川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

鹿児島本線でナナロク貨物を撮る 2022九州撮り鉄遠征⑯

前の記事はこちら。

三角線での撮影を終えて、熊本市内へと移動します。

 

当ブログらしく、本遠征でも貨物列車を積極的に狙っておりますが、そのなかでも旅貨を通して九州内でしか見ることが出来ないED76牽引の貨物列車もお目当てのひとつでありました。

そしてちょうどお昼過ぎ、熊本周辺でED76充当の列車が2本続けて運転されるので、今回はそれを狙います。

 

まず1本目として熊本駅から八代駅まで向かう短距離列車を撮影すべく、西熊本~川尻の高塘踏切へ。

思ったよりも早く現着できたので、まずは普電で練習します。


533D

まずは三角線のヨンナナを電化区間でも記録。

 


4323M

お次は817系2両編成。

817系自体は福岡周辺で何度も撮影していますが、2両でローカル輸送に就いている姿は初撮影だったかもしれませんね。

 

そして続行でお目当て1本目が登場。


4099レ ED76 83

この日は残存数がわずか2両となった0番台のひとつである83号機が充当。

しかも荷もフルコンと、最高の条件で撮影することが出来ました (^o^)

 

続いて2本目は、名古屋タから熊本駅に到着する列車を撮影するので、熊本市中心部を挟んで北側へ移動したいのですが、休日のお昼時とあってか市街地が混んでいて思うように進まず・・・。

お次の撮影地である西里~崇城大学前の上古閑踏切には通過予想時刻ぐらいに着いたのですが、どうやら少し遅延していたようでギリギリセーフ。

急いでカメラをセットしてほどなくすると、お目当て2本目が登場です。


1063レ ED76 1019

この日は10分ほど遅延していたようで助かりました・・・。

さすがに熊本まで来て収穫が1本のみというのは寂しいですからね。

 

といった感じで、無事お目当てだったナナロク貨物2本の撮影を完了。

このあたりで時間は14時ごろと、かなり腹が減ってきたのでランチと行きます。

熊本にも色々名物がありますが、今回は熊本ラーメンをチョイス。

 

ラーメンと餃子を発注。

正直期待したほどは・・・というビミョーな味でした (^_^;)

 

 

ここまで3日目はJR線を撮影していましたが、熊本の鉄道はJRだけではございません。

というわけで午後の部は、ちょっと毛色を変えまして地方私鉄にスポットを当てます。

2023年撮り鉄初め

本日も雲一つない冬晴れとなった川崎界隈。

正月休み明け早々、仕事関係でゴタゴタがあり時間に追われていましたが、ようやく落ち着いてやっと趣味活動に時間が割けるようになりました・・・。

 

というわけで本日は終日地元運用で、撮り鉄初めをすることに。

まず午前中は京急大師線へと向かい、我が地元川崎市にまつわる記念ヘッドマークを撮影します。

なんでも2023年は東海道の宿場町だった「川崎宿」が誕生して400年という記念イヤーだそうで、川崎市では色々と記念行事が予定されています。

その一環として、現在京急の600形652Fが「川崎区制50周年・川崎宿起立400年」記念号として記念ヘッドマークを掲出し、昨年12月26日から1月28日まで主に大師線を中心に運用される予定です。

私はまだ撮影していなかったので、今回はこれを狙います。

 

てなわけで当ブログ的に大師線の定番撮影地である港町駅横のカーブへ。

現着するとさっそく652Fが小島新田からやってきました。


600形652F「川崎区制50周年・川崎宿起立400年」記念号

ヘッドマークは前後で異なるデザインとなっており、大師線基準で京急川崎方には上述した川崎宿誕生400周年記念のヘッドマークが付いています。

少し前まで、大師線関連のヘッドマーク掲出といえば1500形が担っていましたが、今回600形が抜擢されたところに時代の流れを感じますね・・・。

 

ほどなくして京急川崎駅から戻ってくるので、反対側のヘッドマークも回収。

小島新田方には川崎区制50周年のヘッドマークが掲出されています。

川崎市川崎区は1972年4月に誕生し、こちらもまた50周年という記念イヤーとなっており、そんなこともあって今回の記念列車の走行線区として川崎区を走る京急大師線が選ばれたそうです。

