川崎鶴見鉄道録

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ロイヤルエクスプレス北海道クルーズを撮る その1 初秋の北海道撮り鉄遠征⑨

前の記事はこちら。

初秋の北海道撮り鉄遠征、連載9回目にしてようやっと表向きのメインであります「ロイヤルエクスプレス」の撮影が始まります(笑)

 

今回の北海道クルーズは札幌駅を11時前に出発するダイヤとなっており、ガッツリと追いかけようと思えば千歳線内から撮影可能ですが、私はキハ283系や「芋臨」を優先したため石勝線内から参戦します。

昨日は紅葉の色付きを気にしながら沿線をロケハンをしたものの、さすがに時期が早すぎてイマイチだったので、定番の楓信号場で初陣を飾ることにしました。

 

私は30分ほど前から待機していましたが、札幌方面から追っかけて来たであろう方々が続々と集結し、最終的には15名ほどの陣容に。

一応期間限定のネタ列車ではありますが、すでに何度も運転実績があるためか思ったほどの人出ではなく、ちょっと肩すかしを食らいましたかね。

 

定刻から少々遅れて、黄色い機関車がスノーシェッドをくぐり接近してきました。

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9001レ「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~ 」DE15 1542+DE15 1545+マニ50+伊豆急行2100系

 

客車たる伊豆急2100系は直流専用電車ゆえ、非電化区間はもちろん北海道内の電化区間もオール交流なため自走不可能なことから、わざわざ専用の機関車と電源車を用意するという手間をかけてまで実現した、この北海道クルーズトレイン。

牽引機は除雪用の機関車であるDE15の重連で、その次位には電源車であるマニ50形が続きます。

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こちらのマニ50、もともとはJR東日本の水戸支社のジョイフルトレイン「リゾートエクスプレスゆう」の電源車として活躍していたもので、JR時代は「ゆうマニ」という愛称で親しまれていたことをご存知の方も多いでしょう。

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相方の「リゾートエクスプレスゆう」が2018年に引退しゆうマニもお役御免と思いきや、まさかの北海道クルーズトレインを支える存在になろうとは驚きでしたね。

伊豆急に転身後は新たな相方である「ロイヤルエクスプレス」と同様、お馴染みの水戸岡鋭治の手によってお色直しが行われました。

 

その後ろには、主役である「THE ROYAL EXPRESS」が続きます。

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「THE ROYAL EXPRESS」はもともと8両編成ですが、有効長の関係か5両に減車されての運転となりました。

 

真っ黄色の機関車重連+真っ白の電源車+真っ青の電車という、ぶっとんだセンスの編成美は賛否両論ありますが、初めて実物を見た私の感想は「否」ですね (^_^;)

2100系自体は青基調の車体に丸みを帯びた屋根を持ちまるで24系のような外観で、パンタグラフは使用しないため渡道前に取り外されたこともあり、さながらブルートレインのようにも見える美しさなのですが、それ以外の2種とのバランスはどうもチグハグな印象を持ちますねぇ・・・。

本遠征で数人の同業さんとお話しする機会がありましたが、少なくとも称賛した人は誰もいませんでした(笑)

 

そんなロイヤルエクスプレスは、楓信号場で5分ほど運転停車します。

というわけで信号場は撮影会モードへ。

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普段は自力で動くのでスカートを履きますが、今回は機関車や電源車と連結するためスカートを撤去しジャンパ管むき出しの状態で走ります。

その顔・色・ジャンパ管の垂れ下がり具合が、なんとなくドラクエホイミスライムっぽく見えるのは気のせいでしょうか・・・。

 

そんなホイミスライム・・・改め「ロイヤルエクスプレス」は楓信号場で「とかち」と列車交換します。

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36D「とかち6号」

今回楓信号場を選んだのは、この交換シーンを撮影するためでした。

普段の東海道線内ではJR北海道の車両とはまず遭遇しないので、これも異地域への出張時ならではの光景ですね。

 

列車交換を終えて「ロイヤルエクスプレス」もゆっくりと出発していきました。

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過去にそれなりの人出があったのか、JR北海道の保線員と警察官もやってきての警戒態勢でしたが、この日はキャパに対して余裕があり特に混乱も無く、保線員さんが列車の遅れを教えてくれたりと終始まったりムードでの撮影でした。

いつもこんな感じで撮影出来ればいいんですけどねぇ~。

 

といった感じで楓信号場での撮影は終了。

このあとは東へ向かった「ロイヤルエクスプレス」を追いかけて、私も十勝地方へと移動します。