前の記事はこちら。
2回に渡って和田岬線についてつらつら書いてきましたが、ここからが今回の遠征の本番です。
「撮り鉄遠征」というお題目のとおり、此度の目的は当然ながら撮り鉄ですので、今回は沿線に繰り出し日本最後のスカイブルー色103系となったR1編成を色々撮影していきます。
今回は備忘録も兼ねて、訪れた撮影ポイントをgoogleマップ上にマーカーしたので、撮影地ガイドっぽく紹介しながら進めます。
和田岬線で撮影を考えておられる方は、参考にどうぞ。
兵庫運河河川敷
まずやってきたのは、兵庫駅と和田岬駅のちょうど中間にある「兵庫運河」です。
和田岬駅側は道路や広場になっており自由に立ち入れるので、そのあたりから運河を渡る列車を撮影できます。
材木橋
上記の線路に並行して西側に「材木橋」という道路橋が運河にかかっており、橋の上からも運河を渡る列車を撮影できます。
交通量は少ないですが、歩道が無いので車に注意しつつ撮影しましょう。
ちなみに運河にかかるこの橋は「和田旋回橋」といい、1889年に架けられた日本最古の鉄道用可動橋です。
現在は旋回機構が撤去され固定されていますが、産業遺産並みの貴重品だとか。
明和通踏切
こちらはおそらく和田岬線で一番有名な撮影地です。
川崎重工業の横にあるストレート区間で、編成写真を撮影できます。
足場が無くてもフェンスを交わすことはできますが、綺麗に抜ける構図や立ち位置は限られるので、足場があったほうが便利です。
ちなみにこの撮影地の真横に、川崎重工業の車両工場があります。
私が訪れたときは普通に撮影できましたが、現在は撮影禁止の札が張られているらしいのでご注意を・・・。
工場の門から和田岬線へは、公道を跨いで専用線で接続されています。
本線合流部手前には脱線転轍機が設けられており、万が一工場内から車両が暴走して本線に向かっても、直前で脱線するように防護策が施されていますね。
国道2号線陸橋
こちらは和田岬線で唯一の俯瞰撮影スポットです。
陸橋の歩道から撮影できますが、線路の上部には高いフェンスが設置されているため、フェンスを避けてサイドから撮るか、望遠レンズを押し付けてフェンスを消すなどの工夫が必要です。
下の写真は、望遠レンズを使ってフェンスを消して撮影したものです。
明治通第一踏切
こちらは国道2号線陸橋下の兵庫駅寄りにある踏切で、アウトカーブ構図で撮影できる撮影地です。
上下方向とも撮影できますが、カーブがきつく見通しが悪いため、編成全部は入りません。
川崎重工業からの出場を和田岬線内で撮影するなら、この場所がベスト(というかここか陸橋くらいしか無い)と思いますが、定員は数名程度なのでご注意を。
また上述したように、長い編成(5両くらい?)だとケツが切れます。
今回は和田岬駅から兵庫駅に向かって、徒歩移動しながらの撮影となりましたが、あらかじめ撮影場所までの道順を把握し効率よく移動すれば、徒歩移動でも余裕で撮影可能です。
今回はドン曇りだったので、機会があれば晴れたときに再訪したいですね。
これにて和田岬線での活動は終了。
次回からは新たな場所で撮り鉄を行います。