川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

TOMIX 209系0番台 7次車京浜東北線10両セットを買ってみた

皆様、史上最長の10連休となったゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。

私は例年ゴールデンウィークは遠出しないので、今年も地元でのんびり過ごしつつ、溜まりに溜まっている鉄道模型の整備に勤しむ予定でございます。

 

そんなわけで今回は、久々の鉄道模型購入レビューをお届けします。

今回レビューするのはこちらの品です。

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TOMIX 品番:97910 限定品 JR 209-0系通勤電車(7次車・京浜東北線)セット

先日発売されたばかりの、JR東日本209系0番台の京浜東北線10両セットです。

 

実車の写真がこちら。

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今回製品化されたのは、京浜東北線用209系のうちウラ49~66編成までにあたる7次車の車両群です。

これらの編成は、1~3号車および6~10号車は新製車ですが、4号車と5号車は1996年から始まった6扉車連結に伴い既存編成へサハ208形を組み込んだ際、取り外されたサハ209形を連結しているのが特徴です。

つまり、7次車編成と言いつつ実際はそれ以前の車両も混結されており、しかも編成により川崎重工業・東急車両・JR東日本新津車両所という3つのメーカー製の車両がバラバラに組み込まれています。

 

私が上京したのが、ちょうど後継車であるE233系1000番台が投入される直前くらいの時期で、右も左もわからん「お上りさん」だった当時、期待と不安を抱きながら出かけるときにお世話になったのが、この京浜東北線209系でした。

そんな思い入れのある車両なので、鉄道模型復帰当時から欲しかったのですが、中古品でもそれなりの価格が付けられておりなかなか手が出ずにいたところ、今回の発売と相成ったので購入に至りました。

 

てことで、さっそく開封

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本製品は「限定品」という扱いになっており、スリーブは専用の化粧箱、中の帯紙もイラスト・写真付きの気合の入った仕様になっています。

TOMIXのさよならセットや限定品セットでは珍しくない仕様ですが、私自身としてはこの形態の製品を初めて購入したので、ちょっと新鮮な気持ちです。

 

ケースの中身はこんな感じ。

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車両は6両用ケース2つに分かれて収納されています。

持ち運びのことも考えると、10両用ケース1つにまとめてくれた方がありがたいのですが・・・まあ、あとで中敷きだけ購入して入れ替えたいと思います。

 

まずは1両ずつチェックしてみます。(PC版では画像クリックで拡大可)

1号車 クハ209

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2号車 モハ208

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3号車 モハ209

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4号車 サハ209

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5号車 サハ209

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6号車 サハ208 

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7号車 モハ208

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8号車 モハ209(M車)

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9号車 サハ209

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10号車 クハ209

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パッと見はいいんですが、所々窓ガラスのアクリルに傷があったり、台車にバリが残っていたりと、細かいところで品質管理に?が付くのが、悪い意味でTOMIXらしい出来だと思います。

まあ、走らせれば気にならない程度といえばそれまでですが。

 

そして、今回の売り?であるサハ209形の作り分けの比較。

今回の製品では、4号車は東急車両、5号車は川崎重工業、それ以外はJR東日本新津車両所製がモデルになっています。

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上:4号車(3または4次車・東急車両)
中:5号車(1次車・川崎重工業
下:9号車(7次車・JR東日本新津車両所)

 

パッと見は同じですが、川重製と東急・新津製では細部が微妙に異なり、模型でも作り分けがされています。

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川重製と東急・新津製では窓のRが異なり、東急・新津製のほうが四角に近い形状となっています。
また5号車は1次車がモデルとなっているので、車両側面の車外操作用ドアコックが省略されています。

 

妻面も川重と東急・新津で作りが異なります。

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左:4号車(3または4次車・東急車両)
中:5号車(1次車・川崎重工業
右:9号車(7次車・JR東日本新津車両所)

川重製だけ妻面に補強用のビードが付いており、東急・新津製はのっぺりした造りになっています。

 

209系の基本仕様は全メーカーで統一されているものの、コスト削減のため細部は各メーカーにより設計が異なることが許容されており、工法や内装が微妙に違います。

そんな設計思想が、ちゃんと模型にも反映されています。

 

続いてお顔を拝見。

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実車のヘッドライトはシールドビームですが、模型は白色となっているので色差ししたいですね。

また先頭車には2006年頃からホーム検知装置が取り付けられましたが、模型では付いていないので、それ以前の姿ということになります。

 

続いては台車。

まずは付属台車。

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こちらは動力台車。

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ネット上の写真と比較する限り、結構似ていると思います。

 

お次はパンタグラフ回り。

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こちらも写真と比較する限り造形は似ていますが、やはり色差ししないと少し寂しい印象ですかね。

 

最後は付属品。

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・車番シート(ウラ56,57,61を収録)
・信号炎管
・列車無線アンテナ
・避雷器
・前面表示パーツ

が付属してきます。

 

前面表示パーツの収録内容はこんな感じ。

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これに加え、初期設定?として「普通大宮」が車体に付いています。

京浜東北線で最も多い表示であろう大宮・大船・磯子と、レアな行先である東十条・赤羽・東神奈川・上野となっており、バランス的にはいい感じだと思います。

しいて言うなら、南浦和が無いのがちと残念ですかね。

 

といった感じで、209系の購入レビューをお届けしました。

個人的にはそれなりに良い出来の製品だと感じたので、さっそく連休中に整備して走らせられるようにしたいと思います。

 

整備した記事はこちら。