今回は今年初めての地元ネタをお届けします。
といっても撮り鉄記録では無く発車標が主役であります。
先日、京急よりとあるものの「引退」が発表されました。
それは京急川崎駅に設置されている発車標なのですが、なぜわざわざ告知されたかというと本線ホーム上の発車標は今となっては貴重なパタパタ式(正式には反転フラップ式)が使用され続けていたのです。
私が上京したころは、京急では横浜駅や横須賀中央駅などでもパタパタ式が使われていましたが、ここ数年でLED式や液晶ディスプレイ式に相次いで交換されてしまい、今も稼働しているのは京急川崎駅だけとなっていました。
上京してから15年くらい経ちますが、それ以来ずっと川崎周辺に居住し続けているため、このパタパタ式発車標は日常にお世話になり続けたものでありました。
私同様に多くの川崎市民にとってごく当たり前だったこの光景も、もう間もなく見納めとなってしまうのです。
このニュースが京急から発表されると、一般のニュースサイトやSNSでも盛んに取り上げられ、鉄道オタクだけでなくこの発車標を知る一般利用客からも惜しむ声が多く上がっておりました。
そんなこともあり、最後の姿を記録しようと京急川崎駅には沢山の人が訪れカメラを向ける光景が連日繰り広げられております。
これは昨日の土曜日に撮影したものですが、平日に仕事で何回か利用した時も誰かしらカメラを向けていたので、その注目度たるやすごいもの。
1駅の発車標が、鉄オタだけでなく一般の利用客まで巻き込んでこんなにも注目を浴びるなんて、おそらく日本の鉄道史上でも初めてなんじゃないでしょうか?
それほどこのパタパタ式発車標は、皆に愛されていたということでしょう。
そんな私も記録したうちの一人ですが、パタパタ式はパタパタする動きを記録してなんぼなので、今回は動画をメインに撮影。
久々に動画編集してYouTubeに上げたので、詳しくはこちらをご覧くださいませ。
京急川崎駅のパタパタ式発車標が引退すると、関東からパタパタ式の表示装置が消滅してしまうそうな。
残るは近鉄など関西私鉄に何駅かと、伊丹空港や宮崎空港など数か所の空港に残るのみとなり、まさに絶滅寸前の状況に追い込まれているそうです。
京急川崎駅の発車標は2月に交換する予定とのこと。
気になる方は足を運んでみてください。