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蟹田駅に着くと、貨物列車が停車していました。
線形のせいもありますが、連休中にもかかわらず最後尾が見えないほど長かったです。
牽引機はEH800-7。
EH800を見たのは初めてでした。
蟹田からは「この旅の終着地」へ向かいます。
48本目 津軽線 333D 三厩行き 蟹田(11:44)⇒三厩(12:24)
車両はキハ40系2両編成。
ちなみに以前訪れたときは
八戸運輸区のキハ40が充当されていました。
東北新幹線全通で八戸~青森間が3セク化したからみで持ち替わったのでしょうか。
列車は定刻に蟹田駅を出発。
乗車率は3割ほどといったところですが、そのうち8割くらいは同業者でした。
最初の停車駅は「中小国駅」です。
なんでもない無人駅ですが、ここ中小国駅がJR東日本とJR北海道の境界駅となっています。
とはいっても、北海道新幹線開業前から境界駅としての機能は隣の蟹田駅が担っており、乗務員の交代も蟹田駅で行われていました。
中小国駅を出発すると、新中小国信号所に入ります。
この新中小国信号所で津軽線と海峡線が分岐します。
このときは貨物列車の待避はありませんでした。
信号所を過ぎると、海峡線とは線路が完全に分かれます。
しばらく進むと・・・
北海道新幹線の高架橋が出現。
海峡線と北海道新幹線の線路が合流しました。
北海道新幹線とは津軽二股駅(奥津軽いまべつ駅)付近で再度接近しますが、そこまでは別ルートで峠越えを行います。
そこまでは暇なので、昼食を摂ることに。
今日の昼食は、青森駅で仕入れた大館駅の有名駅弁である「鶏めし」。
青森で秋田県の駅弁か・・・と思いつつ、これが一番おいしそうだったのでつい買ってしまいました。
峠を越えると、ごっつい建造物が姿を現しました。
津軽二股駅に到着。
ここは北海道新幹線の「奥津軽いまべつ駅」と隣接していますが、扱い上は全く別の駅ということはよく知られていると思います。
過去、ここ津軽二股駅までは来たことがあるため、ここから先の津軽二股~三厩間が津軽線の未乗区間です。
そして、今回の旅でJR東日本管内の未乗区間を徹底的に乗り潰し続けた結果、津軽二股~三厩間が私にとってのJR東日本最後の未乗区間となりました。
列車はそのまま津軽線を北上し、今別駅に到着。
ここで何人かの降車がありました。
車掌さんが写っていますが、津軽線は車両がワンマン運転に対応してないからか、車掌乗務が基本のようです。
今別駅を過ぎると、今別町内を走行。
それなりに人家があり、活気がありそうな町でした。
終点ひとつ前の津軽浜名駅に到着。
7日もかかりましたが、随分と遠くに来たと実感が湧きました。
晴れていたら北海道も見えたんでしょうかね。
ちょっと惜しかったです。
そして列車は終点の三厩駅に到着。
この三厩駅到着をもって
することができました。
※JR東日本の営業路線としてはBRT大船渡線が残っていますが、大船渡線は鉄路時代に乗っているのとそもそも鉄道じゃないので除外しています。
今回の「信州東北ローカル線乗り鉄の旅」は、「JR東日本の未乗区間を乗り潰す」ことが目標だったので、これにて旅の目標を達成したことになります。
10年前に上京してからコツコツとJR東日本の路線を乗り潰していたのですが、そのときから「最後は三厩駅で終わる」というのを自分の中で決めていたため、今回の旅は三厩駅を「旅の終着地」として据えたのでした。
10年来の目標を達成できたのですが、感動や喜びというよりも7日間にわたる長い行程を大きな事故や遅延もなく消化して、無事に三厩駅にたどり着けてほっとしたというほうが大きかったです。
ともあれ、足掛け7日に渡った今回の旅も無事終了と相成りました。
・・・が、私の自宅は川崎にあるため、当然ながら本州最果ての地から川崎まで戻らねばなりません。
「遠足は家に帰るまでが遠足」という言葉もありますから、次回以降は帰路について書いていきます。
これが、いろいろ寄り道したからまた長くなるんですわ・・・
48本目 津軽線 333D 蟹田⇒三厩
乗車時間:40分
移動距離:28.8km
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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 7日目⑥ 三厩駅を散策して帰路に着く