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2021山口・関西遠征、今回から後半戦となる関西編に入ります。
もともと今回の遠征、所用で関西へ赴く予定があったのがきっかけで敢行したのですが、当ブログの関西遠征と言えばこの方でございます。
毎度おなじみのなんばポヤシさんでございます。
今回も関西へ行きまっせ~とお声がけしたところ快諾いただきましたので、ジョイントさせていただく運びと相成りました。
そんな関西編、当初はJR東日本から北条鉄道へ譲渡された元五能線のキハ40を撮影しようと目論んでおりましたが、月初時点では遠征当日にキハ40が走る予定だったものの、数日前になって運用変更され走らないことが判明・・・。
えらくガッカリしたのですが、代わりに富山のキハ47の後藤入場回送がありまっせと情報をいただいたので、ヨンマルがダメならヨンナナを撮ろうということで、兵庫県内に残る国鉄型を追いかけることにいたします。
早朝に氏と福知山駅前で合流し、最初のターゲットであるキハ47の入場回送を撮影すべく山陰本線沿線へ移動。
お目当ての回送列車まで時間があるので、まずは普電の記録に勤しみます。
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山陰本線の非電化区間の東端にあたる城崎温泉~鳥取の普通列車は、ほぼすべて豊岡のキハ47が担っています。
ちょうど手前の田んぼに水が張られていたおかげで、若干の水鏡が得られました。
間髪入れずお次は下り列車が通過。
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竹野川橋梁は上路式ガーター橋なのですが、異なる形をした橋桁が3連続で接続されているちょっと面白い構造となっています。
橋脚を見ると奥に比べて手前のほうが新しいように見えるので、手前2本分が大雨などで流されて架け替えたりしたんでしょうかね?
次の列車まで少し間が空いたので、構図を変えて情景カットっぽく撮影。
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ちょうどこの日は眼下の田んぼの代掻きが行われており、朝早くから農家さんが作業に勤しんでおられました。
日本有数の重工業地帯である川崎市臨海部に住むワタシクとしては、こんな長閑な風景を見ているだけでデトックスされた気分になります(笑)
このあたりで同業さんが数名やってきて、直前電である上り列車を撮影。
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面白い構造のガーターを生かした構図を探ったのですが、イマイチ思い浮かばず無難に撮ってしまいました。
川に下りようと思ったら草ボーボーでこの日の貧弱装備では太刀打ちできなかったゆえ、いつの日か重武装で再訪した時にチャレンジしてみたいものです。
でもって今回のメインです。
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この列車は、金沢総合車両所富山支所所属のキハ47 1029が全般検査を受けるため、島根県の後藤総合車両所まで回送する列車だそうです。
全検入場とあって、同じJR西日本のキハ47なのに先ほどまで撮影していた車両たちと比べて、明らかに薄汚れてボロい状態・・・。
ブログに掲載する画像は圧縮しているため判別できないと思いますが、屋根板や窓枠が錆びついたり剥がれかかっていたりと、北陸の地で厳しい任に耐え抜いていたのだなというのがわかりました。
そしてこの列車の見どころ?は、営業運転ではまず見られない非運転台側の妻面を丸出しで走行することです。
キハ47は片運転台ですが、1029の場合は金沢→米子のルートだと常に運転台側へ前進するため単機回送が可能で、このような珍しい走行シーンを見ることが出来ます。
逆に出場時は自走回送不可で、主にDE10に牽引され金沢へと帰っていくため、そのときの配給列車は人気みたいですが、今回のような単行回送の場合はあまり人気が無いらしく、氏のご同友さんも軒並み非参戦だったとか。
当の氏も非参戦予定だったのを、今回ワタクシが遠征するということでお付き合いいただいた格好となり、感謝しきりでございます。
そんなキハ47 1029は、休養地?である米子へとトコトコ走り去って行きました。
手前のトラクターが良い味を出していて、個人的にお気に入りのカットでございます。
最後に同行いただいた氏の記事も無断でご紹介。
私はあっさりと1回で終わりましたが、氏は3回に分けて丹念に綴っておられますので、物足りない方は是非ご一読くださいませ。
といった感じでここでの撮影は終了。
このあと回送列車は香住駅でバカ停するので、我々も次なる地へと追いかけます。