前の記事はこちら。
昼食を終え駅に戻ります。
が、やってきたのはJRではなく秋田内陸縦貫鉄道線のほうの駅舎。
ここからは奥羽本線を逸れ、第三セクターである秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線を乗り鉄します。
まずは駅舎をパチリ。
看板をよくみると鷹巣駅となっています。
JRは鷹ノ巣駅の表記となっており、同じ「たかのす」という読みながら、JRと秋田内陸縦貫鉄道では綴りが違うんですね。
※実際の地名としては鷹巣の綴りが正解のようです。
秋田内陸縦貫鉄道では北海道&東日本パスが使えないため、駅で切符を購入します。
一番下が実際に使用する切符で、上3つは記念の入場券です。
見て分かるように、記念切符は硬券ですが実際の乗車券は感熱式の軟券です。
趣味的な観点で言えば、実際の乗車券にも硬券を用意してくれたら嬉しかったんですがね。
改札を抜けると、乗車する車両がスタンバイしていました。
36本目 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線 13D 阿仁合行き 鷹巣(12:30)⇒阿仁合(13:28)
車両はAN8800形気動車の単行。
なんとなく「JR西日本のキハ120系っぽいなー」と思ったら
AN8800形も新潟鐵工所のNDCシリーズなんですね。
どうりで似ているわけだ。
秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅は、駅舎こそJRの鷹ノ巣駅と分かれていますが、ホームは共用です。
JRの1番線ホームの向かい側が切欠き構造となっており、そこに秋田内陸縦貫鉄道のホームがあります。
下り列車とは対面接続となっており、このときは学生が1人だけ乗り継ぎました。
駅名以外は白く剥げ落ちてしまい判読不可能です・・・。
列車は定刻に鷹巣駅を発車。
乗客は20人程度でした。
乗車して驚いたのが、車内の自動放送が日英中韓の4か国語対応だということ。
男鹿駅のなまはげ像と言い、秋田県は外国語対応が進んでいます。
車窓にはのどかな風景が続きます。
合川駅に到着。
ここで列車交換をします。
交換相手は鷹巣行きの急行列車でした。
なかなかおしゃれな外観をしています。
内陸縦貫鉄道というだけあって、基本的には山間を進みます。
森の中を走っている区間がいくつもありました。
阿仁前田駅に到着。
阿仁前田駅にはクウィンス森吉という温泉施設が併設されています。
前日に訪れたほっとゆだ駅や2日目に通過した山形県の高畠駅といい、東北地方には温泉施設付きの駅が多いですね。
阿仁前田駅を出てしばらくすると、駅でもないところで列車が停止寸前まで減速。
なんと、線路左側に2頭の秋田犬が描かれた田んぼアートがありました。
車内放送でも田んぼアートの紹介アナウンスがあり、みんな窓から見物。
田んぼアートを見たのは初めてでしたが、絵柄がはっきりと見えることに驚きました。
小渕駅を過ぎると
またまた別の田んぼアートが出現。
車窓には単調な田園風景が続いていましたが、こういった取り組みをしていただけると、乗っているほうも楽しくて良いです。
そうしているうちに列車は終点の阿仁合駅に到着です。
36本目 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線 13D 鷹巣⇒阿仁合
乗車時間:58分
移動距離:33.0km
次の記事はこちら。
信州東北ローカル線乗り鉄の旅 5日目⑧ 秋田内陸縦貫鉄道を行く その2