川崎鶴見鉄道録

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変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 5日目② 「山線」乗り鉄旅 その2

前の記事はこちら。

変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 5日目① 「山線」乗り鉄旅 その1

 

小沢駅到着早々、まずは駅構内を散策。

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小沢駅は島式ホーム1面2線の駅で、駅舎とは跨線橋でつながっています。

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かつては岩内線との分岐駅でしたが、岩内線昭和60年に廃止されました。
岩内線在りし頃は駅舎に面して岩内線用のホームがあり、真ん中にぽっかりと空いたスペースにも線路が敷設されていたそうですが、いまは単なる中間駅となっています。

 

跨線橋にはそんな岩内線を偲ぶものがありました。

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左の画は岩内町「弁慶の刀掛岩」、右の画は泊村「兜千畳敷岩」という名所。
岩内線廃止から30年以上経過した今も、ここに飾られたままです。

 

駅舎側に降りて、駅舎をパチリ。

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無人駅なので旅客にとっては単なる待合室としての機能しかありませんが、除雪要員の詰所?として使われているのか、壁の向こうに人の気配がありました。

 

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駅ノートもあり、結構な頻度で書き込まれていたので驚きました。

 

でもって、小沢駅訪問の目的はこちらです。

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小沢駅は無人なので、新十津川駅と同様に駅前のお店で発売しています。

 

こちらがその「佐々木商店」さんです。

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大手コンビニが猛威を振るう前?に見られたコンビニスタイルの個人商店です。

 

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表の柄は「小沢駅を発車したキハ150形」でした。

 

そして小沢駅名物として忘れてはいけないのがこちら。

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末次商会さんのトンネル餅でございます。

 

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ここでいうトンネルは、前回の記事で通ってきた稲穂峠にある「稲穂トンネル」のことを指しており、いわば北海道版「峠の力餅」といったところ。
北海道の鉄オタであれば大概の人は知っているほどの品で、登場は1904年ということで114年も続く歴史ある銘菓です。

さきほどの駅ノートにも「入場券と一緒にトンネル餅買いました!」という書き込みがたくさんあり、私も「わがまちご当地入場券」と同じくらいの比重でこの餅を買うのを楽しみにしておりました。

 

中身はこんな感じ。

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トンネル餅は上新粉と砂糖を蒸したもので、関東の「すあま」に近いお菓子です。
味はそれほど甘くなく食感はモチモチしており、なんというか「おばあちゃんが作った昔のお菓子」のような、素朴な雰囲気を全面に醸し出しております。
また保存料や添加物を一切使用していないためか、賞味期限は当日限りと日持ちはせずお土産には不向きな品なので、基本的には小沢まで来ないと食べられません。

お値段は一折400円ですので、お立ち寄りの際は買ってみてはいかがでしょうか。

 

目的の品々も購入したので、9:47発1933Dで小沢駅から小樽方面へ引き返します。

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車両は小沢駅まで乗ってきた車両と同じで、倶知安から折り返してきたようです。
この列車はかなり混んでおり、席にありつけませんでした・・・。

 

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再び「稲穂峠」を越えます。

 

小沢駅から30分ほどの余市駅で途中下車しました。

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余市駅からもたくさんのお客を載せ、ほぼ満員となって小樽駅へ発車していきました。

 

次の記事はこちら。

変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 5日目③ 「山線」乗り鉄旅 その3

 

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