2021年も7月に入り、早くも折り返し地点となりました。
上半期の趣味活動は何度か遠征もこなし、ぼちぼち充実しているかなと思っているので、下半期もコロナの情勢を見極めつつ趣味活動に励んでいきたいですね。
そんな下半期最初の週末となった昨日は、群馬県へとちょいとお出かけ。
お出かけの目的は、上越線 新前橋~渋川の開業100周年を記念したイベントに参加することでした。
このイベントプログラムの一つで、久々にJR東日本の鉄道部品販売が行われたので、それに参戦するのが目的でした。
ですが出物自体がかなりショボく、購入順番のクジ引きも約100番と今回の出物では全く勝負にならなかったので早々に退散。
お仲間さんと久々に顔合わせしただけという、記事を起こす気にもならぬしょっぱい結果に終わりました (^_^;)
そんなわけで予定がすっぽり空いたので、高崎駅に移動して未乗の地方私鉄を乗り鉄することにしました。
高崎駅から下仁田駅までの路線を運行している上信電鉄でございます。
実は高崎駅でも年に1~2度くらい鉄道部品販売が行われるのですが、その会場がちょうど上信電鉄高崎駅の真横であることが多く、前々からちょっと気になっていた存在でありました。
川崎から高崎は上野東京ラインにて1本で繋がってはいますが、時間的・旅費的に気軽とは言えぬ微妙な距離感なので棚上げしていたので、せっかくの機会かと思い全線乗ってみることにします。
さっそく切符を購入・・・の前に、ちょっと撮り鉄をすることに。
回9843レ EF64 1001+オヤ12 1
ちょうどC58 239号機の大宮出場配給に使われた、高崎所属のSL伴走車であるオヤ12の返却回送があったので撮影しておきました。
最初はどっかのエキセンで適当に撮るかと思っていたものの、高崎2番線着なら上信電鉄の改札前から順光で撮れんじゃん!!って気付いたのが、上信電鉄に乗り鉄すっかと思った理由の一つでした。
どこまでも動機が軽い男ですなぁ(笑)
返却回送の入換を見届けあとは、本題の乗り鉄へと移行。
まずは窓口で今回使用する一日フリー乗車券を購入しました。
一日乗車券の値段は2,260円ですが、これは起終点である高崎~下仁田を単純往復したときの運賃と同額であるため、単純往復ならば全線乗り通さないと元を取ることは不可能なので注意くださいませ。
全線乗り通しでも金額的にはトントンですが、専用様式のD型硬券が貰えるので若干の切符オタクを発症している私的には満足でございます。
ラッチ内に入ります。
上信電鉄高崎駅は1線2面の行き止まり式で、0番線が振られています。
ちなみに左側のホームはJRの1番線と物理的に共用していますが、現在1番線は旅客ホームとしては未使用で閉鎖されているため、フェンスで仕切られています。
しばらくすると乗車電が到着しました。
今回お世話になるのは7000形という車両。
前面形状が西武101系っぽく見えたので譲渡車かと思っていたものの、動き出したらIGBT-VVVFの音がしたのであれ?って調べたら、上信電鉄としては31年ぶりの新造車だそうです。
車内はこんな感じ。
沿線には世界遺産でもある富岡製糸場なども点在し観光需要を見越してか、セミクロスシート配列となっており、運転台直後にはワンマン機器が設置されています。
2010年代に製造された車両なので当然冷房車ですが、窓は下段上昇式の2段窓が採用されており、この日のような蒸し暑い日は窓を開けて風を取り込んだほうが快適なので、なかなかいい車両だなと思いましたね。
そんなこんなで高崎駅を出発。
土曜の昼過ぎということもあってか、帰宅途中の高校生がたくさん乗車していて、座席がさらっと埋まる程度の盛況ぶりでした。
高崎駅付近は市街地を通りますが、2駅目の佐野のわたし駅を過ぎると一気に田園風景が広がりました。
上信電鉄沿線にこれといった絶景スポットはありませんが、長閑な風景もまた癒されますね。
上州福島駅では、側線にクハ304が留置。
2019年に運用離脱したそうですが、宣伝の看板替わり?に留置されているそうな。
それにしてはちょっと車体が痛々しいですね。
続いて上信富岡駅では、元JR東日本107系である700形と交換。
上信電鉄へと移籍した700形を見たかったのも理由の1つだったので、とりあえず運用入りしてくれて良かったです。
上述した通り、上信電鉄の車窓は基本的に地方都市の郊外か田園風景が続くのですが、最後の区間である千平~下仁田だけは一変します。
このあたりは鏑川が造り出した「不通渓谷」というちょっとした景勝地らしいのですが、車内からはごらんのように木々に遮られて全く見えません。
もう少し間伐してくれれば車窓から見ることが出来るのですがね。
そんな感じで高崎駅から約1時間で、終点の下仁田駅に到着です。
これで上信電鉄の全線完乗達成です。
このあとは高崎駅へ引き返しますが、折り返し時間を使って駅前を散策することに。
思いのほか長くなったので、その2へと続きます。