うことに。
ですが終わってみると、実はもう一つ最後の出会いとなってしまった車両もありと、なにかと別れが多い遠征となりました。
そんな遠征の模様を「2021秋の日本海遠征」と題しまして、何回かわたって綴っていきたいと思います。
今回は土曜日の朝から秋田で活動を開始するため、東京駅金曜夜発の夜行バスで秋田駅へと向かうことに。
さすが金曜発ということもあり、満員御礼での移動でした。
とはいえ3列シート車だったので、そこそこ快適に眠って秋田駅に到着。
で、なんで秋田駅に来たのかというと、こちらのイベントに参加するためでした。
秋田駅を会場にした「秋田駅秋のふれあいフェスタ2021」なるイベント。
色々と催し物があったのですが、私の参加目的はもちろん鉄道古物販売でございます。
今回は先着100名を対象に、くじ引きで購入順番を抽選をするシステム。
私も久々の鉄道部品販売ということで、気合を入れて運試しに挑戦!!
が、100人中95番目というカス中のカス番でした \(^o^)/
秋田くんだりまで来てこの番号は凹みますね・・・。
ただ手ぶらで帰るのも癪なので、3時間時間を潰して会場に向かうと
おっ、思ったよりマトモな部品が残ってますねぇ~。
けっこう辞退者がいたようで、この番号でこの品揃えは十分でしょう。
てなわけで購入したのがこちら。
津軽線の気動車運用が八戸運輸区のヨンマル担当だった時代に使用されていたサボでございます。
今回の販売会の品揃えで一番欲しかったのは三厩入りサボだったのですが、次点で欲しかったのがこれだったので、95番目で買えたのはある意味ラッキーでした。
これにて鉄道部品購入は終了。
このあとはイベントの催し物を見物することにしますが、このイベントに合わせて?お座敷列車の「華」がはるばる秋田まで出張してきておりました。
関東ではさして珍しくもありませんが、秋田まで来るのは滅多に無いので多くのお客さんがカメラを向けておりました。
跨線橋の上では、鉄道部品の展示が行われていました。
この中の一つでも、先の鉄道部品即売会でオークションにかけてくれれば盛り上がったと思うのですがねぇ。
催し物はこの程度だったので、あとは駅撮りで時間を潰すことに。
まずは秋田を代表する列車である「リゾートしらかみ」から。
嫌がらせのように顔だけ潰れる位置に停車していました (^_^;)
鉄オタはともかく、これじゃ一般のお客さんもガッカリなのでは・・・。
とりあえず陽の当たる箇所を色々撮影。
編成両端の顔を見ると何系か分かりませんが、中間運転台はしっかりとヨンマル顔を保っていますね。
発車したところを撮影して、正面のお顔を拝みます。
「リゾートしらかみ」ファミリーのうち、このくまげら編成だけがキハ40系改造車のままとなっています。
JR東日本のキハ40系は、すでに一般車は全て運用を終了しており、残るは「リゾートしらかみ くまげら編成」「越乃Shu*Kura」「びゅうコースター風っこ」「クルージングトレイン」の4種類ですが、くまげら編成はHB-300系へ置き換えられるのかが気になるところですね。
続いては秋田ヨンマルを引退に追い込んだ車両。
男鹿線用のEV-E801系のトップナンバーが停車していました。
JR東日本エリアで九州顔の車両が停車しているのは、いつ見ても違和感がありますね。
こちらも秋田ならではの車両。
最後にE751系に乗ったのは17~8年くらい前だったかな?
と言っても、現在は秋田~青森を結ぶ「つがる」でしか運用されおらず社用で乗ることは皆無ゆえ、何かのきっかけで東北に乗り鉄しに来ないと乗車機会はなさそうですね。
運よくEF510-7牽引の貨物列車が通過。
赤ゴトーは名古屋でも見かけることが出来ますが、片パン姿は東北北部か北陸でしか見ることが出来ないので、これも関東者にとっては貴重でしょう。
さらにはこんな珍客も。
「Easti-D」ことキヤE193系が停まっていました。
このときは運がいいと思ったものの、よくよく考えるとキヤE193系の所属区は秋田なので、秋田的にはさしてレアじゃないのかもしれませんな。
といった感じで、秋田での活動はこれにて早々に終了。
このあとは新潟へ向けて移動を開始します。