川崎鶴見鉄道録

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ノスタルジーな津山線のヨンマルを撮る 2021GW 西日本遠征⑫

前の記事はこちら。

2021GW 西日本遠征、3日目となる今回から後半戦の「岡山編」が始まります。

 

岡山編のメインは第1話でも記した通り水島臨海鉄道で行われるキハ37・38の特別運転を撮影することであります。

この特別運転は事前にダイヤが公表されており、初便は午前10時とちょっと遅めなことから、運転開始までJR線を撮影して時間を潰すことにしました。

 

鉄道マニアから長らく「國鐵廣島」と呼ばれるほどの国鉄型天国であった広島地区に227系が投入され世代交代が進んだ結果、現在はそれに代わり「國鐵岡山」とも呼ばれ始めた岡山地区の在来線車両。

四国から渡ってくる車両はJR型ばかりですが、お膝元のJR西日本では国内唯一の定期国鉄型特急車両となった381系を初め、115系117系といった国鉄型が大半を占めており、広島に代わる楽園?となっております。

 

それは気動車も例外ではなく、特急車こそキハ187系が乗り入れていますが、普通車はキハ40やキハ47が半分以上を占めており、吉備線津山線で絶賛活躍中。

そのうち一部の車両は、昭和30年代から40年代にかけての塗装をイメージした「ノスタルジー」車両として運行されており、主に津山線で充当されています。

登場当時は、朱色とクリームのツートンカラーの一般色風の塗装を纏っていましたが、2020年になりキハ47形の2両が国鉄急行色に塗り替えられ、前々から気になっている存在でありました。

というわけで今回は岡山へ来た機会を生かして、津山線でノスタルジー色のヨンマルを撮影することにしました。

 

朝早くに岡山市内のホテルを出発し、津山線に沿って県内を北上。

まずやってきたのは、金川~建部の岡山県クレー射撃場横のストレートです。

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現着したときは結構強めの雨が降り、さらに早朝ということもあり露出がかなり厳しい悪条件での撮影となりました。

 

というわけで早速撮影開始。

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3932D「快速ことぶき」

まずやってきたのは、JR西の標準色的な扱いのタラコ色ヨンナナ。

が、ものの見事にピンを外してしょっぱじめから撃沈しました・・・。

 

そして次がお目当て1本目。

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3931D「快速ことぶき」

お目当て1本目は、朝ラッシュ対応のため4連を組む3931D。

顔の横に電柱やらがあって鬱陶しい構図になっているのですが、実はこれも本命切り位置でピントを外し、引いてリカバリーしたカットなのです・・・。

降雨・低露出・ハイビームと悪条件揃いなので仕方ないと割り切りましたが、できればリベンジしたいところですね。

 

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942D

こちらはキハ120形ダブルの列車。

キハ120形自体はなんだかんだ結構撮影していますが、岡山色は初めてですかね。

乗り鉄的にはあまり良い評判は聞かない車両ですが、撮り鉄目線で見ると塗装バリエーションが多いので、各地の車両を撮り集めるのも面白いかもしれませんな。

 

そして今回のド本命が登場。

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947D「津山まなびの鉄道館 開館5周年ヘッドマーク

ちょうどこの時期のノスタルジー車には、津山駅の横にある「津山まなびの鉄道館」の開館5周年ヘッドマークが掲出されていました。

ノスタルジー車はイベント以外は一般車と同じ運用に入っているので、水島臨海鉄道の前に撮れる運用に入ってくれてラッキーでした。

 

これにてここでの撮影は終了し、ちょっと場所を移動。

お次は建部~福渡の旭川橋梁で撮影します。

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2924D

バックがいい具合に霧に覆われて、雨の山間らしい画になりました。

それは狙い通りだったんですが、雨が強くて早くもズボンがずぶ濡れです・・・。

 

そして津山線のシメ。

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3933D「快速ことぶき」

これにて津山線での撮影は終了。

ノスタルジーは無事に撮れましたが、4連の3931Dは消化不良だったので、いつかリベンジしたいところであります。

 

 

このあとは倉敷市へと移動し、いよいよ本命である水島臨海鉄道の特別運転に参戦します!!