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津山線の撮影を終えた後は倉敷市へと移動し、後半戦のメインである水島臨海鉄道の国鉄キハ特別運転の撮影へと参ります。
水島臨海鉄道は国内では鹿島臨海鉄道とともに、数少ない旅客営業も行っている臨海鉄道であります。
全線非電化なので旅客車は全て気動車なのですが、特筆すべき点として元JR東日本 久留里線で活躍していたキハ30・37・38が5両在籍しています。
2019年10月 鉄道の日イベントの特別列車
国鉄型のキハは鉄道の日のイベントなどで度々特別運転を行いますが、普段は平日朝夕ラッシュ時しか運用されないため、遠方組にはなかなか狙いづらい存在です。
しかも5両のうち2両がランダムで動くので、全てを撮ろうと思ったら何度も通わなければならず、より難易度が高いのであります。
それが今回の特別運転では、ゴールデンウィークの多客輸送のためキハ37・38の2両×2運用が休日の日中に何往復か走行するということで、遠方より数多くの撮り鉄が訪れたそうな。
まあ私もそんな一人なわけですが、特別運転最終日となるこの日は水島臨海鉄道の国鉄キハをたっぷり満喫しようという魂胆です。
今回の特別運転は、大まかに「午前の部」と「午後の部」という感じで時間帯が区切られ、2編成がそれぞれ5往復ずつする運用となっていました。
まず午前の部は球場前駅付近でサクッと撮影することします。
最初は球場前駅横にある踏切に陣取り、1本目の列車を撮影。
まずやってきたのは、水島臨海鉄道色を纏うキハ37×2両の「青編成」。
キハ37・38は片運転台車両なので必ず2両以上で運転されますが、普段は全車共通で運用されているため、必ずしも塗装が揃うわけでは無いようです。
ただ今回は塗装を揃えた状態で編成を組みことが告知されており、その編成美も注目度を上げる要素になったんじゃないでしょうかね。
今度は駅を挟んで倉敷運動公園内に移動し、もう1編成を狙います。
こちらは国鉄一般色風味の朱色とクリーム色のツートンカラーを纏うキハ37と38を繋げた「赤編成」です。
倉敷市方が2ドアのキハ37形、水島方が3ドアのキハ38形なので、ドア数が異なるのが面白いですね。
先ほどの踏切へ移動し、倉敷市から折り返してきたところを撮影。
キハ38はライトが腰部に付いているので、キハ37とは印象が全然異なりますね。
赤編成はこの列車にて午前の部は終了。
青編成はもう一往復撮れるので、再び倉敷運動公園内へ移動。
折り返しは公園内でポジションを変えて、ちょっと情景っぽく撮影。
水島臨海鉄道の沿線は基本的に住宅地か工業地帯なので、緑を入れたカットはあまり見かけないんですよね。
編成写真に飽きたのと、ちょうど5月上旬と新緑の季節だったので、ちょいと遊んでみました。
といった感じで午前の部はこれにて終了。
それなりに人が集まるかなと思っていたのですが、5日間あるうちの最終日だったのに加え天気が悪かったこともあってか、ほぼ貸し切り状態でのびのびと撮影することができました。
まあ情報収集でTwitterを見たら、前日までのバリ晴れカットが多数上がっててグギギ・・・と思ったこともありましたが、老兵の国鉄キハにはしっとりした雨カットも似合うので、これはこれで良かったんじゃないでしょうか。
撮り鉄を終えたころ、ちょうどお昼時になったのでランチタイムとします。
今日のランチは、遠征前から行きたいと思っていたこちらのお店へ。
どうみても飯屋には見えませんねぇ・・・。
やってきたのは、弥生駅から1kmくらい離れた場所にあるドライブイン古城さんです。
なんでドライブインに来たかというと、お目当てはこちら。
このドライブインには、もはや「絶滅危惧種」と言っても過言ではないそば・うどんの自動販売機があるのです。
実は本遠征の1か月ほど前、たまたまTwitterでこの自動販売機をオーバーホールしたというツイートを見かけまして、一回立ち寄ろうと思っていたのであります。
メニューは「きつねそば」と「天ぷらうどん」の2択です。
きつねそばが10円高いのは、何の理由があるんでしょうか・・・?
今回は天ぷらうどんを発注。
まあぶっちゃけ味は大したことないので、美味いうどんが食いたければ丸亀製麺でも行ったほうが良いです(笑)
ですがなんとも言えぬレトロ感という調味料は、どんな名店でも醸し出すことはできないでしょうから、そういったのを味われる方は一見の価値ありだと思います。
ちなみにこのお店にはゲームコーナーもあります。
こっちもなかなかレトロなゲームが揃っているようです。
気になった方は訪れてみてください。
てな感じでランチタイム終了。
水島臨海の午後の部まで少々時間があるので、それまでは再びJR線の撮影で時間を潰すことにします。