前の記事はこちら。
折り返し列車の発車まで20分ほどあったので、ちょっと駅前を散策してみることに。
まずは下仁田駅舎をパチリ。
下仁田駅舎は、かなり味のある木造駅舎です。
駅舎内の様子。
外観も内装も、昭和時代の地方駅の面影がそのまま残っているようです。
この空間が醸し出す「匂い」は、鉄道博物館やドラマのハリボテでは再現しきれないでしょうね。
駅舎を出て周辺をぷらつくと、駅側線の反対側に出ました。
側線にはサビサビの有蓋貨車が置かれていました。
かつて上信電鉄ではセメントや石灰などの貨物輸送が行われており、それに従事していたものでしょうかね。
その隣には保線用のモーターカーと貨車も置かれていました。
発車時刻が迫ってきたので、改札を通ってホームに戻ります。
こちらにも貨物輸送の名残と思われる、貨物用ホームと倉庫が残っていました。
上信電鉄の貨物列車は1994年に全廃されたそうですが、叶うなら当時にタイムスリップしてこの目で見てみたいものであります。
最後に駅名標を記録。
上信電鉄の柱用駅名標の最下部には「上毛新聞」の広告が付いています。
我が故郷 JR北海道の柱用駅名標の最下部には「サッポロビール」の広告が国鉄時代から取り付けられていましたが、このたび取りやめになると報道されています。
道産子な私にとって、サッポロビールの広告無きJR北海道の駅名標など考えられなかったので、この報道を耳にしたときは悲しくなりました・・・。
上信電鉄沿線の方々がこの上毛新聞の広告に愛着があるかは分かりませんが、長く残ってほしいものであります。
下仁田駅に20分ほどの滞在したところで、折り返し列車が出発。
乗車率は私を含め3名ほどでした。
往路では景色を堪能していましたが、復路では列車内から途中の駅なども観察してみます。
途中駅もローカル私鉄らしい長閑な駅が多くて好いですね。
こういった駅でのんびり列車を待つのもオツなものではないでしょうか。
南蛇井駅では、ちょっと派手なラッピング車両と交換。
上信電鉄120周年記念の車両のようで、ぐんまちゃんと鉄道むすめの「富岡しるく」がデカデカと貼り付けられていました。
高崎駅へ戻るには時間が早すぎたこともあり、フリー乗車券を有効活用して途中の西山名駅で下車しました。
乗り鉄だけでは物足りなかったので、西山名駅から歩いて行ける場所で撮り鉄をすることにしました。
その模様は次回に続きます。