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貨物鉄道博物館の見物を終えた後は、さらに山側に位置する東藤原駅へ移動。
東藤原駅には隣接して太平洋セメント藤原工場があり、三岐鉄道の貨物列車である「セメント列車」「白ホキ」はこの工場から出荷されるセメントや炭酸カルシウムを輸送する列車であるため、ここ東藤原駅はそれらの列車の出発地となっています。
私が東藤原駅を訪れた理由は、ここで「あるもの」を購入するためでした。
それがこちら。
東藤原駅の窓口では、なんと現行ダイヤの運行図表を一般向けに販売しているのです。
旧ダイヤの運行図表が放出されるのは良くありますが、現行ダイヤの運行図表を駅の窓口で発売するのはとても珍しいことだと思います。
撮り鉄をするには、運行図表を持っていたほうが格段に便利なので、今後の参考のために購入しておきました。
さらに硬券入場券も扱っていたので、ついでに購入。
ダッチングマシンで日付を入れる、本格仕様?でありました。
目的を達した後は、駅構内をちょっと見物することに。
駅前にはホッパ車が展示されていました。
ホキ5700形25767号車
こちらの車両は、前回の記事で触れた貨物鉄道博物館所蔵の貨車で、この車両のみ東藤原駅前で公開されています。
駅横の踏切から構内を覗くと、機関車や貨車が留置されていました。
鉄道模型の参考資料として、細部まで色々撮影させてもらいました。
踏切の横にはこんな看板が。
東藤原駅では構内の配線の都合上、駅の側線と引き上げ線の間に踏切が存在するので、入換作業時は長時間にわたって踏切を塞いでしまいます。
そのため通行者に対し、あらかじめ作業時間の告知がなされていたのですが、逆に言うとこの時間に東藤原駅を訪れれば入換作業の見物が可能ということです。
踏切の警報器には、入換作業中であることを示す表示器が付いていました。
この表示器が点灯しているときは、通常の旅客列車の通過ではなく入換作業中であるため、いつもより長い時間塞がれることが通行者にもわかるようになっています。
今回は13:30ころに東藤原駅を訪れたことから、ちょうど14:10から始まる入換作業が見物できました。
時間が近くなると操車係が機関車に乗り込み、パンタグラフを上げて点検を開始。
こちらのED5081形のED5081+ED5082のコンビは、2003年まで東武鉄道にて貨物列車牽引に従事し、三岐鉄道に移籍してきた車両です。
前回までの撮り鉄で、本線運用に入って無いなぁ~と落胆していたのですが、ここで遭遇出来てラッキーでした。
入換作業の様子は動画で記録したので、こちらでお楽しみくださいませ。
小型電機とはいえ、重連での入換はなかなかの迫力で楽しかったです。
入換作業の見学を終えて東藤原駅を後にし、三岐鉄道での最後の撮り鉄へ。
山城~保々の有名ストレートで、返空セメント列車を撮って〆ました。
3715レ ED455+ED457
青空のもとバリ順でセメント列車を記録することができ、これで悔いなく三岐鉄道を後にできるってもんですね。
というわけで、これにて三岐鉄道沿線での活動は終了。
三岐鉄道は前々から来たかった路線だったのですが、初訪問にしては良き撮れ高が得られたかなと思います。
今回は時間の都合上、白ホキ列車が撮れなかったので、三岐鉄道はそのうち再訪したいですね。