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初秋の北海道撮り鉄遠征、今回から2日目のお話に入ります。
2日目は苫小牧市からスタートです。
予報は曇りのち晴れ、青空が広がることを期待したいところです。
といっても、どちらかというと昨夜は急きょ訪れただけで、浜厚真駅にはもともと今朝訪れる予定となっておりました。
なぜここまで浜厚真駅をパワープレイするかというと、実は3年前に北海道を周遊したとき浜厚真駅に寄り損ねていたのです。
このときはレンタカーを使い、当時全道の駅で発売されていた「わがまちご当地入場券」の収集を行っており、浜厚真駅の入場券も購入していました。
しかし浜厚真駅は無人駅のため、入場券は町内のセイコーマートで委託販売されていたのですが、上の記事にある通り販売場所と浜厚真駅が20kmほど離れていたため、当駅の訪問を断念したという経緯がありました。
そんなわけで浜厚真駅には一度立ち寄りたいと思っており、今回3年越しに実現したというわけでございます。
というわけで、さっそく浜厚真駅探訪へと参ります。
まずは駅舎から。
海が近いということもあってか、波模様が良い感じございますな。
正面右側面にはサーフボードが描かれています。
駅から200mほど南には太平洋が広がっていますが、このあたりの砂浜は有名なサーフィンスポットだそうで、そんなお土地柄が反映されております。
反対側はニコニコ顔。
なかなか愛嬌ある笑顔でありますな。
ホーム側は白一色で少々無機質な姿です。
ただプランターなんかも設置されており、お手入れはなされているようですね。
昨夜は駅寝チャリダーさんがいたので駅舎内には入りませんでしたが、今朝はちゃんと始発列車前に撤収されていたので、中の様子も撮影。
誰かが書いた絵が飾ってありましたが、全体的に派手な飾りつけは無く、長いベンチがあるだけの質素な空間です。
浜厚真駅の時刻表。
2021年度ダイヤでは8往復が停車するものの、実は日高本線全体で見ると最終上り列車(2242D)だけは当駅を通過するので、乗り鉄の際はご注意を。
続いてホームの様子。
浜厚真駅は棒線ホームとなっています。
かつては2面2線の交換可能駅だったそうですが、駅舎を含め往時をしのぶものは確認できませんでした。
駅名標を記録。
標柱式のほうは、下部の「サッポロビール」の広告が撤去されていました。
道産子な私にとっては幼少期のころから当たり前の存在だっただけに、ぽっかりと空いた空白は寂しいですね・・・。
そんなことをしていると、苫小牧駅から始発列車が到着しました。
2221D
現行の日高本線のダイヤではこの2221Dのみがキハ40形の3両編成となり、日高本線で最も長い編成長を誇る列車です。
駅外に出て、昨夜のバルブカットと同じ構図で狙います。
このダルマ駅舎・駅前の駅名標・キハ40の連結部分が一緒になったカットを撮りたかったのが、2日連続でここに来た目的でした。
この北海道色のヨンマルが浜厚真駅に来るのもあと数年でしょうから、いずれ懐かしく思う1枚となるでしょう。
ヨンマルを見送ったあと、駅前の様子を撮影。
浜厚真駅前には2~3軒の建物がありますが、それ以外は無人地帯です。
これが夜になると街灯もロクに無いため真っ暗で、遠くに苫東厚真発電所や苫小牧西港フェリーターミナルの灯りが見えるだけの空間となり、一人で歩くには都会の夜道とはまた違う怖さがあります・・・。
このあと折り返し列車を狙うべく、こちらも昨夜訪れた厚真川橋梁へ。
4222D
このキハ40 1783は、先ほど浜厚真駅で撮影した3両編成の苫小牧方に連結されていた車両で、鵡川駅で切り離されて単行で戻ってきました。
ちなみに残り2両は後続の2224Dで戻ってくる運用となっており、2221Dが早朝の日高本線に似つかわしくない?3両編成なのは、鵡川駅への送り込みを兼ねているのです。
これにて昨夜から続いた日高本線での活動は終了。
無事に浜厚真駅訪問を果たすことが出来て良かったです。
このあとは、本遠征の名目上の目的である「ロイヤルエクスプレス」撮影に備え、石勝線沿線へと移動します。