先週のことになりますが、所用で仙台へと出向いておりました。
そのなかで空き時間を利用して石巻市まで足を運び、東北地方の名物列車の一つである「石巻貨物」を撮影してきました。
石巻貨物自体は、当ブログでも度々取り上げたことがある列車です。
東北遠征の振り返り。
— かわつる (@kawaturu12) 2021年8月31日
今回は石巻貨物です。
この日のDE10運用には、未撮影だった国鉄色1591号機が充当。
ついでにDD200トップにも遭遇しました。
ただお天気は微妙で、石巻線への遠征はこれで3回目ですが、1度もまともに晴れたことがありません😥
はやくバリ晴れフルコンをゲットして卒業したい… pic.twitter.com/fkXeI9ixh5
私は過去3回、石巻貨物を撮影しに遠征したことがあるのですが、なぜか1回も晴れたことが無いという、私の弱小な天気運を象徴するかのような結果が続いている相手。
それゆえに、年始の記事でも「今年のやりたいこと6選」のなかにあげてリベンジを誓っていた被写体であります。
現在の石巻貨物は仙台DE10が1運用、愛知DD200が2運用を担っていますが、今春のダイヤ改正でDE10運用がDD200へと置き換えられる噂もあります。
そこにタイミングよく仙台へ行く用事が出来たので、これを逃す手は無いねぇだろ!!と思いまして、なんとか時間を捻出して撮影を敢行することに。
そんな「因縁の相手」である石巻貨物に完全決着をつけるべく奮闘した記録を3回に渡ってお届けいたします。
まずはDE10充当列車の1本目である1655レから狙います。
1655レは始発駅の仙台貨物ターミナルからDE10が充当されますが、東北本線内の仙台~小牛田間はEH500と異種重連を組むのが特徴であります。
しかし今回は早朝に所用があったので、10時からレンタカーを手配して仙台駅を出発するスケジュールを組んだため、東北本線区間の撮影は断念することに。
仙台からの移動時間も考慮し、佳景山駅近くのストレートで撮影することにしました。
この日の宮城地方は「曇り時々晴れ」という、些細な雲の流れが明暗を左右する天候でありました。
撮影場所に到着すると・・・
ところどころ青空は見えるものの太陽は雲に隠れるというビミョーな状況で、まさに「天運」が試されるコンディションなのですが、そもそも天から嫌われているから3回も曇られているわけですからね (^_^;)
初戦にして負け戦ムードが漂っております・・・。
そして通過時刻になり真横の踏切が鳴り出したのですが、それと同時に上空を覆っていた雲が抜けはじめ、線路が徐々に照らされ始めました!!
来い!来い!!来い!!!来いやぁぁぁ!!!!
と心の中で念じ続けた結果・・・
1655レ DE10 1729
4度目にしてバリ晴れフルコンゲット!!!!
2019年に初めて遠征して以来、3年かかってようやく晴れカットが撮れました。
いやぁ~、この1枚を得るのに長かったこと・・・。
この日充当されたのは、昨年3月に東新潟機関区から仙台総合鉄道部へ転属して来たばかりの1729号機で、私としても初めて撮影する機体なのですが、1エンド先頭で文句なしの光線、積載で撮れたのはラッキーでありました。
おそらくご一緒した3名の中に、私の不運を吹き飛ばすほどの晴れ男な方がおられたのでしょう(笑)
このあと1655レは石巻駅でスイッチバックのため1時間停車するので、その時間を利用してランチタイムへ。
なぜか無性にラーメンが食いたかったので、仙石線矢本駅付近にあったラーショで一杯いただくことに。
ネギラーメン中盛を発注。
個人的にラーショは背脂無しのほうが好きなのですが、普通に美味かったです。
腹を満たした後は、石巻港駅入口にある踏切へと移動。
そこにはちょっと予想外の光景が広がっていました。
3年前の2019年に来たときは無かった道路が、いつの間にか線路の上を跨ぐように建設されていました。
まあ正確に言うと、前回時点では線路横のコンクリート部分の基礎工事をしていたのですが、それから2年半経って線路の上に橋が架けられ両サイドの盛土もほぼ完成まで漕ぎつけているようですね。
この角度から撮る分には鬱陶しくなりましたが、よく見ると歩道のようなものが作られており、もしかしたら完成後は石巻港駅を小俯瞰できる格好の撮影地に化けてくれるんじゃないかと期待しております。
そんな道路をバックに、1655レを迎え撃ちます。
1655レ DE10 1729
こちらでは残念ながら曇ってしまいました・・・。
そのまま石巻港駅へと吸い込まれていきました。
これにて1655レの撮影は終了。
このあとは石巻港駅の入換作業を見物します。