イマイチのお天気となった、本日の川崎界隈。
それに加え、コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛要請もあり、桜の見ごろを迎えたにもかかわらず、なんとなく外出する気が湧かない週末となっております。
そんなわけで本日は、鉄道模型を弄ってインドア活動を決め込み、久々となる鉄道模型購入レビューをお届けします。
今回の製品はこちら。
KATO 品番7011-3 DE10 JR貨物更新色
先日発売となった、KATOのDE10JR貨物更新色でございます。
実車の写真がこちら。
DE10は国鉄が開発したディーゼル機関車で、亜幹線での旅客・貨物列車の牽引や、操車場や車両基地での入換に使用されています。
今回製品化されたのは、国鉄からJR貨物に継承されたDE10のうち、旋回窓なし・スノープロウありのB寒地型で、大宮工場で更新工事を施工した「大宮更新色」を纏う姿の機体がモデルとなっています。
私のホームである川崎界隈では、現在は「米タン」とJ-TREC甲種くらいしか出番がありませんが、少し前までは「石炭列車」「リニア残土輸送列車」など、名物列車の先頭に立つことも多く馴染みのある機関車。
それだけに個人的には、製品化発表直後から楽しみにしていた製品でした。
さっそく開封。
細部まで作り込まれており、まずまずだと思います。
続いて5面をじっくりと観察。
ルーバーや点検扉も細かいモールドで再現されており、なかなかの出来栄えじゃないでしょうか。
さらに細部もチェック。
まずは運転席周りの印刷具合。
JRFマークが薄くて地色が透けていますが、まあこんなもんでしょうかね。
KATOの機関車は、保安装置の識別機号も印刷されていることが多いですが、本製品では省略されています。
台車の造形。
ネット上の実車写真と比べると、造形はまずまずですかね。
写真ではライトの関係で、足回りが機体色に近い明るいグレーに見えますが、実物は実車と同じく少し暗めのグレーとなっています。
デッキ回りの手すり表現。
スケールから考えると太いですが、いざ触ってみると簡単にへし曲げそうなくらい細い部品でできており、中央のチェーン部の造形などもリアル再現されていて、なかなかの出来栄えだと思います。
最後に付属品。
・ナンバープレート
・ホイッスル
・ホイッスルカバー
・製造銘板
・ナックルカプラー
が付属してきます。
ちなみに収録ナンバーと所属区は以下の通りです。
・1666:新鶴見機関区
・1723:愛知機関区
・1745:門司機関区
・1750:岡山機関区
すべて所属機関区が異なる内容となっていて、幅広い地域の列車に合わせることが出来るのは良いですね。
今回は1両だけなので、整備もサクッと実施します。
まずは台車にスミ入れ。
もともと濃いグレーなのでスミ入れ効果は限定的ですが、肉眼で見るとコイルばねなど彫が深い部品は差が出るので、やって損は無いかと。
続いて付属品の取り付けですが、ここで注意点。
DE10は製造両数が多い故に個体差があり、今回の4機も設定する番号により付属品の取り付け方が異なります。
といっても、TOMIXのように車体への穴あけ加工が必要な部品も無いので、特に難しいことは無いです。
今回は地元車両である新鶴見機関区所属の1666号機に仕立てます。
付属品を取り付ける前に、実車の写真と比較し相違が無いかチェック。
付属品のパターンはあってますが、よく見ると実車は列車無線アンテナがグレーではなく黒色ですね。
というわけで付属品取り付けのほか、ガンダムマーカーで列車無線アンテナを黒に塗って、さらに銀河モデルの区名札シール「新」を貼り付け。
これにて整備完了です。
おおっ、なかなかいい見栄えだと思います。
といった感じで、KATO DE10の購入レビューと工作記事をお届けしました。
発売延期を食らって首を長くして待っていた製品でしたが、思っていた以上に良い出来なので、買ってよかったかなと思います。
このご時世ではレンタルレイアウトに行ける状況じゃないですが、落ち着いたら米タンやリニア残土輸送コンテナを牽かせて遊びたいですね。
ですがこの製品、見た目は良いのですがほかの方のレビューを見ると動力性能はイマイチ?なようで・・・。
今回はパワーパックを出すのが面倒だったので、そこまでの検証はしていませんが、機を見て実際に貨車を牽かせた状態で色々試験したいと思います。