前の記事はこちら。
「かもめ」に乗って、ついに長崎駅までやってきました。
当時は西九州新幹線開業まであと1か月といったところ。
そんな新幹線開業直前の長崎駅を色々と見ていきたいと思います。
長崎駅の新幹線ホームは在来線の真横に建設されました。
運が良いと隣の番線に新幹線の試運転列車が停車し「新旧かもめ」の競演が見られたそうですが、残念ながらこの日は実現せず。
そして隣の番線には、こちらも新幹線開業で見納めになるものが。
なんと観光特急「36ぷらす3」が停車していました。
この列車は787系で運転されていますが、前回の記事で触れた通り新幹線開業に伴い肥前浜駅~長崎駅の電化設備が運用停止・撤去されたあおりを受けて、現在は長崎駅へ乗り入れることが不可能となりました。
ちなみに現在は、佐世保駅へ乗り入れるルートへ変更されています。
ホームから階段を下りて在来線コンコースへ。
長崎駅は西九州新幹線開業を見据え2020年3月に高架駅へ生まれ変わりました。
当時はまだ運用開始から2年ほどと、まだまだピカピカでした。
発車標をパチリ。
在来線用発車標に表示される「かもめ 博多」は過去帳入りしました。
当時は特急用の発車標が設けられていたものの、新幹線開業後は無用になったはずですが、まだ残っているのでしょうかね?
在来線と新幹線の乗換改札口は、駅事務室を1つに集約するためコンパクトにまとめられています。
開業間近ということで、自動改札機はプチプチで梱包された状態で据え付けられていました。
仕切り壁の隙間から新幹線コンコースの中もチラリ。
おそらく在来線高架化工事と一緒に造ったので、意匠は在来線側と同じです。
改札口を出て、今度は新幹線改札口の様子を見物。
こちらも自動券売機がすでに設置され、準備万端といった感じでした。
コンコースは東西自由通路も兼ねた造りになっています。
個人的には旭川駅っぽいなという印象を持ちました。
続いては駅前広場の様子を観察。
現在長崎駅の東側は再開発工事が行われています。
当時は更地に近い状態でしたが、それから1年が経過し工事が進んで2023年11月10日に新駅ビルがオープン予定だそうな。
もともとこの場所には地上駅時代の駅舎やホームがありました。
いずれも2008年2月撮影
長崎駅には14年ぶりに来たのですが、当時の面影はありませんね。
最後に駅名看板を撮って終了です。
まさか前編の大雨による計画変更の結果、長崎駅まで来ることになるとは・・・。
それでも新幹線開業前の姿を見納め出来て良かったです。
長崎駅到着をもってリベンジ編の予定はすべて無事終了し、このあとは自宅のある川崎市へと帰路に着きます。
そして前編から通して延べ9日間、連載71回に渡った「山陰本線 全線踏破の旅」も、次回ようやく完結です。