地元民な私としても、ゆかりのある列車を無事に記録できて良かったです。

 

これにて午前中の撮影は終了し、午後からは鶴見川橋梁にて当ブログのメインコンテンツでもある貨物列車の撮り初めをすることに。

たまたまお仲間さんともご一緒して新年の挨拶も済ませ、いつも通りの定点撮影をします。


8584レ EF65 2092

今年の貨物撮り初めは縁起よく?PF国鉄色のタンカー列車です。

この時期の鶴見川だと光線はこの有様ですが、財源はそれなりにあって良かったです。

 

ただ8584レを撮るのも久々だなぁ~と見返したら、単機以外ではなんと約3年ぶりでした (^_^;)

8584レも昔は夏場でもたまに荷が付いていたので狙っていましたが、ここ数年は冬場以外はほぼ100%単機で、かつ冬場の鶴見川はこんな光線なのであんまり狙わないんですよね・・・。

まあ横着せず新鶴見界隈や根岸線内へ足を運べばいいだけなので、PFの先行きも考慮して今シーズンはちょっとやる気を出したいところであります。

 

 
2079レ EH500-10

こちらは連休最終日とあって、見事なまでのオール空コキでした(笑)。

 

このあとご一緒した皆様は移動されるとのことで、私も花月園踏切へと移動。


80レ EH200-17

 


1097レ EF66 131

 

といった感じで今年の撮り鉄初めはこれにて終了。

ご一緒した皆様、お疲れ様でした。

三角線でヨンマルを撮る その3 2022九州撮り鉄遠征⑮

前の記事はこちら。

三角線のヨンマル撮影もいよいよ佳境を迎えます。

 

今まではヨンマルと言いつつキハ47形を撮影していましたが、次の1往復は当時1運用しかなかったキハ40形が充当される列車。

47形よりも40形のほうが断然好みなワタクシとしては、それを三角線のヨンマル撮影のド本命として据えておりましたので、ここからが本番となります。

 

そんな列車を撮影するため、最初は事前に目を付けていた石打ダム駅付近の撮影地に向かったのですが、ちょっと想像と違ったので付近をロケハン。

石打ダム~波多浦のちょうど中間点付近に、橋脚がレンガ造りの年季が入ったいい雰囲気のガーター橋を見つけたので、そちらでパチリと行くことに。


527D

おそらく橋脚部分は、三角線開業当時から使われているんじゃないでしょうか。

個人的にはまずまずお気に入りの1枚となりました。

 

続いて三角駅からの折り返し列車は、三角線随一の撮影地である網田~赤瀬の有明海雲仙普賢岳が見渡せる高台ポイントへ。


530D

おぼろげなものの対岸の雲仙普賢岳の輪郭はハッキリ見える好条件で、この1枚のために三角線へ足を延ばしたようなものだったこともあり、納得の仕上がりになってくれて良かったです (^o^)

実は熊本所属のキハ40形は2022年9月23日のダイヤ改正で定期運用が消滅してしまったので、そういった意味でも最初で最後のチャンスに1発で決められたのは、今思うと幸運でございました。

 

ド本命は無事に撮影出来ましたが、後続列車も撮影すべく居残ります。


529D

こちらはハウステンボス塗装では無く、キハ200系の標準色?を纏った車両でした。

単体で見るとかなりド派手な車両ですが、今回のように新緑の中を走る構図だと車両が引き立って、これはこれでいい画だと思います。

 

そして居残りの部の本命。


8031D「A列車で行こう1号」

こちらは三角線の観光特急であるキハ185系改造車「A列車で行こう」です。

鉄道オタクには同名のシミュレーションゲームが知られていますが、列車のコンセプトである「大人 (Adult) の旅」や、走行線区の「天草 (Amakusa)」 の頭文字から取ったそうで、直接の関係はないそうな。

ちょっと薄曇りになりましたが、走行線区的にそうそうお目にかかれる車両じゃないので、撮れて良かったですね。

 

といった感じで三角線での撮影は終了し、熊本市内方面へと車を走らせたのですが、その1で訪れた住吉海岸公園の横を通るとたくさんの人が。

よくよく海を見てみると・・・

ちょうど干潮の時間を迎え、朝には見えなかった海床路が見えていました!!

