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豊頃駅を後にして次の町へ行く前に、豊頃町で気になっていたスポットがあったので、寄り道してみることにしました。
そのスポットとは、「水曜どうでしょう」にも登場した豊頃町のカントリーサインに描かれているものです。
某電機メーカーの「この木なんの木気になる木」っぽいこちらの画は、豊頃町内にある「はるにれの木」というもの。
ちなみにハルニレは英語で「エルム」と呼ばれ、北海道内の様々な施設・お店などに引用されたり、上野~札幌の臨時寝台特急の名前にも使われたりと、北海道と馴染み深い樹木であります。
そんな「はるにれの木」は、町内を流れる十勝川の河川敷に立っていました。
「はるにれの木」は、豊頃町の指定文化財になっているようです。
この河川敷は牧草地となっていますが、「はるにれの木」周辺だけは草が刈られて道ができており、近づけるようになっています。
近づいてみると、そこには2本立っていました。
まずは手前の木から。
なかなか立派な姿でございますね。
そして奥に立っているのが、カントリーサインのモデルとなったハルニレです。
思っていた以上に大きくてビックリしました。
こちらの「はるにれの木」は、実は2本の木が一体化したものです。
近くで見ると、幹が根元から2本に別れているのが分かります。
しかし樹齢150年という老木のためか、幹にひびが入って少し痛々しい姿をしており、倒れるのを防ぐためかワイヤーで補強されています。
台風や地震などで、折れてしまわないことを祈るばかりです。
こんな感じで「はるにれの木」は、豊頃町のシンボルとして見物できるようになっていますが、河川敷の堤防の上にある駐車場には「はるにれ休憩所」なるものも整備されていました。
せっかくなので、中に入ってみることに。
しかしドアを開けた瞬間、急に誰かの語り声が聞こえ大音量の音楽がいきなり流れ出し、ビビッて思わず建物を飛び出しちゃいました (^_^;)
何事かと思ったら、「はるにれの木」をモチーフにしたイメージソングがあるらしく、その音楽が流れていたようです。
その「ハルニレの詩」というのがこちら。
流すのは結構ですが、誰もいない無人の小屋の中で、ドアを開けた瞬間不意打ちで大音量で流すのはやめてほしいです・・・。
なんかの宗教施設だったか?って思っちゃいましたもん (^_^;)
中はベンチやお座敷がある、普通の休憩所といった趣です。
2階は展望スペースっぽくなっていました。
休憩所を出て車に戻ろうとしたら、河川敷にタンチョウのつがいが飛んできたことに気付きました!!
あわててカメラを取り出して撮影。
タンチョウは、冬の期間は釧路湿原周辺に設けられる給餌場で見ることが出来ますが、餌が豊富な夏の期間は道東地方各地に散ってしまうため、野生の個体に出会えるかは運次第となります。
釧路周辺で見ることが出来なかったので諦めていましたが、豊頃町で出会えるとは思っていなかったのでラッキーでした。
しばしタンチョウを観察しつつ撮影。
しばらく餌を食べたあと、どこかに飛んでいきました。
十勝地方にも飛んでくるんですねぇ。
といった感じで、豊頃町の「はるにれの木」をご紹介しました。
思ったよりも立派で良い場所なので、豊頃町を通った際はタンチョウにも出会えるかもしれない「はるにれの木」に、お立ち寄りください。
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