川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

ことでん志度線を旅する その1 山陰本線 全線踏破の旅 5日目②

前の記事はこちら。

 

1杯目のうどんを堪能し、瓦町駅に戻ってきました。

いよいよことでん全線完乗の旅が始まります。

 

旅を始める前に、ことでんの営業路線をざっくりとご案内。

ことでんの路線は、実質的な本線である高松築港琴電琴平を結ぶ琴平線、瓦町~長尾を結ぶ長尾線、瓦町~琴電志度を結ぶ志度線の3路線からなります。

現在私がいる瓦町駅は、全3路線が集結するターミナル駅となっており、今回は瓦町を基点に昨日乗車した高松築港方面以外の3方向へ順次向かいます。

 

当たり前ですがことでんでは青春18きっぷは使えないので、その代わりとなる1日フリーきっぷを窓口で購入しました。

瓦町~琴電琴平を単純往復すれば元が取れる価格設定なので、今回のような全線完乗であれば断然お得ですね。

 

フリーきっぷは軟券のため使えませんが、瓦町駅には自動改札機が導入されています。

瓦町駅の自動改札機はICカード専用機しかなく、フリーきっぷのほか券売機で購入する紙の切符は有人改札を通ります。

ちょっと変わったシステムですね。

 

そんな瓦町駅の改札口を抜けまして、さっそく1路線目の旅を始めます。

22本目 ことでん志度線 1023列車 琴電志度行き 瓦町(10:29)⇒琴電志度(11:07

1路線目は志度線を旅します。

志度線は建築限界が小さいため、元京急車などの18m級の車両が導入されているほかの2路線と異なり、元名古屋市交通局東山線で活躍していた15m級の600形が専従で活躍しています。

路面電車や地下鉄、モノレールやナローゲージなどの特殊な路線を除いた普通鉄道としては、最も小ぶりな部類の車両なので、その小さな車体は可愛らしさも感じますね。

 

志度線のホームは琴平線長尾線のホームから少し離れた場所にあります。

両者は地味に距離があるので、乗り換えの際はご注意を。

列車は定刻に瓦町駅を発車。

乗車率は座席がさらっと埋まる程度でした。

 

瓦町駅を出発すると、まずは高松市郊外を進みます。

松山市と並んで四国を代表する都市だけあって、なかなか賑やかですね。

 

沖松島駅を過ぎると、高松のシンボル「屋島」が見えてきました。

瀬戸内海の要衝として源平合戦の舞台にもなったという、歴史あるスポットでございます。

 

そんな屋島の麓にある八栗駅に到着。

実は志度線には、ここ八栗駅まで乗ったことがあります。

 

なんで八栗駅まで乗車済みかと申しますと・・・

この八栗駅、実は北海道のローカル番組「水曜どうでしょう」でお馴染みのうどん本陣山田家さんの最寄り駅なのです。

上の記事ではレンタカーを使っていますが、2014年くらいに初訪問したときはことでん志度線を使って訪問したのですが、最寄り駅といっても途中には坂もある道路を15分くらい歩くので、まあまあ大変だったのをなんとなく記憶しております。

てか香川に来たら本当にうどんばっか食ってますね (^_^;)

 

というわけで、この八栗駅より先が志度線の未乗区間となります。

しばらく走って塩屋駅を過ぎると海が見えてきます。

志度線ことでんで唯一オーシャンビューを楽しめる路線です。

この日は快晴だったので、夏の瀬戸内海をタップリ満喫できました。

 

そして塩屋駅を過ぎたところにあるカーブ付近には、下の写真のようにちょっとした出っ張りがあります。

実はここはことでんオタクには知られた場所で、グーグルストリートビューでここを見ると、ことでんのマスコット「ことちゃん」が先端に立っております(笑)

気になった方はストリートビューを覗いてみてください。

 

列車は志度湾に沿って進みます。

このあたりは、海と列車を絡めて撮影できるお立ち台も点在しています。

夏らしい空が広がる撮り鉄日和なお天気でしたが、時間の都合上撮り鉄出来なかったのは少々惜しかったですね。

 

そんなこんなで、列車は終点の琴電志度駅に到着。

これにて1路線目の志度線を完乗達成です。

22本目 ことでん志度線 1023列車 瓦町⇒琴電志度
乗車時間:38分
移動距離:12.5km

 

このあとは瓦町駅へ折り返しますが、せっかく来たので琴電志度駅付近を散策してから戻ります。