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「ロイヤルエクスプレス」を追いかけた本遠征もいよいよ佳境へ。
白滝から北見峠を越えて、最後の撮影地となる中愛別~愛山の石狩川橋梁へとやってきました。
予想ではギリギリ現着と踏んでましたが、思いのほか早く着いたので練習電を1本。
4530D
この列車にはイベント・臨時との兼用車両である「紫水」が充当されていました。
実物は見たことが無かったので、これまたラッキーでしたね。
続行でロイヤルエクスプレスが登場。
9004レ「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~ 」DE15 1545+DE15 1542+伊豆急行2100系+マニ50
遠軽で向きが逆転したので編成写真っぽく撮影。
薄曇りとなりましたが、これまで良きカットを積み重ねてきたので十分でしょう。
ここでは20人ほどの同業さんが集結しましたが、「ロイヤルエクスプレス」を追いかけるためかほとんどの方は撤収。
一方の私は石北本線の日常列車を記録するため、ここに留まり後続列車の撮影を続行します。
3583D「特快きたみ」
特快きたみは何度も乗り鉄でお世話になってますが、意外にも撮ったのは初めてかもしれません。
実は「ロイヤルエクスプレス」よりも本命視してたのが列車がこちら。
6084D「大雪4号」
やはりイロモノ車両よりも、幼少期から見続けたキハ183系のほうが好いですな。
そして残念ながらそう遠くない将来、この光景も過去帳入りするでしょうしね・・・。
さらに続行のヨンマルも。
4622D
旭川方には宗谷色が連結されていました。
前出の紫水も含め、現在JR北海道のヨンマルは特別塗装を纏った個体が結構居るのですが全然撮れてないのが悔しいですねぇ。
いっそのこと3か月ほど北海道に移住して、撮り潰したいくらいです・・・。
これにて石狩川を後にし、伊香牛駅北側のストレートにて夕陽バックを狙います。
4529D
標準色が来る前提で構図を固めてましたが、まさかの紫水が折り返してきちゃい、車両が背景に埋没する残念な出来に・・・。
最後の最後でちょっと読みが甘かったですね (^_^;)
以上をもって、延べ4日間に渡る撮影はすべて終了です。
・・・がレンタカーの返却の都合もあり、帰りのフライトは新千歳空港から手配していたので、余韻に浸る間もなく急ぎ出発し高速道路に乗って170kmの大移動をしたのち、無事に空港へたどり着きレンタカーを返却。
4日間での総走行距離は1630kmでございました。
飯抜きで移動したので空港で晩飯・・・と思いきや
到着が20時だったこともあり、残念ながらすべて閉まってました・・・。
しょうがないので、空港内のコンビニで適当に調達。
まさか最後の晩餐が北海道と所縁ないコンビニ飯とは・・・。
まあ旭川からの移動がカツカツだったので仕方ないですけどね。
腹を満たして落ち着く間もなく、羽田へと飛び立ちます。
帰りも「北海道の翼」を利用しました。
ただ今回は「今度はいつ来れるでしょうか・・・」という感慨にふけることは無く、あっさりと帰路に着きました。
なぜ感慨にふけなかったのか・・・というのは、後日明らかになる予定なのでお楽しみに。
運転の疲れもあり上空ではほとんど爆睡状態だったので、体感的にはあっというまに羽田に到着しました。
千歳便にしては珍しく沖止めでの到着でした。
羽田からは赤い電車で川崎へ。
土休日ダイヤに1本しか設定が無いという、京急川崎行きのエアポート急行に乗って旅を終えました。
といった感じで21回に渡ってお届けした「初秋の北海道撮り鉄遠征」はこれにて完結であります。
本遠征の「表向きの目的」はロイヤルエクスプレスだったのですが、実はそれにかこつけて主に道東地方で去り行くヨンマルやキハ283系を記録する・・・というのが真の目的でありました。
幸運なことにお天気にも恵まれて、初秋の北海道をタップリと満喫しながらの撮り鉄旅を完遂できて良かったです。
そして今回の旅で思ったのは「やっぱり北海道は素晴らしい」ということ。
まだまだ北海道には旅すべき場所がたくさんあるので、またの機会にじっくり放浪したいと思います。
おしまい