 

というわけで車を降りてちょっと観光することに。

海が満ちていると海中に電柱だけ浮かぶ不思議な光景となりますが、干潮時に水が引くとこのように道路が出現します。

この道路は漁業関係者のためのもので、有明海の特産である海苔養殖のために利用されるそうですが、徒歩利用であれば一般観光客にも開放されており、特に夕陽の時間帯は多くの人が訪れるそうです。

 

 

これにて三角線沿線の旅は終了。

お目当てのヨンマルを始め、三角駅舎や長部田海床路なども満喫できて、なかなか良き度になったと思います。

 

このあとは鹿児島本線沿線へ移動し、当ブログらしく貨物列車を撮影します。

三角線でヨンマルを撮る その2 2022九州撮り鉄遠征⑭

前の記事はこちら。

三角駅見物を終えて、再びヨンマル狙いの撮り鉄へ戻ります。

 

今回は波多浦駅近くの入り江を撮影地に選定。

まずはお目当てのヨンナナから撮影開始です。


523D

干潮のタイミングだと船が干上がってしまうのですが、今回は潮が満ちていたのでいい画になってくれました。

 

15分ほどで三角駅から折り返してくるので、少し三角駅側に移動して今度は編成構図で仕留めます。


526D

 

次の列車はキハ200系運用なので、入り江の入口に架かる道路橋からの構図に変えたのですが、ここで思わぬ車両が登場。


525D

運よくハウステンボス塗装のキハ200-14+1014が充当されていました!

キハ200系なんで車両より情景重視の構図を組んだのですが、まさかのハウステンボス塗装の登場でテンションが上がりました。

 

こちらも三角駅から戻ってきたところを編成構図でいただきます。


528D

この車両はハウステンボスの塗装を纏っている通り、もともと佐世保車両センターに所属しハウステンボスがある大村線などで活躍してました。

しかし2021年3月のダイヤ改正で、長崎地区の気動車がYC1系に統一されたことにより、佐世保区所属のキハ200系は大分・熊本・鹿児島へ転属となったのですが、熊本転属後も大村線時代のハウステンボス塗装のまま運用されています。

おそらく次の全検時にはハウステンボス塗装が解除されるでしょうから、熊本の方向幕を掲出した姿を記録できて良かったです。

 

といった感じでここでの撮影は終了。

次回は三角線撮影のド本命へと移ります。

三角駅 2022九州撮り鉄遠征⑬

前の記事はこちら。

三角線での一発目の撮影を終えて、次なる撮影地へ向けて宇土半島の奥へと進みます。

 

前回の記事で上げた写真をご覧いただけるとお分かりになりますが、この日も晴天に恵まれまして、有明海を横に見ながらちょっとしたドライブを満喫。

そうして宇土半島の先端まで行き、やってきたのはこちら。

三角線の終端駅である三角駅でございます。

 

この三角駅舎は、1903(明治36)年に現在地へ移転したときに建てられたものがそのまま使われている歴史ある建物。

そんな駅舎は、2011年の観光特急「A列車で行こう」運行開始に合わせて、JR九州ではお馴染みの水戸岡鋭治氏の手によって模様替えをしたのですが、これがなかなか凝っているとのことで気になっていた場所でした。

本当は乗り鉄で来たかったところですが、JR九州の乗り潰しに着手などあと何年かかるか分からんので、三角線へ来たついでに立ち寄ることにしたのです。

 

教会風の外観を撮影したあとは駅舎の中へ。

もともと木造駅舎ではありますが、水戸岡デザインらしく木を生かした内装になっています。

どことなく大正期の姿に復元されたあとの門司港駅にも通ずるものを感じました。

 

天井や壁にも装飾が色々と施されています。

この抜け目のなさも水戸岡デザインって感じですね。

 

駅舎を通り抜けてホームへ。

三角駅は1面1線のホームのほか、留置線も備えています。

 

最後に駅名標をパチリ。

もともと「みかど」と呼ばれていたのが「みすみ」へ変化したのですね。

 

といった感じで三角駅舎の見物は終了。

思ったよりもいい雰囲気の駅で、来て良かったです。

 

このあとは三角線撮り鉄へと戻り、再びヨンマル撮影に勤しみます。