川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

遙堪ストレートで一畑電車を撮る 師走の出雲遠征②

前の記事はこちら。

 

粟津稲生神社での撮影のあとは、少し出雲大社寄りに行ったところにあるストレート区間で、編成撮りをすることにしました。

今回のお目当てはこちらの車両です。

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こちらの5000系は、元京王電鉄5000系(初代)が種車となっており、一畑電車フラグシップ的な扱いを受けていた車両です。

今回の遠征に当たり一畑電車の車両を調べたら、この5000系のデザインが気に入ったので、編成写真も撮っておきたかったのです。

 

ついでに反対側の列車も撮影。

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こちらの1000系は、元東急1000系種車となっていますが、中間車を先頭車改造したものなので、顔つきが全然違います。

 

私はあまり東急線を撮影しませんが、なんと今回撮影した1001編成の東急時代の姿を、偶然にも撮影していました。

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この写真の手前から2両目と3両目が、現在の1001編成に改造されました。

私の東急線の撮影頻度から鑑みれば、東急時代の姿を撮影していたことは、まさに奇跡と言えるでしょう(笑)。

 

1001編成は全身オレンジ色のラッピングが施されていますが、これは一畑電車の旧形電車で最後まで活躍した、デハニ50形をイメージしたものらしいです。

静態保存されているデハニ52

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ただデハニ50形に馴染みのない私には、どっちかというと「伊予鉄道の新塗装みたい」な印象が強いですかね。

 

 

これにて午前中の撮影は終了。

撮影後は撮影地付近にある、こちらのお店で昼食です。

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出雲の名物と言えば「出雲そば」ということで、そば屋にやってきました。

出雲大社出雲市街から離れた場所にあるため、どちらかというと地元民向けのお店ですが、評判が良さそうなのでだったのでお邪魔しました。

目を付けていたこのそば屋の開店時間に合わせるために、遙堪ストレートで時間潰しをしていたのは、ここだけの話ですよ。

 

お店の横にはちょっとしたお庭もあり、店内からも眺められます。

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味の方にも期待が高まります。

 

出雲そばの定番「割子三段」を発注しました。

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そば自体は、評判にたがわず美味かったです。

ただ、そばの外殻ごと挽く出雲そばにあって、ここは外殻をあえて使っていないそうなので、「本流の」出雲そばを食べたかった私からすると、ちょっと肩透かしを食らいました・・・。

いつものことながら、事前にもっと調べとけって話なんですけどね。

 

「美味い蕎麦」を食べたいならお勧めですが、「美味い出雲そば」を食べたいなら他のお店に行ったほうが良いと思います (^_^;)

 

次の記事はこちら。

粟津稲生神社で一畑電車を撮る 師走の出雲遠征①

今回から「北海道放浪の旅」を一時お休みして、新シリーズをお届けします。

 

昨年12月のことになりますが、出雲地方に遠征して来ました。

出雲地方を始めとする山陰地方と言えば、昨年9月に「山陰迂回貨物列車」を狙いに、初めて撮り鉄遠征を行った場所であります。

山陰地方にはまともに遠征したことが無かったので、このときも迂回貨物列車以外も撮り鉄することを検討していました。

しかし、迂回貨物に全力を注いでしまったため、結局迂回貨物列車以外に関しては、待ち時間に適当に撮影するにとどまりました。

 

そんわなけで、迂回貨物遠征後に「山陰地方は再訪したいなぁ~」と思っていたのですが、タイミングよく仕事関係で山陰地方へ出向く機会があったので、そのついでに趣味活動を行うことにしました。

今回は山陰地方のうち、出雲大社宍道湖を擁する出雲地方を舞台に、撮り鉄乗り鉄活動に励んで来ました。

 

というわけで今回より「師走の出雲遠征」と題しまして、活動の成果を数回に渡って綴っていこうと思います。

 


 

1日目はレンタカーを調達し、撮り鉄を行うことにします。

まず最初のターゲットは、出雲市松江市周辺で事業を行っている地方私鉄一畑電車でございます。

一畑電車は、出雲市から松江市宍道湖北岸に沿って結ぶ「北松江線」と、北松江線川跡駅から出雲大社を結ぶ「大社線」の2路線を運行しています。

ここではほかの地方私鉄の例にもれず、大手私鉄からの譲渡車がたくさん活躍しているので、今回はそんな車両たちを撮影します。

 

