秋晴れとなった(らしい)本日の川崎界隈。
本日は朝から福島のほうへ日帰りでお出かけしていたのですが、早朝に横浜市営地下鉄向け新製車両の甲種列車が設定されていたので、久々に地元での貨物列車撮影に勤しむことにしました。
ちなみに調べたところ、地元での貨物列車撮影は上記記事より3か月もサボっていたようですね・・・。
「川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ」を標榜しながら、ここ最近は遠征記ばかりなのはいかがなものか?と思わんでもないので、もう少しやる気を出していきたい思います (^_^;)
今回の甲種列車は、神戸市の川崎車両から川崎貨物駅へ昨夜到着しており、本日は早朝に川崎貨物駅から神奈川臨海鉄道の横浜本牧駅へと輸送されます。
私は撮影後に東京駅へ行きたいので、そのまま京急に乗って品川駅へ移動できる八丁畷駅のホームで迎え撃つことにします。
てなわけで今回のメイン。
9597レ EF210-343+横浜市交通局4000形6B+10000形2B
根岸行きの甲種はPFってイメージでしたが、今回は今年7月に同じく川崎車両から新製出場した押し桃343号機が登板しました。
新鶴見ガマが担当する甲種輸送まで押し桃が充当されるとは、世代交代を否が応でも実感させられますな。
とはいえ甲種列車ですので、メインはカマではなく荷のほう。
カマ次位には横浜市営地下鉄ブルーライン用の新型車両である4000形が続きます。
4000形は2023年度までに8編成製造予定で、今回で3編成目の出場となります。
そして今回の甲種列車の目玉?がこちら。
なんとブルーライン用4000形と、グリーンライン用10000形の中間車が同時に輸送されたのであります。
ちなみに10000形2両は、4両編成で運転されていたグリーンラインの一部を6両編成へと増強するために製作されたものです。
同じ事業者向けとはいえ、異種形式の車両が併結されるだけでもかなり珍しいことですが、4000形は第三軌条式の普通車両であるのに対し、10000形はリニア式の小型車両だるため、車両断面が全然違うのです。
手前の4000形に比べ、10000形のほうが一回り車体高が低いのが分かりますね。
真横の連結面もパチリ。
ブルーライン・グリーンラインとも標準軌のため、正規の台車では狭軌のJR線は走れないため両者とも仮台車を履いて輸送されます。
しかし前述した通り10000形のほうが車体高が低いため、連結器の高さを揃えるため台車側で高さ調整を行う必要があり、明らかに10000形のほうが腰高になっているのが面白いですね。
そんな異種併結状態の甲種列車は、神奈川臨海鉄道との接続駅である根岸駅へ向けて走り去って行きました。
といった感じで、青と緑のカラーを纏った横浜市駅地下鉄向け新型車両の甲種列車を撮影してみました。
ブルーラインとグリーンラインは、センター北駅~センター南駅間で複々線となっており、今回輸送された両者が出会うこと自体は日常的にあると思いますが、今回のように手をつなぐことは二度とないでしょう。
珍しい異種併結の甲種輸送列車を地元で撮影出来て、なかなか幸運でしたね。
今後も4000形・10000形とも増備が続きますが、今回のようにまとめて輸送されるのかが気になるところ。
もし続くよう出れば、次回は西へ出向いて東海道本線を走るところも記録してみたいですね。