川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

富山地方鉄道の路面電車を撮る②

前の記事はこちら。

 

前回は富山地方鉄道の紹介で終わってしまいましたが・・・、今回から本題の撮り鉄記録へと参ります。

まずは富山駅南口の目の前にある交差点へ。

今回はこの交差点で撮影します。

 

撮影の前に、富山地方鉄道路面電車の路線図を。


富山地方鉄道ホームページより

富山駅から南へ延びる路線は、富山大学前へ延びる路線、南富山駅前へ延びる路線、そして富山市中心部を反時計回りする環状線で構成され、さらにそれが相互・かつ北側の旧ライトレールにも乗り入れています。

なので合計6系統が設定されており、初心者にはちょっと複雑な運用と言えるんじゃないでしょうか。

ですが今回の駅前交差点は全列車が通過するポイントゆえ、何も考えずとも南側系統に入っている車両を漏れなく回収できるという、所用ついでで時間の限られた撮影時には格好の場所なのであります(笑)。

 

カメラをセットすると、さっそく富山駅から2列車同時に出てきました。

富山駅出口の線路は、直進側と左折側が同時に信号待ちできるようになっているので、タイミングが合えばこんな感じで並びます。

さらに今回は7000形同士で並んだのでラッキーでしたね。

 

まずは左折する南富山駅行きが発車。

富山県警察とのコラボ塗装車「パト電車」が出てきました。

 

間髪入れず、富山大学前行きの車両が出発。

こちらが7000形の標準色となります。

正式には「富山大学前」のはずですが、方向幕は省略表示なのですね。

 

お次はちょっと新しい車両が登場。

7000形初期車の置き換えのために製造された8000形です。

昔の路線バス車両のような折戸両開きなのがちょっと珍しい気がします。

 

8000形と同時に出て来たのが、富山地鉄の最新車両。

前2種とは明らかに世代が違うこちらの車両は、2010年に登場したT100形。

路面電車用低床車両の一大勢力であるアルナ車両リトルダンサー」シリーズの1つで、兄弟車両が全国で活躍しています。

また富山港線へも入線する関係で、路面電車用の車両ながらATSを搭載しているのも特徴ですね。

 

そして次に現れたのが今回一番撮りたかった車両

こちらの7018号車は、唯一7000形の原色を纏う車両です。

いい光線で撮れてラッキーでした。

 

続いても7000形なのですが・・・

屋根に「タウンワーク」の広告看板を付けた車両でした。

路面電車の広告といえば車体へのペイントなどが多いですが、車体は標準色のままで屋根に看板を付けるスタイルは珍しいですね。

 

次は広告車両がカーブで並びました。

ここの交差点は、こんな感じでカーブ側の複線が同時に走るように信号制御されているので、富山駅から出て来た車両が2両並んでも同時に出発することはありません。

 

そのあとT100形が出発。

全労災のラッピングが施されていました。

方向幕もLEDだと「富山大学前」とフルネームになるのですね。

 

続いても低床車が登場。

こちらは旧富山ライトレールが導入した0600形です。

富山地方鉄道富山ライトレールの統合後、富山地方鉄道へ移籍してT100形などと共通で運用されています。

 

先ほどケツ打ちした富山米塗装の7000形が折り返してきました。

なかなかインパクトのある広告ですね。

 

続いてこちらも広告塗装の8000形。

このあたりで、左下に写り込んでいる交差点南側のビル影が幅を利かせてきて、構図が大分窮屈になってきました・・・。

 

そう思い始めたころ、富山大学前から7000形原色が戻ってきました。

 

ちょっとポジションを変えて、南富山駅前へ向かいところをパチリ。

 

といった感じで、富山駅前交差点での撮影はこれで切り上げることに。

ですがまだ時間があるので、ちょっと場所を移動して撮影を続けます。