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衣浦臨海鉄道へ入線したDD51撮影を一時離脱し、今度は愛知県内のもう一つの臨海鉄道である名古屋臨海鉄道へと向かいます。
名古屋臨海鉄道には、2019年秋に一度だけ遠征したことがありました。
ただこのときは渋滞に嵌ったり後行程の都合もあったりして、わずか1本の撮影に留まっており物足りなさを感じておりました。
ですが今回はお昼過ぎまでたっぷりと時間が撮れたので、前回撮影できなかった列車をじっくりと腰を据えて撮影しようと思います。
・・・が、沿線についても相変わらずの土砂降り模様。
当初は沿線の工場の接続線なども見物しようかと思っていたものの、とてもじゃないがそんな気にはならなかったので、まずは前回と同じく東海料金所近くの踏切へ。
到着早々、1本目の列車が登場。
305レ ND552 8
まずやってきたのは、名古屋臨海鉄道南港線の主力であるND552の単機列車。
といってもアンラッキーではなく名古屋南貨物駅への送り込み列車であるため、所定が単機である列車です。
30分ほどして、荷を牽いて戻ってきました。
306レ ND552 8
前方が空コキなのでわかりづらいですが、後ろに積まれているのは日本通運ECO LINER 31コンテナで、トヨタ自動車の部品輸送列車「トヨタロングパスエクスプレス」の九州版でございます。
本家?の盛岡貨物ターミナル行きが全区間ほぼ専用列車として運用されるのに対し、こちらは一般貨物との混結となっているためには短いのですが、それにしても空コキが目立ちます。
世界的な半導体不足で自動車業界も減産を強いられていますが、その余波が貨物列車にも表れているのでしょうかね。
このあと30分ほど空いて、2往復目の列車が登場。
307レ ND60 1
月曜日ということもあるのでしょうが、こちらもかなり積載が寂しいですね。
このあと1時間以上開くので、時間を有効活用しちょっと早いランチタイムへ。
お馴染みの「スガキヤ」でございます。
やっぱり東海地方へ遠征したなら1度は行かねばなりませんな。
チャーハンセット的なものを発注。
大雨でメンタルまで湿ってたので、糖分も補給してリフレッシュ。
安定の美味しさでございました。
ランチを終えて元の踏切に戻り、お目当て1本目が登場。
308レ ND60 1
こちらが本家の盛岡タ行きの「トヨタロングパスエクスプレス」です。
地元たる川崎界隈では、見飽きたを通り越してもはや撮影する気も起きない列車ですが、ところ変わって名古屋臨海鉄道に来れば魅力的な被写体となります。
カマ次位には最近お馴染みとなった白い日通コンテナ。
その後ろにはTOYOTAコンテナとエコライナーコンテナがびっしり。
さすが本家の貫禄?でしょうか、フルコンの堂々たる編成美でした。
ちなみにこのトヨロン、前回訪問時にも撮ろうと思ったら撮り逃しており、リベンジ案件として抱えていた列車でした。
大雨の中ですが、無事に撮影出来て良かったです。
そこから20分後、お目当て2本目が登場です。
321レ ND552 10+ND552 8
こちらは名古屋地区の名物貨物列車のひとつ「赤ホキ」でございます。
この赤ホキもまた当ブログで何度か取り上げている被写体で、名古屋臨海鉄道線内での撮影は初めてでありますが、特徴は何と言っても名古屋臨海鉄道線内では牽引機が重連になることです。
基本的に名古屋臨海鉄道の貨物列車は単機牽引ですが、この赤ホキだけは編成重量の関係か重連で牽引されることになっており、DD51よりは一回り小さいですが凸形機関車が2つ連なる姿を日常的に見ることが出来ます。
そんな赤ホキをケツ打ちでお見送り。
写り込んだ雨粒の多さを見ると、かなりの悪天候だったことがわかると思います。
さすがにこの場所も飽きてきたので、ちょっと南にある運河の鉄橋へ移動すると、雨が上がりほんの少し陽が差す程度に天候が回復。
ここで赤ホキの返空を撮って〆とします。
322レ ND552 8+ND552 10
この列車・この構図が今回の本命だったので、雨が上がってくれて助かりました。
といった感じで名古屋臨海鉄道での撮影は終了。
時間つぶしではあったのですが、かなり楽しめたので良かったです。
そして本遠征も次回が最終回でございます。