というわけで最初にやってきたのは、大社線高浜駅遙堪駅にある「粟津稲生神社という、一畑電車随一の有名撮影地です。

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一見すると普通の稲荷神社なのですが、ここには大きな特徴があります。

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なんと参道の途中に踏切があるのです。

ここでは、稲荷神社の特徴であるたくさんの鳥居と絡めて、列車を撮影することができます。

 

てことで、何カットか撮影してみました。

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この日は小雨模様でしたが、なんでか稲荷神社にはしっとりした空気のほうがに似合う気がします。

 

撮影後の合間に、お稲荷さんにも参拝してきました。

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そんなに大きな神社ではないようですが、ある程度の歴史を感じる趣です。

 

入口には紹介の看板がありました。

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こちらは稲荷神社の総本宮である、伏見稲荷神社の分社として建立されたそうです。

建立当時の記録は残っていませんが、現在の本殿は約200年前の1820年に建てられたのだとか。

 

ここでの撮影はこれにて終了。

次回も一畑電車撮り鉄を行います。

夜の旭川駅 北海道放浪の旅 7日目⑩

 前の記事はこちら。

中富良野駅と上富良野駅 北海道放浪の旅 7日目⑨

 

とっぷり日も暮れて時計は9時を回ろうかという頃、ようやく7日目の宿泊地である旭川市に到着しました。

まずは代表駅である旭川駅へ向かいます。

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札幌市に次ぐ北海道第2の都市の顔だけあり、とても立派な駅です。

 

駅舎の中の様子。

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旭川駅は2010年に高架化工事が行われ、そのときに駅舎も一新されて現在の駅舎は4代目になります。

コンコース内は天井が高く、とても開放的な空間が広がっています。

 

駅舎内の装飾には、木材がたくさん使われています。

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旭川周辺には良質な木材が採れる原生林が存在し、昔から林業や木工業が盛んな地方であり、お土地柄を反映した内装となっているのです。

 

そんなわけで、旭川市は北海道内有数の家具の街として知られており、コンコース内にはベンチの代わりに地元メーカー製の家具が置かれています。

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今回は夜の訪問だったため、照明効果がばっちり効いていたせいか、まるでオシャレな家具のショールームみたいな雰囲気を醸し出していました。

 

こちらに置かれているのは、ベンチとして特注されたものではなく、市販されている本物の家具です。
その証拠に、家具にはそれぞれ商品のラベルが貼られています。

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ベンチとして使ってみて、もし気に入れば購入することもできるわけです。
こういった試み、有りそうで無かったんじゃないでしょうかね?

 

ちなみに、上の写真で登場した丸テーブルとイス4脚のお値段ですが、カタログ価格で一式50万円程度と、中々のお値段です・・・。

ただ実際に触れてみればわかりますが、安物とは全くの別物であることは確か。
同じ北海道発祥の家具メーカーでも、ニ〇リとは違うのですよ。

なんか、すげー貧乏くさいこと言ってますね。

 

駅構内の探索を終えて、窓口で入場券を購入。
旭川駅では、キハ183系引退記念入場券も売ってます。

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わがまちご当地入場券の表の柄は「高架化した旭川駅に進入する785系」キハ183系引退記念入場券の表の柄は「初代 旭山動物園号」でした。

 

旭川駅「わがまちご当地入場券」発売情報
発売場所:旭川駅 みどりの窓口
発売時間:5:00~22:00

※2019年2月時点

 

入場券を購入した後は晩御飯へ。

旭川と言えばラーメンが有名ですが、私が向かったのはこちら。

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餃子とカレーのお店「みよしの」でございます。

今でこそ北海道内にも「王将」が進出していますが、私が北海道に在住していた10年前は、北海道で餃子と言えば「みよしの」が定番でした。

今回は無性に「みよしの」の餃子が食べたくなったので、立ち寄ってみました。

 

今回は餃子とカレーが一緒になった「みよしのセット」を発注。

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4~5年ぶりに食べましたが、王将とはまた違う美味さがありますねぇ~。

 

そして「みよしの」と言えば、キャベツの浅漬けです。

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普通の浅漬けのはずなんですが、餃子と一緒に食べると無性においしく感じるのはなぜなんでしょう。

ちょっと学生時代のことを思いだしながら、美味しくいただきました。

 

今宵の宿は、旭川市内の「スーパーホテル」さんです。

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なかなか綺麗なお部屋でした。

 

7日目の活動はこれにて終了です。

7日目の移動距離:335.0km
ここまでの移動距離:1604.6km

 

