川崎鶴見鉄道録

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西九州新幹線開業前の列車表示を記録する リベンジ! 山陰本線 全線踏破の旅 3日目③

前の記事はこちら。

 

吉塚駅と香椎カーブでの撮影を終えて、博多駅へと戻ってきました。

今回は博多駅で駅撮り・・・ではあるのですが、お目当ては車両そのものではなく方向幕や発車標の表示であります。

 

西九州新幹線開業で最も大きな影響を受けるのは、あえて言うまでも無く長崎・佐世保方面の特急なわけですが、その大半の始発駅がここ博多駅です。

ゆえに特急列車も長時間停車するし、発車標の表示内容も途中停車駅が長めに表示されしと、そういった記録をするに都合の良い場所となります。

一応ワタクシは部品鉄でもあり、サボや方向幕などをメインに収集していることもあって、そういった表示系を記録するのも趣味の一つなので、今回は西九州新幹線開業前の色々な列車表示を記録したいと思います。

 

長崎特急が発着する4番ホームへ行くと、さっそく「ハウステンボス・みどり」と「かもめ」の表示がありました。

佐世保行き「みどり」ハウステンボス行き「ハウステンボス」は、西九州新幹線開業も基本的にはかわらず運転され続けています。

しかし新幹線接続特急「リレーかもめ」が武雄温泉駅まで佐世保線を走るのと、「みどり」の一部も新幹線へ接続することから、列車号数が「みどり」と「リレーかもめ」が共通連番で振られるようになったので、上の表示のように両列車の号数がバラバラにならなくなりました。

関東でいうと「あずさ」「かいじ」の関係と同じようなもんですかね。

 

そしてこの日の「ハウステンボス・みどり8号」は車両面でも興味深い構成に。

なんと「みどり」編成をハイパーサルーン色のCM5編成が代走しておりました。

現在CM5編成を始めとするハイパーサルーン色車は定期運用が無く代走でしか見られないので、いいタイミングで遭遇できましたね。

 

連結部もパチリ。

なかなかの変態連結ですねぇ~。

 

ちなみに5年前の福岡遠征では、逆パターンであるハイパーサルーン代走ハウステンボス+みどり編成に出会っておりました。


2017年9月撮影

このときはハウステンボス編成のリニューアル時期だったことから、わりと頻繁に代走していたみたいですね。

期せずして、両パンターンを記録できてラッキーでしたな。

 

続いて車両の方向幕を記録。

まずはCM5編成の「みどり」から。

現在「みどり」には、武雄温泉駅で西九州新幹線に接続する列車としない列車がありますが、する列車には「みどり(リレーかもめ)」という2列車併記の表示がされているそうな。

佐世保民に配慮して?佐世保行き列車は絶対「みどり」の名を外せないのと、「かもめ」「リレーかもめ」で1列車とする運用上の制約を両立した妥協の産物感をぬぐえない、なんだかややこしいことになっているようですね。

ちなみに接続しない列車では、今でも上の「みどり」単独表示が見られるようです。

 

ついでにハイパーサルーンのロゴ回りも。

個人的にJR九州の特急車両で一番好きなのは、885系かこの783系ハイパーサルーン色ですかね。

最近の九州車はハデハデコテコテのドぎつい色彩が目立つので、ステンレス地をうまく生かしつつほどよく個性を主張するバランスが好みです。

 

一方の併結相手である「ハウステンボス」の方向幕。

週末を中心に混雑する「ハウステンボス・みどり」の併結列車は、基本的に新幹線と接続しないよう考慮されているので、この方向幕も健在のようです。

ただ(リレーかもめ)入り方向幕も準備はされており、いずれ日の目を見ることがあるやもしれません。

 

続いて発車するのは、ダイヤ改正のメインである「かもめ」です。

現在は「リレーかもめ」という列車名に変わりました。

博多駅で「かもめ」の表示が見られるのは、西九州新幹線が全通し新幹線として博多駅に乗り入れ復活するまでお預けとなりましたが、そのときは新幹線用の発車標に表示されるので、在来線ホームでは過去帳入りしたと言っていいでしょう。

 

そしてもう一つ過去帳入りしたのが途中停車駅の表示。

まず新幹線開業により経路を外れた「肥前鹿島」「浦上」、それと同時に駅名を「江北」へと改名した「肥前山口」も表示されることが無くなりました。

ちなみに「諫早」は新幹線駅も設置されたので、今も博多駅で見ることが出来ます。

 

続いて車両の方向幕を記録。

この列車には885系が充当されていました。

このときはシンプルな表示でしたが、現在は「武雄温泉駅で新幹線かもめに接続」という表示が追加されています。

885系のLED方向幕は結構大型ですが、それが生かされているようですね。

 

「かもめ19号」の出発を見送り、今度は駅設備を観察。

まずはホーム上に置いてあった自由席特急券券売機。

現金式とICカード式の2種類が併設されています。

 

現金式は食券の券売機みたいなスタイル。

肥前山口」の駅名や、直接特急が停まらない「浦上」の設定は無くなったのと、「長崎」「諫早」の料金も変わっていると思います。

 

こちらはICカード専用式。

今気づいたのですが、なぜかこちらには2000円以上の区間が載ってませんね。

画面では選択できるのか、口座設定が無いのかどっちだったのかな?

 

続いて改札口の発車標をすべくコンコースへ。

改札口の真正面に、新幹線開業の広告がドドンと掲示されていました。

 

そして発車標をパチリ。

レイアウトは変わって無いようですが、こちらでも「かもめ」の表示は過去帳入りとなりました。

 

最後は「みどり11号」でも撮るかとホームに上がったら・・・

なんと朝出会ったCM35編成ではないですか!!

先ほどのCM5編成といい、まさか2連続でハイパーサルーン色に出会うとは。

 

CM35編成は方向幕が幕式なので、改めて方向幕を撮影。

やっぱ方向幕は幕式じゃないとねぇ~。

本当は783系の方向幕も欲しいのですが、かなり値が張るため貧乏サラリーマンのワタクシは手が出せずにおります (^_^;)

 

 

といった感じで博多駅での列車表示記録タイムはこれにて終了。

このあとは再び撮り鉄を行います。