前の記事はこちら。
下仁田駅から高崎駅へと戻る道中、一日フリー乗車券の有効活用も兼ねて途中駅で下車して、上信電鉄を初めて撮り鉄することにしました。
この日はそこそこ蒸し暑く、長い距離を行軍する気にはなれなかったので、往路の車中から駅近でロケーションが良さそうな場所がないかロケハン。
いくつか候補がありましたが、西山名駅から山名駅側へ徒歩2~3分ほど歩いた田んぼが一番光線が良さそうだったので、そこで撮影することにしました。
まずは西山名駅から1つめの踏切横で1本目を撮影。
最初にやってきたのは、元JR東日本107系である700形でした。
107系はJR東日本から上信電鉄へ6編成12両が譲渡され、現在はうち5編成が運用されていますが、それぞれに車体塗装が異なっているそうで、今回遭遇した元R7編成の700形第1編成は、クリームとグリーンのツートンカラーが施されています。
2本目はケツ打ちとなるので、ちょっとポジションを変えてサイド構図で。
こちらは元西武101系の500形。
前回の記事にて南蛇井駅ですれ違い、この列車に充当されるのが分かっていたので、派手なラッピングを生かすのを含めてのサイド狙いでした。
踏切横に戻ってシメの撮影。
最後は今日1日お世話になっていた7000形で〆ました。
わずか3本だけでしたが、このあとの行程に事情によりこれにて終了。
上信電鉄の運行本数はデータイムで3~40分に1本程度ですが、上下合わせれば15分に1本くらい撮れるので、長閑な風景に癒されつつ趣味活動に興じるにはちょうどいい間隔だと思います。
今度はツーリングがてらバイクで訪れて、他の撮影地も回ってみたいですね。
車内はこんな感じ。
7000形と違い、107系時代と同じくほぼオールロングシートのままですが、モケットが原型の赤系から青系に張り直され、中央部には液晶式の表示器が吊り下げられたりと、リフレッシュされたなという印象でした。
ただ座面自体は流用しているみたいで、吾妻線あたりを乗り鉄した当時とヘタれ具合も変わらず、腰かけた瞬間にちょっとガッカリさせられました (^_^;)
そんな700形に揺られて高崎駅に到着です。
高崎駅のホームでは、行きでは気付かなかったものを発見。
ホームの端に「電車型待合室」なるものがあったので、ちょっと入ってみます。
中はこんな感じ。
この休憩室は、2013年に廃車となったデハ203を再利用したもので、JR東日本から譲り受けた回転式リクライニングシート(元211系グリーン車?)や自販機が設置されているフリースペースとなっています。
ただし訪問時はコロナ対策のため座席部分は閉鎖されており、実質自販機しか利用できませんでした。
といった感じで、3回に渡ってお届けした「初めての上信電鉄」シリーズはこれにて終了です。
ちょっとした暇つぶしで訪れたのですが、思っていた以上にかなり楽しめたので、また機会があれば撮り鉄中心で再訪したいかなと思います。
このあとはJRに乗り換え、高崎周辺でもう1つ気になっていたスポットを訪問します。