川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

8年ぶりの京葉臨海鉄道

昨日のことになりますが、千葉方面にヤボ用があってお出かけしておりました。

用事は午前中で終わったので、その帰りがけに京葉臨海鉄道に立ち寄りまして撮り鉄をしてきました。

 

ちなみに当ブログ的には京葉臨海鉄道は初登場ですが、個人的には8年ぶりの訪問でございました。

川崎在住の私にとっちゃ、東京湾アクアラインを使えば1時間もかからず、藤沢や横須賀あたりと大差ない距離なんですが、アクアラインは週末になると必ず大渋滞するので敬遠しちゃうんですよね・・・。

ただ京葉臨海鉄道には先日DD200が納入されて、この先動きがありそうなのでこれを機会に軽く記録しておこうと思った次第であります。

 

 

京葉臨海鉄道の貨物列車は大きく分けると「京葉久保田駅発着のコンテナ列車」と「浜五井・甲子・北袖駅発着の石油列車」の2つが運行されています。

ただ今回は夏場の土曜日とあって、後者の石油列車は軒並み運休となっており、コンテナ列車だけが運転されておりました。

 

まずは市原分岐点~浜五井の不二サッシ千葉工場前の踏切で、京葉久保田行きの列車を撮影。

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505レ KD60 3

こちらは京葉臨海鉄道の自社発注機であるKD60形。

各地の臨海鉄道へ払い下げられた国鉄DD13形の車体形状を継承し、その後神奈川臨海鉄道DD60形、鹿島臨海鉄道KRD64形、名古屋臨海鉄道ND60形などの派生形も登場した、臨海鉄道用機関車のデファクトスタンダード的な車両であります。

なので今後もKD60形の増備をするのかと思いきや、このたび一回り大きなDD200形を選択したのは、ちょっと驚きでありましたね。

 

このあとは千葉貨物駅の南にあるストレートへと移動。

京葉久保田行きの続行列車を狙うと、今回会いたかった車両が充当されていました。

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507レ KD55 103

見るからに先ほどのKD60より一回り年季が入ったこの車両は、国鉄から京葉臨海鉄道へと移籍した元DD13形のKD55形。

機関部は換装されているものの、元は国鉄DD13形とあって全国各地の元同僚らと同様に老朽化が進んでいるようで、DD200形運用開始後に落ちるのはこの車両と目されております。

そんなわけで運用入りしていればいいなぁ~と思っていたのですが、本当に運用入りしてくれていて本当にラッキーでしたね。

 

このあとは前川駅南側にある踏切へと移動し、京葉久保田駅から帰ってくるKD55 103を狙います。

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508レ KD55 103

両数は短いものの、積載率は結構良くて画になりますね。

 

508レは前川駅に進入後に停止。

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前川駅に来た理由は、実はここで列車交換が行われるからであります。

508レが停車してしばらくすると、対向列車が駅に進入してきました。

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京葉臨海鉄道は貨物専業ながら運行本数が多いので、このように列車交換がしばしば行われます。

 

10分ほど停車したのち、対向列車も出発。

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509レ KD60 2

こちらの列車には、カマ次位にコキ200が連結されていました。

 

このあとは509レを追いかけて、京葉臨海鉄道の終端である京葉久保田駅へ。

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駅の前には駅名標も設置されていました。

 

京葉久保田駅構内の様子。

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この駅は周辺の工場向けのコンテナを扱うだけなので、規模としてはさほど大きくはありませんが、JOTの青い20フィートISOコンテナが山積みされているのが特徴的ではないでしょうか。

 

しばらく観察していると、KD60 2が機回し線を通ってこちらに接近。

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ポイントを転換し、機回しのため駅の外に出てきました。

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踏切上で停止したあと方向を変えて、再び駅構内へと戻っていきます。

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そのまま折り返し便の荷の元へと接近して連結。

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連結作業を見届けたあと、駅横のストレートに移動して今回のシメです。

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510レ KD60 2

 

といった感じで、8年ぶりとなった京葉臨海鉄道の撮影は終了です。

お目当てのKD55 103には出会えたのですが、やはり石油列車が無くて少々物足りなかったので、今度は平日に再訪してじっくりと撮影したいですね。