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引退間近のキハ85系撮影、前回は関西本線内で「南紀」を撮影しましたが、続いては高山本線の特急「ひだ」を撮影します。
ただすでにお昼を回っていたこともあり、下呂市や高山市といった高山本線らしい情景タップリな区間へ足を延ばすことはできません。
というわけで今回は、その手前の平野部の最北端に当たる中川辺~下麻生の定番ストレートへと向かいました。
まずは普電で構図確認。
4716C
左スカのLED幕ぶった切れなひどい出来ですが、これも本番への捨て石である練習電の宿命でございます。
このP3編成になにかあったとき、もうちょっと真面目に撮っておけばよかった!!と後悔する日が来るかも・・・まあ来ないでしょうな(笑)
そんなキハ25系を犠牲にして、初日のド本命を撮影。
32D「ひだ12号」
今回のお目当ては、キハ85系のなかでも在来線気動車特急で最長となる10両編成を組んだ姿でございます。
「ひだ」は上り側では名古屋・大阪編成を連結したり、下り側では富山行き付属編成を連結する関係で、日常的にわりと長編成を組む列車ですが、お盆休みやGWなどの大型連休期間は最長10両編成を組むことが知られております。
キハ85系自体は何度も撮影済みですが、この10両編成を組んだ姿は未だ見たことが無く引退前に撮っておきたかった存在ゆえ、ようやっと撮影することが出来ました。
ちなみに「ひだ」以外の気動車特急で10両編成を組むのは、現在のところJR北海道の「北斗」「おおぞら」などで活躍するキハ261系1000番台だけです。
ただこちらはご存知の通り、コロナ禍による乗客減のほか、様々な不祥事や高速道路の整備などによる「JR北海道離れ」の影響もあって、近年は10両編成を組む機会はほぼ無いので、現在は事実上「ひだ」に限られると言っても良いでしょうね。
そんな在来線最長な10両編成の「ひだ」ですが、実は鉄道移動だけだと前回の撮影地からこのストレートにたどり着くのは結構厳しくて、当初は別の場所で駅撮りを考えておりました。
それが紳士なブログ友さんとジョイントさせていただいたおかげで、より好条件のショバにてド本命の列車を撮影することが出来たのです。
今回のジョイント、ほぼ私の趣向をゴリ押しして運転だけはお任せという性悪っぷりだったんですが、紳士な御仁は(たぶん)快く車を走らせていただきました。
いやはや、懐の大きい紳士なお方でございます。
このあとはちょっと場所を変えまして、もう一発キハ85系を狙います。