川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

紅葉し初めの石勝線にて 初秋の北海道撮り鉄遠征③

前の記事はこちら。

キハ283系を撮影した後も、引き続き石勝線沿線で撮影を続行します。

 

今回の舞台となる石勝線ですが、実は「新夕張以西の旧夕張線区間」と「新夕張以東の新規開業区間」の大きく2つに分かれます。

前者は明治時代に夕張炭田の開発に合わせて開業した古い路線に対し、後者は根室本線に変わる石狩地方と十勝地方を結ぶための高規格短絡線として1981年に開業した比較的新しい路線で、その生い立ちの違いから沿線の環境や設備も大きく異なります。

 

前者は歴史ある路線なので沿線には多少の人家や踏切が点在し、線路端に近付くことが比較的容易なので撮影地もちらほら存在しております。

一方の後者は、智頭急行北越急行などJRと直通する高規格3セクの先輩格にあたるような路線で、北海道最大の山脈である「日高山脈」を長大トンネルや橋梁で一気に貫き、かつ道路とも立体交差化され踏切も極力排されているため、線路端にアクセスする道路も駅や信号場付近を除きほとんどありません。

そのため100km弱の路線長に対し撮影地は意外と限られており、その数少ない撮影地も駅や信号場の近くが大半というのが特徴です。

 

普段の石勝線であればそれでも特に問題ありませんが、今回は注目度が高い「ロイヤルエクスプレス」ということもあり、その限られた撮影地に撮り鉄が集中することは確実な情勢。

それに加え、度が過ぎた撮り鉄により列車の運行が妨げられることを防ぐため、一部の信号場などは閉鎖措置が取られているという情報を事前に得ていたので、翌日の「ロイヤルエクスプレス」撮影に備え事前にロケハンをすることにしました。

 

そんなロケハンの最中、滝ノ沢信号場~ホロカ信号場の鵡川に架かる橋梁で良さげな場所を見つけたので、ここで貨物と「おおぞら」を撮ってみることにしました。

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2070レ DF200-61

このあたりは石勝線でも最も標高の高い地帯で、同じ沿線でも追分や夕張当たりはまだまだ木々は緑色だったものの、占冠トマム周辺は少し紅葉が色付き始めていたという感じでした。

 

続行の「おおぞら」は少しポジションを変えて撮影。

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4008D「おおぞら8号」

そこそこの雨が降り出しガクッと露出が下がったので、逆手にとってスローシャッターで車体を流したのですが、ちょっとスロー過ぎましたかね。

 

ちなみに今回は石勝線と並走する道道126号線から撮影したのですが、その道道にはこんな標識が立っておりました。

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道産子な私は、こんな看板を見ると「北海道に帰ってきたなぁ~」なんてのんきな気持ちになる反面、車外へ出るときはクラクションを鳴らしたうえ熊鈴を装備し、警戒体制を敷いておりました。

鹿ならどうってことないですが、こちらのお方は「対峙したら終わり」なので、十分にご用心くださいませ・・・。

 

あらかたロケハンをして翌日の撮影地を決めたところで終了。

本日の宿泊地は苫小牧市なので西へと戻りますが、その途中に気になっていたスポットに立ち寄ります。