川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

清洲駅でEF64重連貨物を撮る その1 中部地方 撮り鉄遠征①

今回から、新しいシリーズ連載を開始いたします。

タイトルは中部地方 撮り鉄遠征」で、今年7月下旬「スポーツの日」を含む連休直後に行った撮り鉄記録でございます。

 

私の勤める会社は、東京オリンピックに合わせて夏期休暇が7月下旬に移動する変則体制だったのですが、オリンピックが中止となったことにより「単なる時季外れの夏季休暇」と相成りました・・・。

ただそのおかげで、例年だとお盆休みは貨物列車が運休するため乗り鉄遠征をしていましたが、今年は時期がずれたことにより夏期休暇中も貨物列車が通常通り運転されるため、存分に貨物列車狙いの遠征が出来る状況に。

そんな偶然を逃す手は無いので、興味深々な貨物列車がたくさん走っている東海地方と、近々大きな動きがありそうな北陸地方をターゲットに、3泊4日の行程で中部地方をじっくりと撮り鉄する計画を立てました。

そんな撮り鉄遠征の記録を、これからじっくり連載していく次第であります。

 


 

遠征初日、まずは新横浜駅から東海道新幹線に乗って、ファーストステージの東海地方の玄関口である名古屋駅へ移動します。

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今回は東海道新幹線の格安きっぷとしてお馴染みの「ぷらっとこだま」利用です。

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ぷらっとこだま」は普通の乗車券ではなく、所謂「電車移動だけの旅行商品」という扱いとなっています。

かつては旅行会社が発行するツアー票が使用されていたものの、そのツアー票の受け取りなどが案外面倒だったのですが、現在は普通のマルス券で自動券売機でも受け取れ、ネット予約だと前日までに予約できるようになっており、格段に利便性が上がったようですね。

というわけで、名古屋駅まで「こだま709号」でのんびり各駅停車の旅です。

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緊急事態宣言の解除後、東海道新幹線へ初めて乗車する機会となったんですが、まだまだ駅・車内ともガラガラでございました。


車内では、お馴染みの「シウマイ弁当」で腹ごしらえを。

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相変わらず美味しゅうございました。

 

横浜駅から2時間20分、名古屋駅に到着です。

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このあと在来線ホームに移動し、さっそく中央本線からやってくるEF64重連の石油タンカーを狙います・・・と行きたかったのですが、どうやら早朝に塩尻付近で大雨が降って抑止を食らったそうで、残念ながら定刻には姿を見せず。

遠征一発目から、早くも悪運が発動しておりますね (^_^;)

 

というわけで予定を変更し、東海道本線に乗って清洲駅へ移動。

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ここ清洲駅は、中京地区の貨物列車の一大運行拠点である稲沢駅の隣に位置し、東海道本線中央西線関西本線の貨物列車が集結するため、貨物列車の撮り鉄スポットとして有名な場所です。

中央西線の運行状況が読めないので、まずは上下列車とも撮影できる清洲駅で様子見をすることにしました。

 

まずは関西本線からの石油列車が到着。

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5282レ DF200-205

この石油タキは中央西線に継走されるので、中央西線系統も動かすつもりはあるようで、とりあえず一安心です。

 

と安心した直後、さっそくお目当ての列車が登場。

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8873レ EF64 1002+EF64 1003

本遠征最初のターゲットであった、EF64重連タンカー列車の撮影成功です!!

更新色同士でエンド揃い、しかも1002号機と1003号機というJR貨物所属のロクヨンセン最若番コンビとは、かなり美味しい組み合わせでありましたね。

ちなみにこの日の8873レも大雨の影響を受けたようで、81レのスジに乗せての運転となりました。

 

とりあえず目標は1つ達しましたが、このまま清洲駅で撮影を続行。

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2062レ EF66 116

 

ここでちょっと気になっている列車が登場。

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2074レ EF64 1042

この2074レは中央西線 春日井駅始発の列車で、駅に隣接する王子製紙春日井工場から出荷された紙製品を輸送しています。

駅と工場の間には専用線で繋がっており私も興味があるのですが、今回はそこまで足を延ばす余裕が無かったので、いずれ見物しに行きたいところです。

 

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62レ EF210-114

 

EF64重連タンカー2本目が登場。

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5875レ EF64 1044+EF64 1039

この列車は一番最初に撮影したDF200牽引の5282レを継走してきた列車で、定刻での運転となっていました。

カマは国鉄色と更新色の混結と、塗装変更の過渡期を象徴するような組み合わせをエンド揃いで仕留めることが出来ました。

 

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1050レ EF210-110

こちらは「宅配便列車」とも呼ばれる1050レで、30フィート級のコンテナがずらりと積載されているのが特徴です。

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この日はランテックの冷蔵コンテナが多めでしたかね。

 

続いては、EF64重連タンカーと同じくらい撮りたかった列車。

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2080レ DD51 857

まさに絶滅寸前状態となった、愛知機関区DD51充当の2080レでございます。

この記事の作成時点で、稼働機は857・1028・1801号機の3機となっており、まさに風前の灯火といえる状況まで追い詰められています。

本遠征でもDD51は最重要ターゲットとなっており、この先の更新でもちょくちょく登場することでしょう。

 

この2080レはコキ100系とコキ200系の混結で、コキ200には化成品のタンクコンテが積載されていました。

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工業地帯発着の列車だけあり、荷も面白いです。

 

そんな2080レを見送ったら、上り貨物がすぐそこまで接近。

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1092レ EF66 105

先のDD51に気を取られがちですが、「押し桃」ことEF210-300番台の増備によりEF66 100番台の置き換えも本格的に始まったようで、本遠征のあと105号機も運用を離脱したそうです。

特に108号機までの最初期車は、ヘッドライトが丸目なことから「丸鮫」とも呼ばれておりますが、そう遠くない将来すべて淘汰されてしまいそうですね。

 

といった感じで清洲駅で貨物列車の撮り鉄をしたのですが、思った以上に列車頻度が濃くて撮影が捗ったゆえ、記事が長くなったのでここで一区切り。

次回も清洲駅で貨物列車撮影を行います。