川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 1日目③ 存廃に揺れる札沼線を行く その1

前の記事はこちら。

変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 1日目② 電化された学園都市線に初乗車

 

石狩当別駅に到着。

まずは駅名標を撮影。

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石狩当別駅でも「わがまちご当地入場券」が売っているので、一旦改札を出て窓口で入場券を購入します。

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表面の鉄道柄は735系と731系」でした。

 

ついでに駅舎も撮影。

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駅前には特に何もなかったので、撮影後はそそくさとホームに戻ります。

 

ホームに行くと、乗り換える列車が入線していました。

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次に乗るのは「石狩当別7:45発新十津川行き(5425D)」です。

ご存知の方も多いと思いますが、浦臼駅新十津川駅間の列車本数は1日1往復しかありません。

つまり、この列車が札幌側から浦臼駅以遠への「始発にして終車」になります。

 

JR北海道にはかつて「楓駅(現楓信号所)」という駅があり、そこに比べれば当日中に札幌駅から到達できる分だけまだマシですが・・・

それでも、札幌駅を6:58に出発する537Mまでの列車に乗らないと石狩当別駅で5425Dに乗り継げないため、前日に札幌市内入りする必要があるという点では、遠征組には難易度が高い列車であることに変わりません。

 

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車両はキハ40系400番台。

400番台は積雪時でも単行で運用できるようエンジンを換装した区分で、北海道医療大学駅新十津川駅間の列車は、すべてこの車種が充当されます。

 

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車内は4人掛けのボックスシートがずらり。

この車両に限らず、JR北海道のキハ40は基本的に青モケットを保っています。

 

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そしてこの400番台は、いまだ非冷房車のままです。

キハ40系の冷改車にありがちな「冷房改造したけどしょぼい冷房能力を補うため扇風機も残している」のではなく「生粋の非冷房車」

JR東日本では、今年3月改正で八戸線からキハ40系が撤退することで非冷房車が淘汰されますが、北海道ではまだまだ「ありふれた光景」です。

 

そして「北海道らしい光景」がもうひとつ。

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これを見て、なにか気付きますか?

 

窓をよく見ると・・・

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北海道のキハ40系は2重窓になっているのです。

 

内側の窓を上げるとこんな感じ。

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冬場は窓なんて開けないし、夏場は内側の窓は上端に固定されているため、意外と2重窓であることに気付いていない方もいるようです。

711系も2重窓でしたがすでに全車引退済みで、気動車もH100形の導入が発表されていますし、2重窓の車両もいずれ貴重な存在になるのでしょうね。

今すぐではないですが、いずれ「変わりゆく北海道の光景」となりそうなので、この場でご紹介しておきました。

 

 

本筋に戻って、列車は石狩当別駅を出発。

私が乗り込んだときは私一人しかいなかったのですが、札幌からの537Mから乗り換え客がゾロゾロやってきて、乗車率が50%ほどになりました。

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一駅隣の北海道医療大学駅に到着。

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2012年に電化された学園都市線ですが、電化区間も、JR北海道のIC乗車券「Kitaca」のエリアもここまでとなっており、学園都市線の札幌近郊区間の終端と言えます。

 

そして、ここ北海道医療大学駅より先の区間札沼線存廃問題の舞台となっています。

 

それを反映するかのごとく、537Mから乗り換えてきた乗客の大半が下車し、乗車率は10%ほどに。

しかも、残った乗客のほとんどが乗り鉄でした。

 

ガラガラになった列車は北海道医療大学駅を発車。

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この辺りまで来ると宅地はほとんどありません。

 

本中小屋駅に到着。

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北海道名物の貨車改造駅舎、通称「ダルマ駅舎」です。

札幌から一番近いダルマ駅舎は、札沼線に点在するものでしょうかね。

 

このあとはしばし車窓を堪能。

といっても、一面雪原でしたが。

 

存廃議論の区間で一番大きい駅である石狩月形駅に到着。

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その2に続きます。

 

次の記事はこちら。

変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 1日目④ 存廃に揺れる札沼線を行く その2

 

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