前の記事はこちら。
ブログ友氏との米原界隈での撮り鉄活動を終えて、いよいよ本題である開業したての北陸新幹線の乗り鉄旅が始まります。
やってきたのは12両編成の新快速ですが、すべてが敦賀まで行くのではなく米原駅で後方8両を切り離し、先頭4両のみが実質普通列車として敦賀まで直通します。
座席がほぼ埋まる程度の乗車率で米原駅を発車しました。
車窓から琵琶湖がほぼ見えないことでお馴染みの琵琶湖線ですが、米原以北でもほとんど見えないのですね(笑)。
ここまで来ると、車内はガラガラになりました。
まずは駅名標をパチリと。
今回の北陸新幹線 敦賀開業により、新たに発足した福井県内の3セク会社「ハピラインふくい」のロゴマークが追加されていました。
まずは旧来からある西口から見物します。
なかなか近代的な駅舎ですが、実際は2014年に大規模リニューアルされたもので、新幹線開業に合わせて改築されたわけではありません。
西口駅前の様子。
敦賀駅は市街地の外れにあるので、大型商業施設などは少ないようですね。
新幹線開業翌日ということもあって、駅はお祭りムード一色です。
新生敦賀駅を見物しようと、鉄道マニアだけでは無く地元の方々も大勢訪れておりました。
駅舎内ではこんなコラボも。
みんな大好き「プラレール」と福井県、JR西日本がコラボし、巨大ジオラマなどが展示されておりました。
続いては駅設備をじっくり観察してみることにします。
在来線駅舎で最も目についたのが「ハピラインふくい」関連の設備ですね。
駅舎自体は引き続きJR西日本の管理となっており、そこにハピラインふくいが乗り入れる体制となっています。
改札を入ってコンコース内へ。
新幹線ホームへとつながる真新しい跨線橋へと続く階段が目を引きます。
いっぽうで従来からある地下道も残っています。
こちらは特に手が入っておらず、時代を感じる行灯式の看板が好いですね。
敦賀駅を境に北側がハピラインふくいへ移管されたことで、発車標やサイン看板にも手が入っています。
ちょうど福井方面へ出発する列車があったので、ホームに降りて観察することに。
車両も521系のままで、パッと見はJR時代となんら変わりません。
ですがよく見ると変化点も。
まずは先頭部分にあったJRマークが剥がされていました。
ハピラインふくい独自の車両デザインも発表済みですが、現時点では1編成しか存在せず、それ以外はJR仕様の青帯のまま運用されています。
そしてもう一つがこちら。
そのほか日中はパターンダイヤも導入されたそうで、実質県営の第三セクターに移管されてローカル輸送へ特化したこともあり、利便性は上がりそうですね。
在来線部分の見物を終えて、お次は新幹線コンコースへと移動。
ちょっと距離が離れているため、動く歩道も設置されています。
新幹線ホームは在来線ホームの東側に建設されましたが、ここは転車台や扇形車庫などを備えた北陸随一の機関区「敦賀第一機関区」があった場所です。
敦賀駅は蒸気時代から数多くの機関車が配置されるなど、北陸有数の「鉄道のまち」として栄えてきた歴史がありますが、今度は北陸~関西・中部地方の新在連絡駅という、新時代の要衝として生まれ変わりました。
そんな敦賀駅の象徴だった機関区跡地に建設された超巨大な新幹線ホーム駅舎は、この駅が歩んできた鉄道のまちとしての歴史そのもののように思えますね。
次回は新幹線ホームの駅舎をじっくり見物します。