本日の川崎鶴見界隈はあいにくの曇り空。
それに加え、相変わらず貨物列車の運転状況もお寒い状態なので、溜まっていた鉄道模型の整備を行うことにしました。
今回整備するのはこちら。
TOMIXのキハ261系です。
旧塗装のHETロゴ仕様とTiltロゴ仕様の2種類を所持していますが、今回は両方纏めて一気に片付けます。
まずはヘッドライトの色差しから。
実車はシールドビームとHIDの混成ですが模型は全部白色LEDとなっているので、733系3000番台と同じように色差しをして、シールドビームに似せる加工を行います。
まずはライトユニットを取り外して分解。
733系3000番台のときは最前面に色差しをしたのですが、色ムラが気になったので今回は内部の導光体に色差ししてみることに。
塗料も前回はタミヤの「X-26 クリヤーオレンジ」を直接塗りましたが、若干濃かったので「X-20 エナメル溶剤」で薄めて塗ってみることにします。
乾燥させているうちに次の工程へ。
続いては、Tiltロゴ仕様車のレビュー時に気になったヘッドマークの部分を改良を試みることにします。
Tiltロゴ車は先頭時と最後尾時でヘッドマークの明るさが全然違うという欠点を抱えています。
HETロゴ車は改善されていたのでライトユニットを分解すると、導光体に改良が加えられていることがわかりました。
今回はHETロゴ車の導光体に加えられた改良を、自分の手でTiltロゴ車の導光体にも反映させてみることにします。
導光体の材料はこちら。
KATOの貨車用のアクリルケースです(笑)。
アクリルケースのうち、本体の側面部を使用します。
今回は貨車用のケースを使いますが、機関車用も同じ厚さなのでそちらでもよいです。
TOMIXのケースは今回の用途には厚すぎるのでオススメしません。
まずはニッパーで大きくもぎ取ります。
そのあとナイフで良き大きさにカット。
今回は「タミヤセメント」で接着してみることにします。
まっすぐ付けたつもりが、斜めって接着されちゃいました・・・。
上がはみ出る分には問題は無いのですが、下は突起部より下にはみ出るとライトユニットに組み込めなくなるので、下面合わせで接着します。
ライトユニットはもう一つ加工を行います。
キハ261系は運転台上にもヘッドライトがありますが、結構な確率で消灯しています。
模型にはここだけの消灯スイッチなどあるはずもなく、すべてのヘッドライトが常時付きっぱなしとなります。
今回は消灯している姿を再現できるように、ライトユニットに細工を行います。
やることは単純で、当該ライト部分の導光体を除去して穴をふさぐだけです。
ふさぐ材料はこちら。
TOMIXの車両ケースについてくるブランク用スポンジです。
KATOよりTOMIXのスポンジのほうが弾性があり身が締まっている?ので、TOMIXのほうが遮光効果が期待できると思います。
ナイフでスポンジをサイコロ状に切り出します。
遮光効果を高めるために、穴より1回り大きく切り出しましょう。
爪楊枝でスポンジを穴に押し込みます。
部屋を暗くして遮光効果を確認。
左:スポンジなし 右:スポンジあり
若干光が漏れていますが、この程度であれば問題無いでしょう。
この方法であればスポンジを除去するだけで復元できるので、テープでふさぐより良いかなと思います。
続いてはHET車の付属品を取り付け。
まずはスノープロウから。
こちらはポン付けするだけです。
続いてはナンバーの貼り付け。
ナンバーの収録内容ですが
・函館・帯広方ユニット用:ST1105~1108
・札幌方ユニット用:ST1205~1208
・品番9419(キハ260-1300T車)用:1310・14・15・17・18・19・20・21・22・23
・品番9404/9418(キハ260-1300M車)用:1306・1307・1308・1309
・品番9405(キハ260-1300T車新塗装)用:1329・30・31・32
となっています。
・両端ユニット:5次車
・品番9419(キハ260-1300T車)用:4次車と5次車
・品番9404/9418(キハ260-1300M車)用:3次車
・品番9405(キハ260-1300T車新塗装)用:6次車
の番号が取られているようですね。
旧塗装車のHETセットの付属ナンバーにも、新塗装車専用のナンバーを収録してくれているのは、私のように新旧混結を目論むユーザーには有り難いです。
最後はカプラー交換。
中古で買ったTiltロゴ車が前オーナーさんによってTNカプラー化されていたので、手持ちのHETロゴ車もTNカプラー化して混結できるようにします。
以上ですべての整備が終了。
単純作業ばかりでしたが、両数が多かったので疲れました・・・。
ライトユニットの加工効果の確認をします。
左:HETロゴ車 右:Tiltロゴ車
残念ながら加工の甲斐も無くTiltロゴ車のヘッドマークは暗いまま改善できず・・・。
切り出しと接着痕が汚かったので、期待した導光効果は得られなかったのかな?
運転台の上のライトは期待通り消灯できました。
今回はキロ261だけ消灯加工を行い、消灯した姿はキロ261を先頭に、点灯した姿はキハ261を先頭にして走らせれば再現できるようにしました。
色差し効果は薄めたせいかまずまずですが、肉眼で見るとやはり色ムラがあります。
ここは私の腕が上達しないことには解決が見えなさそうですが・・・。
といった感じでキハ261系の整備が完了です。
733系3000番台とともに走行準備ができたので、千歳線を想定して共演させたいですねぇ。
しかし、整備待ちの車両はまだまだ山積み・・・。
特に貨車系は全くの手付かずでヤバい状況なので、1両ずつでもコツコツ進めて行きたいところです。