川崎鶴見鉄道録

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「日本製紙 岩沼工場専用線」を初訪問する その2 2021夏の東北遠征⑩

前の記事はこちら。

岩沼駅の「日本製紙 岩沼工場専用線」見物、続いては到着列車の記録に移ります。

 

出荷便の入換作業終了後、専用線側は30分ほど小休止へ。

その間に岩沼駅側では入換作業があったようで、しばらくすると先ほど出荷便を岩沼駅へ運んだEH500が、今度は到着便の貨車を牽いて授受線へと戻ってきました。

出荷便は空コキも目立ちましたが、こちらはほぼフルコン状態ですね。

 

専用線側いっぱいの位置に停車後、カマを切り離します。

 

いったん専用線へ引き上げたのち転線し、機回しを行います。

EH500の仕事はここまでのようで、そのまま岩沼駅へと帰って行きました。

 

EH500がいなくなったあと、今度はスイッチャーが再始動。

貨車を工場へ運ぶため、機回しを行い連結作業を開始。

この専用線は編成が結構長いようで、この日は15両くらいありました。

小ぶりなスイッチャーが長大な貨車を牽くのは、なかなか画になりますね。

 

連結作業を終えたところで、私は走行写真を撮影すべく国道4号線跨線橋の下にある踏切へと先回りします。

10分ほど待機していると、ゆっくりとした足取りで列車が姿を現しました。

 

そしてなぜか列車が踏切手前で停止。

この専用線には踏切がいくつか存在しますが、実はここを含む半分以上が警報機・遮断機が無い第四種踏切となっています。

そのため第四種踏切のうち見通しの悪い場所?を通過する際は、安全のため一旦停止して作業員が踏切を封鎖するようです。

 

道路に作業員が立ち、安全を確認したあと列車がゆっくりと踏切を通過。

 

貨車の中間にも作業員が乗っていました。

普段見慣れているコキも、この距離で見るとなかなかの迫力ですね。

 

そのまま工場へと向かっていきました。

 

といった感じで、日本製紙 岩沼工場専用線の見学はこれにて終了です。

兼ねてより来たいと思っていた専用線で、一通りの作業風景を見ることが出来て満足はしたのですが、天気だけはイマイチだったので、今度は工場からの出荷便を順光で撮れる午後便狙いで再訪したいと思います。

 

このあとは仙台臨海鉄道へと向かう予定でしたが、ふと「貨物ちゃんねる」で石巻貨物のカマ運用を調べたところ、当時1運用だけ残っていたDE10運用に国鉄色の未撮影機が充当されていることが判明!!

というわけで急きょ予定を変更し、石巻貨物の撮影を行うことにします。