川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

開業翌日の北陸新幹線に乗る その1 開業したての北陸新幹線 乗り鉄遠征⑦

前の記事はこちら。

敦賀駅の見物を終えて、いよいよ開業したての北陸新幹線へ乗り込みます!

 

今回は乗車するのは臨時金沢行きの「つるぎ92号」です。

前回の記事でもちょっと触れたように「つるぎ」は「サンダーバード」「しらさぎ」と接続する対関西・名古屋向け列車で、敦賀~金沢・富山間の運転となります。

さらに「つるぎ」の中でも、敦賀~金沢間で福井のみ停車する速達タイプと、全駅に停車する各停タイプがあり、92号は速達タイプの列車です。

 

列車は定刻に敦賀駅を発車。

発車直後に「新北陸トンネル」へ突入し、あっという間に越前市街へ。

 

そして途中駅の「越前たけふ駅」を猛スピードで通過。

せめて駅名標だけでも・・・と思いスマホカメラなりにが頑張りましたが、なんのこっちゃわかりませんな (^_^;)

 

そして列車は福井駅に到着。

敦賀~福井間は速達サンダバで30分でしたが、新幹線開業により17分へ短縮されました・・・といっても、この程度じゃ敦賀での乗り換えの煩雑さを考慮すれば、あまり恩恵はありませんね。

 

今回は自由席利用の恩恵を生かして、改札内途中下車をして軽く福井駅見物をすることにします。

福井駅の一番の特徴はこちら。

この写真がなに?と思われるかもしれませんが、実はフル規格新幹線で島式1面2線ホームなのは福井駅が唯一であり、そういう意味で大変珍しい構造なのです。

福井県の県庁所在地である福井駅には全列車停車するので通過線は不要ですが、金沢駅富山駅などほかの主要駅では緩急接続やダイヤ乱れ時の折り返しをを考慮し、2面4線にするのが普通でしょう。

ただ福井駅の新幹線ホームを巡っては様々な経緯があったそうなので、興味のある方は調べてみてください。

 

新幹線ホームからはえちぜん鉄道のホームが見えました。

福井駅の新幹線ホームは、新幹線併用前にえちぜん鉄道が仮ホームとして使用した時期があることも有名ですね。

現在はえちぜん鉄道の駅舎も完成し隣り合っています。

 

階段を下りてコンコース内を見物してみることに。

 

階段を下りた中2階には、在来線との乗換改札口があります。


さらにもう一つ降りた1階に出口があります。

直前に敦賀駅のどデカいのを見てきたのもありますが、ホーム規模に比例してコンコースも県庁所在地駅の新幹線コンコースとは思えない狭さです。

ただ幅の狭さを補うためか、中央通路を挟むように改札口が南北に分かれて2つ設置されております。

 

そんな狭いコンコースですが、意外にも駅そば屋がありました。

さすがそば処の福井といったところでしょうか。

 

そのほかに小ぶりな待合室があります。

 

新幹線コンコース内には売店などはありませんが、それを補うかのように待合室内に設置されていたのがこれ。

なんと福井駅の名物駅弁であるかにめしの自動販売機がありました(笑)。

売店に寄るのを忘れて改札に入っても、食事は確保できそうです。

 

最後にラッチ内から中央通路の様子を覗いてみます。

さすがに開業翌日の19時過ぎとあって、お祭りムードはひと段落していました。

福井県の代表駅とあってなかなか立派な駅舎なので、今度下車した時にじっくり見て回りたいですな。

 

ホームに戻ると、ちょうど敦賀行きの「つるぎ45号」が入線してきました。

敦賀の駅名は東京駅でも見られるようになりましたが、「つるぎ」表示となるとお目にかかる機会は無いので、方向幕も一通り撮影しておきました。

 

福井駅の時刻表があったのでパチリ。

こう見ると、対関西・名古屋と対東京の系統が重なる敦賀~富山間の運転本数は、なかなか多いことが分かります。

往々にして整備新幹線の末端区間は本数が寂しくなるものですが、そうはならないのが北陸新幹線の特徴といえるでしょう。

 

といった感じで福井駅見物はこれにて終了。

次回は金沢駅まで新規開業区間を乗り通し、本遠征も完結となります。