川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

遠軽駅で奇跡のキハ183系「大雪」の交換を撮る 2023オホーツク遠征⑧

前の記事はこちら。

 

お昼のヨンマル充当普通列車を撮影した後は、午後のキハ183系特急を撮影します。

てなわけでやってきたのはこちら。

瀬戸瀬駅のすぐ横にある踏切です。

奥に見えるのが瀬戸瀬駅で、この踏切からは駅構内を覗くことが出来ます。

 

で、なんでこの踏切にやってきたかというと、実は網走行き「大雪1号」と旭川行き「大雪2号」は瀬戸瀬駅で交換するダイヤとなっており、この踏切から上下の特急大雪が交換するシーンを撮影できるのです。

切り位置まで100m以上あるため雨や雪の日は厳しいですが、この日はそんな心配ご無用のバリ晴れだったので、ここにやってきた次第であります。

 

しばらく待機していると、旭川方面からほぼ定刻で下り列車が到着。


6081D「大雪1号」

前々回の記事で「大雪2号」で撮影した編成が旭川駅から戻ってきたので、グリーン車に新特急色のキロ182-504が連結された混色編成でした。

 

そのままゆっくりと瀬戸瀬駅へ進入。

中ほどで停車すると思ったら、よく見ると出発信号機が青になってる・・・?

 

そしてまさかの緊急事態が発生!!

なんと瀬戸瀬駅で上り列車と交換するはずがそのまま通過しちゃいました・・・。

どうやら交換相手の「大雪4号」が30分ほど遅れていたようで、そのまま瀬戸瀬駅で交換となるとほぼ定刻の「大雪1号」を巻き込んでしまうことから、交換駅を瀬戸瀬駅から変更したようです。

 

ただこれで交換シーンを諦めたら男が廃るというもの。

4号の遅れ時分から推測すると、おそらく遠軽駅での交換となるだろうと踏んで、急いで駅横の跨線橋へと追いかけることに。

 

そして跨線橋にたどり着くと・・・

キターーーーー!!

読みが当たり、2つの「大雪」が在線しているではありませんか!!

しかも嬉しい誤算だったのは、遠軽駅は平面スイッチバックであるため上下列車の交換ながら同一方向に発車するので、上下列車がヘッドライトを点灯した状態で並ぶというレアな光景が見られたのです。

 

現着してから1分ほどで、まずは網走行きの1号が発車します。

 

シーサスクロッシングを渡って北見方面への本線に転線。

おおおっ!!

シーサスを渡ったところで両列車の先頭車が重なり、石北本線の伝統列車「大雪」のヘッドマークを誇らしげに掲げたキハ183系が並びました。

この1枚が本遠征のベストカットでしょうなぁ。

 

このあとは縦アングルに持ち替えて撮影。

 

最後は横アングルに戻してバリ順編成写真もきっちり回収。


6081D「大雪1号」

冬光線をたっぷり浴びるキハ183系はかっこええですなぁ・・・。

 

1号が出発して数分後、今度は旭川方面へ4号が発車します。

こちらも余すところなくじっくりと撮影いたしますよ。

 

まずはシーサスクロッシングを渡って旭川方面への本線へ。

 

ググっとアップもいただきます!!

「大雪」の所定は4両編成ですが、この日は1両増結されて5両編成だったので、ウネウネしたときの編成美が好いですね。

 

ラストは遠軽駅舎をバックにパチリ。


6084D「大雪4号」

 

瀬戸瀬駅を通過されたときはどうなるかと思いましたが、無事に遠軽駅で上下「大雪」の交換シーンを撮影することが出来ました!!

現在のダイヤでは遠軽駅で特急列車が交換することは無いため、災いが転じで奇跡のシーンに出会えたので、結果的に幸運に恵まれたと言って良いでしょうな。

無我夢中でシャッターを切りまくっていたので、この交換シーンが繰り広げられた5分間だけで150枚くらい撮影しておりました(笑)。

 

このあとは1号を追いかけて、今度は網走方面へと向かいます。