川崎鶴見鉄道録

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台風迫る和歌山線を行く その1 JR東海 完乗の旅 4日目①

前の記事はこちら。

2019年8月15日 4日目

4日目は和歌山市からスタートです。

 

このとき実は、2年ぶりに「超大型」まで発達した台風10号高知県沖まで接近しており、紀伊水道を挟んだ四国ではJR四国が全線の終日計画運休を決定、和歌山県内も午前8~10時頃を目途に計画運休することが発表済みでした。

そのため、早急に和歌山県を脱出する必要があったので、予定よりも早い列車で移動を開始することにしました。

 

というわけで6時前にチェックアウトし、まずは和歌山駅へ。

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雲は薄いものの流れは速く、まさに「嵐の前の静けさ」という言葉がぴったりな、不気味な天気であります。

 

改札口で青春18きっぷに入鋏してもらい、4日目の移動が始まります。

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今回の旅を行った2019年8月当時は、227系1000番台がデビューして間もないころで、デビュー記念のポスターなんかも掲示されていました。

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227系1000番台のデビューと引き換えに、117系は同年3月で撤退済み、105系も順次置き換えられている真っ最中でした。

実は当初の計画では、4日目午前中は撤退間近の105系和歌山県内で撮り鉄する予定だったものの、前述の通り計画運休が発表されるなど、悠長に撮り鉄などしている場合ではない状況・・・。

そのため計画を一部変更し、まずは計画運休の対象区間外へ逃げることにします。

 

28本目 和歌山線 430M 王寺行き 和歌山(6:10)⇒大和新庄(8:22)

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車両は227系1000番台のSR06・08編成の4両編成です。

 

今回乗車する和歌山線430Mは、2019年3月改正までは117系が充当されていた列車として知られていました。

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2019年2月撮影

日根野117系には、結局一度も乗る機会はありませんでした。

2018年の「西日本豪雨」が発生せず、当初の予定通り2018年夏休みにこの乗り鉄旅を実行できていれば、乗れたかもしれないと思うと残念です。

 

そんなこんなで、列車は定刻に和歌山駅を発車。

台風迫る早朝だけあって、乗客は4両編成で15人くらいでした。

 

まずは和歌山駅構内を抜けて、昨日乗り通した紀勢本線とお別れ。

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今度和歌山に来るのは、いったい何年後になるでしょうかね。

 

まずは和歌山市近郊を快調に走り抜けます。

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路面は濡れているものの青空が見え、超大型の台風が接近しているとは思えません。

 

・・・が、和歌山線に沿って流れる紀の川は、えらいことになっていました。

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どうやら上流部は大雨のようで、河原も完全に水没しています。

当初予定していた105系撮り鉄では、紀の川を絡めた真夏っぽい構図を思案していましたが、そんな思いも濁流にのみ込まれた気分です・・・。

 

粉河駅で、4427M快速 和歌山行きと交換。

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本当はこの列車から、撮り鉄を始める予定だったんですがねぇ・・・。

せめてもの記録として、車内から無理やり撮影しておきました。

 

車窓に南海電車が見えると、拠点駅の一つである橋本駅に到着。

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微妙に長くなりそうなので、和歌山線の旅は次回へ続きます。