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変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 5日目② 「山線」乗り鉄旅 その2
「山線」で小樽駅に次ぐ利用客があるだけに、なかなか立派な駅舎です。
もちろん有人駅で「みどりの窓口」もあります。
恒例の「わがまちご当地入場券」を購入。
表の柄は「キハ150形」でした。
余市町はニッカウイスキー創業の地であり「ウイスキーの町」として知られています。
駅前にはこんな物も。
余市町はニッカウイスキー創業者の竹鶴政孝がモデルとなった、NHK朝の連続小説「マッサン」の舞台にもなっており、このドラマで余市町の存在を知った方も多いと思います。
ニッカウイスキーの工場も駅から歩いてすぐの場所にあり、乗り鉄ついでの観光にもおすすめです。
とか言いながら、私は早々と次の場所へ移動。
しかもバスです。
余市駅前のバス停から、岩内行きの都市間バスに乗ってお隣の仁木町へ向かいます。
余市町から仁木町にかけては函館本線のすぐ横に国道5号線が並走しており、国道には1時間に1~2本程度の割合で都市間バスが走っています。
このあたりでは都市間バスが普通の路線バスと同じように利用できるため、今回のような短距離移動であれば料金も数百円で済み、バスを併用する価値は十分にあります。
10分ほどで仁木町に到着。
バスは仁木駅前には入らないので、国道沿いにある「仁木郵便局」というバス停で下車します。
ここから5分ほど歩いて仁木駅に向かいますが、ちょっとコンビニに寄り道します。
寄り道したのは「セブンイレブン仁木北町店」という、一見すると普通のセブンイレブンなのですが、ここが仁木駅の「わがまちご当地入場券」の発売箇所です。
わざわざ余市駅から別料金を払ってまで仁木町へバス移動した理由は、バスを使って余市から仁木へワープすると、倶知安方面へ折り返す列車を待つ時間内で仁木駅の入場券も買えることに気付いたからでした。
新十津川駅や小沢駅のような個人商店と違って、大手コンビニは店員がアルバイトが店員だったりするので、こういったキワモノをちゃんと理解して売ってくれるか心配していましたが、何事もなく普通に購入できました。
表の柄は「国鉄色のキハ183系」でした。
これで後方がとかち色ではなく国鉄色で統一されていれば、なお良しなのですが。
セブンイレブンから歩いて仁木駅へ。
仁木駅は初訪問でしが、無人駅ながらなかなか立派な佇まいですね。
仁木町は北海道有数の「フルーツの町」です。
駅舎にも特産のサクランボやブドウがいっぱいです。
仁木駅は1984年に無人化されたそうですが、有人駅時代の面影もまだ残っています。
プラ製のベンチとともに、おそらく私よりも年上だろう味のあるベンチが2脚置いてありました。
こちらのベンチに腰かけて、次の列車を待ちます。
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