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芋臨のあとは、本遠征最大のお目当てであるキハ283系の撮影へと移行します。
前回は早来駅で芋臨を撮影しましたが、実は芋臨を追いかけるようにキハ283系充当の「おおぞら」が上ってきていたので、急ぎ石勝線沿線へと移動。
まずは駒里信号場近くの牧場地帯で一発目の撮影です。
4004D「おおぞら4号」
私が北海道に住んでいた15年ほど前「スーパーおおぞら」といえば基本は6両でしたが、閑散期でも7~8両への増結は当たり前、繁忙期となれば10両編成も珍しくない長編成な列車でした。
しかし、石勝線と並行するように道東自動車道が開通して利用者は少しずつ減少、さらにはコロナショックにより大打撃を受け、現在はかつての栄華は見る影も無く5両編成が基本となっています。
しかも来年の改正ではさらに減車が進み、なんと閑散期だけとはいえ「オホーツク」「宗谷」と同じく4両になるらしく、こんな凋落した「スーパーおおぞら」の未来、自分を含め15年前では誰一人想像できなかったでしょう・・・。
そんな意味を込めて、あえて右余りの構図で撮影してみました。
このあとは道東自動車道で一気に東へと移動し、北海道の東西を二分する日高山脈へと分け入ります。
が、その前に由仁PAで小休止することに。
小さいPAですが、露店が出ていたのでフランクフルトを購入。
ハーブ入りかつなかなか肉肉しくて、小腹を満たすにはちょうど良かったです。
さらにドッグランも併設されていました。
大きいワンコと小さいワンコでスペースが分かれているのが良いですね。
そんなこんなで占冠町まで移動。
「東占冠入口」の矢印標識が、JR北海道の踏切で見られる非常ボタン標識の再利用な点が、変わり者の私にとっては堪らなく好いですねぇ~。
4006D「おおぞら6号」
JR北海道の在来線特急の愛称は、JR北海道初の新系列である785系に授けられた「スーパーホワイトアロー」以降、キハ183系時代の「スーパーとかち」を除き「JR型はスーパー付き」「国鉄型はスーパー無し」と区別されていました。
しかしキハ183系があらかた淘汰され区別の意味が無くなったので、2019年春改正で「スーパーおおぞら」も「おおぞら」へと改称、それ以来北海道に来ていなかったので「スーパーじゃないおおぞら」のヘッドマークは初めて見ました。
ちなみに「スーパーなおおぞら」だったころのヘッドマークがこちら。
「SUPER」の表記が無くなった以外は大差ないんですが、この赤文字がアクセントになっていたこともあり、どこか違和感を感じてしまいますね。
まあキハ283系の歴史から鑑みれば「スーパー」が付いていた時間のほうが圧倒的に長いので、無理もないとは思いますが。
といった感じでキハ283系の撮影はこれにて終了。
次回も石勝線沿線で撮影を続けます。