川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

吉都線でヨンマルを撮る その2 2023南九州撮り鉄遠征⑥

前の記事はこちら。

ランチタイムを終えて、吉都線でヨンマル撮影を再開します。

 

今回の撮影地としてやってきたのはこちら。

怪しい獣道・・・とはちと大げさですが、車も入れない小道を進んでいきます。

 

この道の先にあるのは、実は駅でございます。

ここは都城市にある日向前田駅です。

ただこの駅に至る幹線道路はもちろん、駅入口の小道にすら案内看板が無かったので、地図やナビが無いと初見ではここに駅があるとは分からないでしょうね。

私も「個人の畑じゃねえよな?」と若干躊躇しながら入ったくらいですし (^_^;)

 

ぱっと見どおり日向前田駅無人駅で、駅舎がわりに待合室が設置されています。

最低限の手入れはされていますが、状態はあまり宜しくなさそうです。

 

さらに無人駅には珍しくトイレもありました。

ただ所謂ボットン便所で、かつお世辞にも清潔は言えず、ちょっと使いたくは無いですね・・・。

 

駅名標をパチリ。

こちらもかなり草臥れております・・・。

ダルマのシールが貼ってありますがイタズラでは無く、吉都(きっと)線のPR用のシールみたいですね。

 

という日向前田駅でありますが、なぜ今回はこの草臥れた無人駅を撮影地に選んだかと言いますと、事前の下調べのときにホームの雰囲気が私の感性に刺さったから。

日向前田駅は雑木林の中にホームがあるのですが、JR九州の手抜き保線も相まって、まるで東南アジアのジャングルかのように、木々が生い茂り鬱蒼とした雰囲気を醸し出しています。

私は事前調査のひとつとして、Youtubeで前面展望動画をチェックするのですが、その動画に出て来た日向前田駅のホームに興味がわき、ちょうど新緑の季節なのでよりジャングル感が増すのではないかと思い、今回訪問したのでした。

 

しばらくすると、都城駅から列車が到着。

この日4度目の遭遇となるキハ140 2061でございます。

 

ゆっくりとホームに停車。


4925D

思い描いていた通りのカットを撮ることができました。

 

意外にも1人の乗客を降ろして、列車は吉松駅へと出発。

タイとかミャンマーあたりで見られそうな光景ですね(笑)。

 

写真だけ見ると、険しい山中にポツンとありそうな秘境駅っぽく見えますが、実は駅が雑木林に囲まれているだけで、すぐ真横には小学校やそこそこの集落もあります。

ですが日向前田駅が醸し出す雰囲気は、すっかり観光地化した飯田線や北海道にある並の秘境駅の上を行くのでは・・・と思いました。

 

といった感じで日向前田駅での撮影はこれにて終了。

だんだん陽も傾いてきて、吉都線でのヨンマル撮影も終盤戦へと移ります。