次の記事はこちら。

美瑛町 青い池 北海道放浪の旅 8日目①

中富良野駅と上富良野駅 北海道放浪の旅 7日目⑨

前の記事はこちら。

「鉄道員」のロケ地 幾寅駅 北海道放浪の旅 7日目⑧

 

南富良野町を後にし、来た道を引き返して国道38号線を北上します。

まず向かったのは、中富良野町富良野駅です。

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ラベンダーの妖精がお出迎えしてくれました。

駅舎の中の様子。

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駅舎はそれほど大きくないですが、観光地だけあり観光案内所が併設されています。

 

ホームの様子。

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富良野駅のホームは相対式2面2線の構成で、両ホームは構内踏切で結ばれています。

 

乗車口の看板も、多言語対応していました。

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駅名標を記録。

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富良野駅と西中駅の間には「ラベンダー畑駅」という臨時駅があるのですが、上の駅名標では省略されていますね。

 

あれこれ撮影していると、ちょうど富良野行きの列車が到着。

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ラベンダー色のキハ150形0番台の2両編成でした。

札幌圏で見かける苗穂車や苫小牧車のキハ150形は萌黄色なので、ラベンダー色の旭川車は未だにとても新鮮な印象を持ちます。

 

さて中富良野駅無人駅ですが、「わがまちご当地入場券」は駅舎内の観光案内所で委託発売されています。

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・・・と思ったら、訪れていた時にはすでに閉まっていました。

しかもこの案内所は夏季限定らしく、夏の観光シーズン以外の季節は中富良野町役場で発売しているみたいです。

 

とまあ役場で買うと何かと色々面倒ですが、実は町内のセイコーマートでも委託販売されているので、最初からここに来るのが手っ取り早いです。

さすが北海道の半公共インフラ、セイコーマートですな。

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表の柄は「バーベキューカーと釧路湿原ノロッコ号付きの富良野・美瑛ノロッコ号でした。

 

富良野駅「わがまちご当地入場券」発売情報
発売場所:中富良野町役場1階 なかふらの観光協会事務局(中富良野駅から徒歩5分)
発売時間:8:30~17:15
休業日:土日祝日、年末年始

 

発売場所:セイコーマート富良野店(中富良野駅から徒歩5分)
発売時間:6:00~24:00

※2019年2月時点

 

 

中富良野町を後にし、続いては北隣の上富良野町へ向かいます。

この辺には「富良野」という名が付く市町村が多く「富良野市」「上富良野町」「中富良野町」「南富良野町」と、富良野という町が4つもあります・・・

ちなみに一般的に「富良野」といって思い浮かべる光景は、富良野市中富良野町上富良野町にまたがる地域ですかね。

 

そんな富良野地方の北端にあたる上富良野にやってきました。

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ちょっとしたロッジのような外装ですね。

 

駅舎の中の様子。

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富良野駅同様、観光用のポスターやパンフレットがびっしりと掲示されています。

 

ホームの様子。

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上富良野駅のホームは2面2線の構成となっており、駅舎向かい側のホームの外側には側線跡が残されていました。

 

駅名標を記録。

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上富良野駅は業務委託駅ですが、駅舎内に「みどりの窓口」があるため「わがまちご当地入場券」も窓口で発売しています。

しかし、営業時間が短いので町内のセイコーマートでも委託販売されているのですが、なぜか2店舗で委託されているという、妙な充実度を誇っています。

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表の柄は中富良野駅と同じく「バーベキューカーと釧路湿原ノロッコ号付きの富良野・美瑛ノロッコ号でした。

 

富良野駅「わがまちご当地入場券」発売情報
発売場所:上富良野みどりの窓口
発売時間:7:20~15:00
休業日:日曜、祝日

  

発売場所:セイコーマート 上富良野宮町店(上富良野駅から徒歩15分)
発売時間:6:00~24:00

 

発売場所:セイコーマート 上富良野店(上富良野駅から徒歩20分)
発売時間:6:00~24:00

※2019年2月時点

 

 

上富良野町を出発する頃、ちょうど日没を迎えました。

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7日目の活動も、もうひと踏ん張りです。

 

次の記事はこちら。

夜の旭川駅 北海道放浪の旅 7日目⑩

「鉄道員」のロケ地 幾寅駅 北海道放浪の旅 7日目⑧

前の記事はこちら。

富良野駅と美瑛駅 北海道放浪の旅 7日目⑦

 

