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芽室駅を後に、十勝地方最大の都市である帯広市の帯広駅にやってきました。
都市人口的には、道東地方最大の都市は釧路市ですが、駅の利用客数は釧路駅より帯広駅のほうが多く、JR駅としては帯広駅が道東地方最大の駅と言えるでしょう。
そのため、駅舎も帯広駅のほうが格段に立派です。
駅舎の中の様子。
コンコースも広く、お土産屋なども充実しています。
ここまでの規模の駅に来たのは、7日目に訪れた旭川駅以来でしょうかね。
そしてこの帯広駅、ちょっと変わった構造をしています。
帯広駅は2面4線のホーム構造ですが、それぞれのホームごとに改札があり、かつ改札内が繋がっていないのです。
つまり、ホームを跨ぐような乗り換えをする場合、一旦改札を出て再度対面にある改札に入るという、ちょっとめんどくさい動線になっています。
私が知る限りでは、JR九州の宮崎駅も同じような構造になっています。
2008年2月撮影
こういう構造は、古い地下鉄駅などを除けばあんまり無いような気がしますね。
高架駅ならば、なおさら少ないのではないでしょうか。
そんな帯広駅は「わがまちご当地入場券」のほかに「キハ183系引退記念入場券」と硬券入場券も発売されていたので、併せて購入しました。
「わがまちご当地入場券」の表の柄は「新塗装キハ261系1000番台スーパーとかち」、「キハ183系引退記念入場券」の表の柄は「オホーツク色のとかち」でした。
ちょうど昼時だったので、入場券購入後はランチタイムへ。
十勝地方には美味しいものがたくさんありますが、今回は帯広名物の代表格である豚丼を食べることにしました。
てことでやってきたのは、帯広駅前にあるこちらのお店。
こちらの「ぱんちょう」さんは、帯広式豚丼の発祥のお店と言われる超老舗かつ超有名店でございます。
私は10年ぶりくらいに来ましたが、相変わらずの行列必至の人気ぶりでした。
10分ほど並んで入店したのち、お目当ての豚丼を発注。
北海道で豚丼といえば、厚切り豚ロースをタレを付けながら炭火でじっくり焼いたものを、どんぶりからはみ出る勢いで盛り付けたこのスタイルが一般的。
牛丼チェーンにある牛丼の廉価版扱いの豚丼や、スライス肉を焼き肉のタレで炒めたスタミナ丼的なやつとは全くの別物です。
久々に本場の豚丼を食べられて大満足でした (^o^)
昼食を食べ終えて駐車場へ向かう道中、ちょっと古めかしい看板を見つけました。
一体何年前の看板なのかわかりませんが、「たくぎん」「札幌銀行」「千代田生命」といった、懐かしい名前がたくさん載っています。
ここに載っている銀行や保険会社など金融関連企業の半分くらいは、倒産や合併などでその名が消滅しているんじゃないでしょうか。
そんななか、今も帯広市を代表する企業としてあり続ける「六花亭」はさすがですね。
これにて道東地方の「わがまちご当地入場券」の収集は、すべて完了しました。
このあとは日高地方へ足を進めますが、その前に寄り道したいスポットがあるので、次回はそちらの様子をご紹介します。