今回から「北海道放浪の旅」を一時お休みして、新シリーズをお届けします。
昨年12月のことになりますが、出雲地方に遠征して来ました。
出雲地方を始めとする山陰地方と言えば、昨年9月に「山陰迂回貨物列車」を狙いに、初めて撮り鉄遠征を行った場所であります。
山陰地方にはまともに遠征したことが無かったので、このときも迂回貨物列車以外も撮り鉄することを検討していました。
しかし、迂回貨物に全力を注いでしまったため、結局迂回貨物列車以外に関しては、待ち時間に適当に撮影するにとどまりました。
そんわなけで、迂回貨物遠征後に「山陰地方は再訪したいなぁ~」と思っていたのですが、タイミングよく仕事関係で山陰地方へ出向く機会があったので、そのついでに趣味活動を行うことにしました。
今回は山陰地方のうち、出雲大社や宍道湖を擁する出雲地方を舞台に、撮り鉄・乗り鉄活動に励んで来ました。
というわけで今回より「師走の出雲遠征」と題しまして、活動の成果を数回に渡って綴っていこうと思います。
1日目はレンタカーを調達し、撮り鉄を行うことにします。
まず最初のターゲットは、出雲市・松江市周辺で事業を行っている地方私鉄「一畑電車」でございます。
一畑電車は、出雲市から松江市を宍道湖北岸に沿って結ぶ「北松江線」と、北松江線の川跡駅から出雲大社を結ぶ「大社線」の2路線を運行しています。
ここではほかの地方私鉄の例にもれず、大手私鉄からの譲渡車がたくさん活躍しているので、今回はそんな車両たちを撮影します。
というわけで最初にやってきたのは、大社線の高浜駅~遙堪駅にある「粟津稲生神社」という、一畑電車随一の有名撮影地です。
一見すると普通の稲荷神社なのですが、ここには大きな特徴があります。
なんと参道の途中に踏切があるのです。
ここでは、稲荷神社の特徴であるたくさんの鳥居と絡めて、列車を撮影することができます。
てことで、何カットか撮影してみました。
この日は小雨模様でしたが、なんでか稲荷神社にはしっとりした空気のほうがに似合う気がします。
撮影後の合間に、お稲荷さんにも参拝してきました。
そんなに大きな神社ではないようですが、ある程度の歴史を感じる趣です。
入口には紹介の看板がありました。
こちらは稲荷神社の総本宮である、伏見稲荷神社の分社として建立されたそうです。
建立当時の記録は残っていませんが、現在の本殿は約200年前の1820年に建てられたのだとか。
ここでの撮影はこれにて終了。