美瑛町からは再び国道237号線と38号線を南下し、今度は南富良野町へ向かいます。

やってきたのは、南富良野町の中心駅である幾寅駅です。

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しかし、入り口の看板は幾寅駅ではなく「幌舞駅」となっています。

 

なぜ名前が違うのか?という答えは、入り口の看板を見ればわかります。

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幾寅駅は高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地となった場所なのです。

幌舞駅は劇中で登場した駅名で、訪れるファンのためにあえて幾寅ではなく幌舞の看板を掲げているそうです。

 

ちなみに、映像作品のロケ地として本物の駅を使用したものとして、以前NHK連続小説「すずらん」の舞台となった恵比島駅をご紹介しましたが、「すずらん」では恵比島駅舎の横に「明日萌駅」というロケセットを建築していました。

しかしこちらの場合は、本物の幾寅駅舎をより古く見せるために改装したという手法が取られています。

 

さっそく駅舎の中へ。

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駅舎の中にも「鉄道員」にちなんだ掲示が一杯で、維持管理も行き届いております。

 

また駅舎内の旧事務室を利用して、「鉄道員」にちなんだ展示スペースがあります。

こちらは映画で使われたセットや小道具など。

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幌舞駅は架空の駅ですが、劇中で使われた料金表は幾寅駅基準で、本物の駅名が記載されているようですね。

 

こちらは衣装類。

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出演者や原作者のサイン。

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さらにはこんなものまで。

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2014年に亡くなった、高倉健さんを偲ぶ祭壇がありました。

幾寅駅自体は24時間立ち入れますが、こちらの展示スペースは9時~17時しか公開されていないのでご注意を。

 

続いてホームの様子。

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幾寅駅は1面1線の棒線ホームです。

 

新得方には植木式信号機が立っていました。

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といってもこれも映画セットの一部で、現役ではありません。

 

駅名標を記録。

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さすがにホームの駅名標は幾寅の表記となっています。

 

そして幾寅駅は、駅舎の回りにもセット類が残されています。

その中でも一番目立つのがこれ。

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なんと気動車の先頭部分が保存されています。

 

ちなみにこの車両は、キハ40形をキハ12形風に改造したものです。

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劇中では「キハ12 23」として「出演」した後、2005年まで一般のキハ40と混ざって運用についていました。
現役引退後は、先頭部分だけカットされてこの地に保存されています。

それにしても、現役の車両を映画のために改造するなど、今のJR北海道では考えられませんな・・・。

 

こちらは食堂のセット。

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こちらは床屋さん。

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こちらは商店。

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こちらはトイレ(使用不可)。

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すずらん」の舞台となった恵比島駅と比べると、結構残されていますね。

 

しかしこの幾寅駅は、現在大きな問題を抱えています。

それは2016年に発生した台風被害により、幾寅駅を含む東鹿越駅~新得駅が長期間不通となっているため、幾寅駅を発着する列車が1本も運転されていないうえ、当該区間JR北海道より「単独維持不可能な路線」に指定されているため、復旧の目途が全く立っていない状況なのです。

そのため現在は、東鹿越駅~新得駅間でバスによる代行運転が行われており、幾寅駅も代行バスのみが発着しています。

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一応6往復が確保されていますが、鉄路が廃止となればバス路線にも変化が訪れることでしょう。

「その日」が来たとき、幾寅駅はどうなるのでしょうかね。

 

 

そして幾寅駅は、南富良野町の「わがまちご当地入場券」発売駅となっています。

幾寅駅は無人駅ですが、駅横の観光案内所的な場所で発売されているので、乗り鉄にも優しい・・・と思いきや、土日祝日が休業なので遠方組には利用しづらいです。
というか、土日祝日休業の観光案内所って、どんな客層のために開設してるの?)

 

しかし、町内の道の駅とセイコーマートでも委託販売されているので、今回は道の駅で購入しました。

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表の柄は「クリスタルエクスプレス」でした。

 

幾寅駅「わがまちご当地入場券」発売情報
発売場所:南富良野情報プラザ(幾寅駅隣接)
発売時間:8:30~17:00
休業日:土日祝日、年末年始

 

発売場所:道の駅 南ふらの(幾寅駅から徒歩10分)
発売時間:9:00~17:00(10月~5月)、9:00~19:00(6月~9月)
休業日:年末年始

 

発売場所:セイコーマート マルクくろだ店(幾寅駅から徒歩10分)
発売時間:7:00~23:00

※2019年2月時点

 

次の記事はこちら。

中富良野駅と上富良野駅 北海道放浪の旅 7日目⑨