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新潟115系の撮り鉄を終えて上越新幹線で帰路に着きますが、今回はこちらの車両に乗車します。
オール2階建て車両のE4系「Max」でございます。
こちらのE4系、先日2021年秋での引退が発表されました。
もともとE4系は2020年度中に引退する予定でしたが、2019年の台風19号で長野新幹線車両センターが浸水被害に合い、E7系が8編成廃車となってしまった影響で、E4系の引退が延期となっていました。
それから1年半が経ちE7系の追加製造に目途が立ったのか、このたび今年秋での引退が正式に決まったのでした。
E4系自体は何度も乗車済みですが、E4系の運用自体の縮小に加えて私の上越新幹線への乗車頻度から鑑みると、E4系の乗車機会も今回が最後でも不思議ではないので、乗り納めも兼ねてE4系充当列車を選びました。
今回乗車する「Maxとき348号」は、新潟駅時点では8両編成なのですが、途中の高崎駅で「Maxたにがわ348号」を連結して高崎~東京だけ16両編成になるという、ちょっと変わった列車となっています。
今回乗車するのはこちら。
貧乏平サラリーマンにしては、大盤振る舞いな旅でございますな。
E4系のグリーン車は、E653系に負けず劣らずの豪華な設備で有名です。
今ではレッグレスト付き座席も珍しくないですが、新幹線用としてはE5系や九州直通用N700系が登場するまでは唯一無二で、在来線を含めても当時はキハ283系くらいしかなかったんじゃないでしょうか。
2階席の展望性まで含めれば、新幹線でも随一の設備だと思います。
ついでに撮っておきたかったのがこれ。
階段の真ん中に柱が通っていますが、実は柱の中に車内販売ワゴン用の昇降エレベーターが内蔵されています。
先代の2階建て車両であるE1系では、自販機を設置し車内販売を廃止しようしたところ苦情が多く、結局車内販売を再開することになったのですが車内販売用ワゴンが使えないため、アテンダントが販売品を詰めたリュックを背負って巡回するハメに。
その教訓から、E4系では全てのデッキにワゴン用エレベーターを設置し、そのサイズに収まる専用ワゴンを開発したという話を以前「鉄道ジャーナル」で読んだことを思い出し、一応撮影しておきました。
そうこうしている間に、列車は定刻に新潟駅を発車。
つぎ新潟に来るのはいつになるでしょうかねぇ~。
最初の停車駅の燕三条駅に到着。
回送のE4系が留置されていました。
燕三条あたりまでは起きていたのですが、いい具合にお酒が回ってきた体を快適すぎるシートに身をゆだねていると、いつの間にか完全に熟睡モード・・・。
本当は高崎駅でMaxたにがわとの連結シーンも見物しようとしていたのですが、目が覚めると上野駅に到着するところでした。
普通車だと酒が入ってもあまり寝落ちしないのですが、これもグリーン車効果というところでしょうか。
そんなこんなで東京駅に到着。
というわけでE4系の乗り納めは、寝癖が付くほどの爆睡という形でグリーン車シートをたっぷり堪能させてもらいました (^_^;)
このあと東海道線で川崎駅へ向かい、本遠征は幕を閉じました。
もともとはH100形+GV-E400形の異種併結甲種を撮影するのが目的でしたが、その間際に秋田臨海鉄道訪問や男鹿線キハ40系、新潟115系の撮り鉄も組み込み、なかなか充実した遠征になりました。
ただ酒田港線が撮れなかったのと、115系で未撮影の編成が残っているため、いつかリベンジしたいと考えているので、実行したときは綴っていきたいと思います。
おしまい