川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

開業翌日の北陸新幹線に乗る その2 開業したての北陸新幹線 乗り鉄遠征⑧

前の記事はこちら。

 

福井駅見物を終えて、再び新規開業区間乗り鉄します。

福井~金沢間では、芦原温泉駅加賀温泉駅小松駅の3駅が開業しましたが、さすがに20時から全駅降りて回る余裕は無いので、今回は各停タイプの「つるぎ42号」の車内からホームだけ見物することにします。

 

最初は芦原温泉駅

ごく普通の相対式2面2線駅という感じですね。

 

県境を越えて石川県に入り、続いて加賀温泉駅

加賀温泉駅は相対式2面2線ホームの真ん中に通過線を持つ、東海道・山陽新幹線東北新幹線ではお馴染みの線路配置ですが、高崎~長野を含めた北陸新幹線の全駅で同配置を持つのは、意外にも新規開業区間にある加賀温泉駅と越前たけふ駅のみです。

定期ダイヤでこの2駅で列車退避の設定は無いものの、ダイヤ乱れ時に備えて通過設備を持たせたようですが、この翌日に湖西線で強風による大幅遅延が発生し、開業3日目にして早速効果を発揮したのだとか。

湖西線のダイヤ乱れが北陸新幹線から北海道新幹線へ波及すると、最悪の場合は札幌行き「北斗」の遅延まで引き起こしかねないので、列車密度の高いこの区間には必要な設備なのでしょうね。

 

最後は小松駅

ここは芦原温泉駅と同様に2面2線ホームとなっています。

 

といった感じで車内から見物しつつ、金沢駅に到着です。

これで北陸新幹線の延伸区間を全線完乗いたしました。

 

新幹線延伸に伴い、北陸本線金沢以南の在来線がJRから分離されたため、在来線コンコースは既存の三セクである「IRいしかわ鉄道」単独駅となりました。

かつては「サンダーバード」到着時に賑わっていた改札口も、どこか寂し気な雰囲気が漂っています。

 

在来線は分離されましたが、新幹線コンコース内にはヨンダバが健在。

付属編成のみですが、一応は七尾線特急「能登かがり火」で683系乗り入れが残るので、場違いというわけではありません。

 

本日は金沢市に一泊。

明日からは所用があるので、趣味活動はここで打ち止めです。

 

駅近くの東横インへチェックイン。

いつも通りのシングルルームです。

 

本当は金沢名物な高レベルの回転寿司で北陸の幸を・・・と行きたいところでしたが、到着が20時半を回っていたこともあり、めぼしい店は閉店時間となっていました。

なのでそれを見越して福井駅仕入れた「かにめし」で部屋飲みすることに。

時間が経ち過ぎていたのか、米粒が団子状になっていたのが残念でした・・・。

 


 

ここからは遠征のオマケとして小ネタをお届け。

翌日は朝から金沢市内で所用をこなし、その後すぐ富山県へ移動するスケジュールだったので、お昼は移動の新幹線で駅弁を食べることにしました。

 

新幹線開業に合わせて、北陸各県の駅弁業者がコラボして、開業記念弁当が何種類か発売されていました。

こちらは福井駅の「番匠本店」が手掛けたもの。

 

加賀温泉駅の「駅弁たかの」が手掛けたもの。

 

そして「ますのすし」でお馴染みの富山駅「源」が手掛けたもの。

 

で、パッケージをよく見ると全商品に崎陽軒 北陸シウマイ入り」なる文字が記載されております。

実はこの開業記念弁当には崎陽軒が協力しており、今回限りの特別仕様である「北陸シウマイ」が入っているのです。

ほかに敦賀駅及び金沢駅を含む全5社が、北陸シウマイのほかにそれぞれ地元の名産を詰め込んだのが、この北陸新幹線弁当なのです。

姫路駅の「関西シウマイ弁当」も食した神奈川県民なワタクシとしては、北陸まで来ておいて食べない選択肢はないわけでありますな。

 

てことで今回は金沢駅「大友楼」のバージョンを購入。

なかなか立派な見栄えですね。

 

中身はこんな感じ。

この北陸シウマイ、神奈川でも単品発売してほしいくらいマジで美味かったです!

他のおかずも文句なしで、結構オススメな駅弁でございます。

 

そんなコラボがあってか、崎陽軒でも関東地区で「北陸新幹線弁当 福井・敦賀開業記念弁当」なるものが期間限定で発売されました。

Twitterに上げた用の画像なのでビールも写ってますが(笑)、まさか崎陽軒が遠く離れた北陸新幹線の記念弁当を出すとは意外でしたね。

 

こちらも中身をご紹介。

この弁当でも北陸シウマイを使用してほしかったところですが、残念ながら通常仕様のシウマイでした。

この弁当を開業当日に食べて、その翌日に「ひかり」でシウマイ弁当を食べて、さらに翌日に北陸シウマイを食べたので、偶然にも3日連続で崎陽軒のシウマイを食べ続けた週末となりました (^_^;)

 

午後は富山県内でみっちり所用をこなし、帰りは長野経由で帰路に着きます。

その新幹線の中で打ち上げを敢行。

すべてを終えた後なので、完全に呑兵衛モードの布陣でございます(笑)。

 

今回はビールでは無く、新幹線開業要素を取り入れて?地酒をキメます。

北陸は日本酒の名産地でもあるので、北陸3県の酒造がコラボした記念ラベルのボトルが発売されていました。

これは事前に知らなかったので、たまたま巡り合えてラッキーでしたね。

 

 

といった感じで今回の遠征はこれにて終了。

この先大阪まで延伸するのはいつのことやら・・・という情勢ですが、ひとまず福井県と東京を直通するルートができたのは、双方にとって大きな意味があるんじゃないでしょうか。

個人的に福井県との縁は薄いのですが、これをきっかけに遠征機会が増えればいいなと思います。

 

おしまい