川崎鶴見鉄道録

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ちょっと地味な?仙崎支線に乗る リベンジ! 山陰本線 全線踏破の旅 2日目⑦

前の記事はこちら。

 

長門市駅でタップリ時間を潰した後は、乗り鉄旅を再開いたします。

今回乗るのはこちらの路線です。

49本目 山陰本線仙崎支線 1631D 仙崎行き 長門市(16:15)⇒仙崎(16:19)

今回乗車するのは、長門市駅から分岐する仙崎支線でございます。

 

仙崎支線の場所を路線図で見るとこんな感じ。


JR西日本 ホームページより

仙崎支線山陰本線唯一の支線で、長門市駅から北側に1区間・2.2kmのみ伸びる小規模な路線です。

もともと山陰本線の益田~幡生自体、特急列車や貨物列車が走らないこともあり地味な存在ですが、仙崎支線も特筆してなにか特徴があるわけでもないので、もしかしたら仙崎支線の存在自体を知らなかったという方もいるんじゃないでしょうか。

今回は「山陰本線全線踏破」を目標としている以上、もちろんこの仙崎支線も対象となるので乗っていきたいと思います。

 

車両は長門市まで乗ってきたヨンマルでは無くキハ120形です。

このカラーは「美祢線色」と呼ばれているそうですが、仙崎支線は運行体系で見ると美祢線の一部として扱われています。

というのも、仙崎支線美祢線の貨物支線として1930年に開業し、その後1933年の山陰本線全通時に山陰本線編入された歴史があり、そんな出自が影響してか山陰本線とは独立した存在となっているのです。

 

仙崎支線の特徴はダイヤにも。

仙崎支線の運行本数は1日わずか6往復、しかもお昼の1本を除き朝夕に偏っており、かつ終電が17時台という、かなりクセのあるダイヤとなっています。

支線ダイヤと言えば鶴見線大川支線や和田岬線小野田線長門本山支線も同様の傾向がありますが、仙崎支線の場合は接続する長門市界隈自体が鈍行オンリーかつ本数も少ないこともあり、訪問難易度はかなり高めと言えるんじゃないでしょうか。

 

6往復しかないんじゃ沿線住民の方は不便でしょうなぁ・・・と思いきや、実はそうでも無いのです。

https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/uploaded/life/49289_196586_misc.pdf

長門市ホームページ

長門市駅仙崎駅間には路線バスも走っており、1日約30往復と鉄道の5倍もあるので「仙崎駅周辺へ行く」のが目的ならバスのほうが圧倒的に便利なのです・・・というのもJRの支線あるあるですね。

前回記事で、仙崎支線へ乗り換えるために長門市駅で1時間15分も待っていましたが、実はバスを使えば20分の待ち合わせで仙崎駅へ行けたのに、乗り鉄をしたいがため1時間近く無駄に待機していたのでした (^_^;)

 

そんな仙崎支線長門市駅を発車。

前述した通り、この区間は圧倒的にバスのほうが便利なのでどのくらい乗ってるんだろう?と気になっていたのですが、乗客は私を含め8名でした。

今回は夏休み期間だったので、学校がある期間であればもうちょっと乗っているんじゃないでしょうか。

 

駅を出発して早々、山陰本線の益田方から分岐する形で支線へと入ります。


支線内の車窓はこんな感じ。

全線にわたり長門市街を走るので、ローカル線というより都市近郊の風景に近い雰囲気ですね。

 

わずか2kmほどしかないので、あっという間に仙崎駅到着のアナウンス。

前述した通り運行系統的に美祢線と一体になっているので、運賃表示も美祢線から通算して表示されていました。

厚狭駅まで860円と、案外長門市から山陽路へはお手軽に出られるのですね。

 

そんなこんなで、列車は終点の仙崎駅に到着です。

これにて山陰本線仙崎支線の完乗達成です。

49本目 山陰本線仙崎支線  長門市⇒仙崎
乗車時間:4分
移動距離:2.2km

 

盲腸線なので折り返しますが、その時間を使って次回は仙崎駅を見物したいと思います。