昨年GWに敢行した北陸・紀伊遠征を連載しておりますが、それをいったん中断して別の連載をしたいと思います。
皆様ご存知の通り、先日3月16日に北陸新幹線 金沢~敦賀間が延伸開業しました。
私も乗り鉄の気がありますが、ラストランとか、一番列車に乗りに行くようなタイプではないので、開業の様子は報道やSNSなどを通じて自宅から見るつもりでした。
・・・ところが開業3日前になって、突然富山への所用が舞い込んできました。
富山へ行くだけなら長野回りで向かうのが最短ですが、どうせなら開業したての新幹線に乗るか!ということで、行きは米原経由、帰りは長野経由の形でぐるっと1周するように富山へ向かうことに。
てなわけで、期せずして開業翌日の北陸新幹線へ乗り鉄することになったので、その記録を数回に分けて綴っていきたいと思います。
今回は米原で下車するので、久々に「ひかり」での旅立ちです。
シウマイ弁当で朝飯。
お決まりのルーチンでございます。
2時間ほどで米原駅に到着です。
開業翌日ということもあり、同業さんがいるかなと思いきや、あまり乗り鉄の姿は見かけませんでした。
ですが在来線ホームへ移動すると、さっそく北陸新幹線延伸を実感する光景が。
延伸前は敦賀止まりの列車は存在しなかったので、新幹線がもたらした変化と言えるでしょうな。
たまたま停車していた「しらさぎ1号」には、元北越急行車である681系2000番台が充当されていました。
新幹線開業により、在来線特急「サンダーバード」「しらさぎ」の運転区間のうち金沢~敦賀が短縮され、その分だけ運用に余剰が生じるはずですが、今のところ能登半島地震で被災したW08編成以外の廃車は無いようです。
ただこのまま全車両を北陸特急用に抱えておくとは思えないので、特に681系は去就が気になるところであります。
このまま「しらさぎ」の乗り換えて敦賀へ・・・と思いきや、米原駅で途中下車します。
本遠征の目的は新幹線の乗り鉄ですが、ストレートに向かうと早く着きすぎてしまうので、ちょっと米原界隈で撮り鉄してから向かうことにしました。
そして今回はゲストの方と合流。
当ブログの関西遠征といえばこのお方「なんばポヤシさん」でございます。
3日前に急遽決まったので直前の打診となりましたが、快くジョイントに応じていただきまして、毎度ながら感謝しきりであります。
米原駅前で氏と合流し、最初は私が近江鉄道を撮りたい!とリクエストしていたので、沿線へと繰り出します・・・の計画でしたが、この日の関西地方は生憎小雨交じりな曇天となり、沿線撮りしてもパッとしないなぁ~と思っておりました。
そんなことを氏に愚痴っていると、近くにオススメスポットがあるということで、提案に乗っかる形で向かうことに。
てことでやってきたのがこちら。
近江鉄道初心者な私は、この駅の存在自体を全く知りませんでしたが、登録有形文化財および、近畿の駅100選にも選ばれるほどの有名駅だそうな。
昔は貨物営業もしていたのですね。
さっそく駅舎へ入ってみます。
1931年の開業当時からの駅舎だそうで、昭和期に建てられたレトロな洋風様式がそのまま残っており、かなり気に入りましたね。
続いてはホームの見物へ。
駅舎とは構内踏切で繋がっています。
現在営業しているのは島式ホーム1面2線のみですが、一番右側の行き止まり線路は旧貨物ホームでしょうかね?
ホーム上には木造の待合室が設置されています。
こちらもなかなか良き雰囲気ですね。
駅名標もパチリ。
近江鉄道の駅名標は、左半分に水色の半円が描かれているようです。
琵琶湖を模っているのでしょうか?
そうこうしていると、列車の到着時刻が近づいてきました。
今回は駅舎の雰囲気が結構気に入ったので、待合室から窓越しに列車を見送るシチュエーションで狙ってみます。
個人的にはなかなかお気に入りのカットとなりました。
これも氏のナイス判断の賜物でございます。
これにて鳥居本駅での撮影は終了です。
本来はお昼ごろまで近江鉄道遠征で撮影をと思ってましたが、天候が回復する兆しが全く見えないので、それはまた次回へのお預けとすることに。
てことで次回はJR沿線へと繰り出します。