川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

まさかの四国上陸・・・ 山陰本線 全線踏破の旅 4日目⑨

前の記事はこちら。

 

宇野駅探訪を終えて、岡山方面へと引き返します。

19本目 宇野線 1666M 茶屋町行き 宇野(17:43)⇒茶屋町(18:06

車両は213系でした。

元「マリンライナー」で活躍していた車両だからでしょうか、指定席が無い列車にも関わらず、側面方向幕に号車表示があるのは珍しいですね。

 

今回当たったC-09編成は「マリンライナー」撤退後に短編成改造された編成で、宇野方先頭車は元サハからの改造車です。

もともとあった車端部をぶった切って運転台ユニットを切り継ぎしているので、純粋な先頭車と比べて白い部分が多いのが特徴です。

この改造車は撮り鉄時に何度か見かけてダサいなぁ・・・と思っていましたが、近くで見てもやっぱりダサいですね (^_^;)

 

そんな213系が充当された列車は定刻に宇野駅を出発。

意外なことに座席は満席、さらに立ち客が出るほどの混雑っぷりでした。

 

道中何度か交換がありましたが、上記の通り混雑していたゆえ座席でおとなしく過ごしていたので、特に盛り上がりも無く終点の茶屋町駅に到着です。

19本目 宇野線 1666M 宇野⇒茶屋町
乗車時間:23分
移動距離:17.9km

 

宇野駅から到着した列車は中線に停車しますが、その直後に岡山方面からやってきた本四備讃線の児島行きが対面に到着。

213系はそのまま宇野方面へと折り返すので、宇野線⇒児島方面と、岡山方面⇒宇野線の乗換が対面で可能です。

 

乗り換えが終わると、児島行きが発車していきました。

 

さらにその直後、今度は児島方面からの岡山行きが到着。

今度は児島方面⇒宇野線と、宇野線⇒岡山方面の乗換ができ、茶屋町駅を起点にY字型の伸びる3方向の相互乗り換えがすべて平面で可能なのです。

単純なようでよく考えられたダイヤと駅構造ですね。

 

私が乗り継ぐ列車までは少し時間があったので、駅構内をちょっと散策することに。

まずは駅舎をパチリ。

ちょっと殺風景な独特の雰囲気は、国鉄末期に設計された高架駅って感じですね。

 

窓口で下車印を押してもらったら、思わぬプレゼントが。

なんと缶バッチをいただけました(笑)

下車印を押しただけで貰うのはちょっと恐縮でしたが、まあ嬉しかったです。

 

そんな茶屋町駅から乗り込んだのはこちらの列車。

20本目 瀬戸大橋線 3153M「快速マリンライナー53号」高松行き 茶屋町(18:26)⇒高松(19:06

お馴染み「マリンライナー」で四国へと渡ります。

 

列車は定刻で茶屋町駅を発車。

そこそこ混んでいましたが、そこそこ入れ替わりがあり窓側席にありつくことが出来ました。

 

瀬戸大橋に差し掛かる頃には、日没間近となっていました。

 

橋を渡り切って、2021年秋のことでんレトロラストラン遠征以来、約9か月ぶりの四国上陸でございます。

計画段階では四国上陸など全く考えていなかったこともあり、まさか山陰本線不通の影響でここまで狂ってしまうとはね・・・。

 

といった感じで終点の高松駅まで乗り通しました。

20本目 瀬戸大橋線 3153M「快速マリンライナー53号」 茶屋町⇒高松
乗車時間:40分
移動距離:56.9km

 

改札を出ようとしたら、構内の片隅からエンジン音が聞こえてきたので振り返ってみると・・・

ヨンマル!!

数少ない高徳線高松口のヨンマル充当列車に遭遇しました!

こりゃラッキーでしたねぇ~。

 

列車はキハ47形とキハ40形の混結2両編成でした。

 

せっかくの出会いを生かして、隅々まで記録いたします。

JR四国のキハ40・47形は原型エンジンを換装していることでも知られております。

一度乗車済みですが、引退前にエンジン音を記録すためにまた乗り鉄したいですね。

 

そんな思わぬ出会いを経て、高松駅の改札口を出ました。

時間は19時半を回り、すっかり陽が落ちて夜になっちゃいました。

 

本日は高松市に宿泊しますが、宿が高松駅から離れた場所にあるので、今回の旅で初めてのJR以外の路線となる「ことでん」こと高松琴平電鉄に乗り換えます。

JR高松駅から2~3分歩いたところにある高松築港駅へとやってきました。

 

ここからことでんに乗車。

21本目 ことでん長尾線 2069列車 長尾行き 高松築港(19:43)⇒瓦町(19:49

高松築港~瓦町間は琴平線ですが、実質長尾線との重複区間となっており、今回は長尾線直通列車に乗り込みます。

 

ですが今回は2駅先の瓦町駅で下車です。

21本目 ことでん長尾線 2069列車 高松築港⇒瓦町
乗車時間:6分
移動距離:1.7km

 

本日の移動はここまでとし、瓦町駅前にある「快活CLUB」で一夜を過ごすことに。

普通のホテルだと、夏休み期間中に飛び込みでチェックインしようもんなら結構な額を取られるので、その点ネカフェは貧乏人の強い味方ですね。

 

宿も無事に確保したので、ちょっと遅いですが晩飯を食うことに。

高松の夜と言えば、個人的にはこちらのお店ですね。

兵庫町のアーケード商店街にあるや台ずしでございます。

や台ずし自体はどこにでもありますが、社用での高松出張時によく来ていたお店なので、昔を懐かしんでの訪問でございます。

 

てなわけで本日は、本遠征の柱であった山陰本線全線完乗という野望を諦めるという、大変苦渋な決断をして心が深く傷ついてしまったので、それを癒すために心を開放いたします。

まずは火照った体にビールとツマミを注入。

泉州なす漬けがなかなか美味かったです。

 

続いてはや台ずしならではの握りずしを。

初手はタコ、中トロ、とびっこ、マグロ、真鯛を発注。

こちらもなかなかイケました。

 

続いて焼き物はハタハタ一夜干し。

脂がのってて結構美味かったですね。

 

さらに手羽先を畳みかけます。

や台ずしに来たら必ず発注しますが、安定のうまさですね。

 

ここで梅酒ロックにスイッチし、卵焼きもいただきます。

こちらは普通でしたかね。

 

〆は赤えび頭付きとエンガワを。

これも美味かったですね。

 

といった感じでフィニッシュです。

タップリ食べて心も満たされました・・・。

 

最後に4日目の行程のおさらい。

米子

 ↓(山陰本線

鳥取

 ↓(因美線

智頭

 ↓(因美線

津山

 ↓(津山線

岡山

 ↓(宇野線

宇野

 ↓(宇野線

茶屋町

 ↓(瀬戸大橋線

高松

 ↓(ことでん長尾線

瓦町

移動距離:334.1km

移動時間:11時間14分

乗車時間:7時間54分

 

何度も触れているように、まさかの大雨の影響で目標だった山陰本線の完乗を断念するという、私の乗り鉄旅史上でも最大級の悪運を発揮した1日で、全く予定外だった四国上陸を果たしたところで終了。

それでも因美線津山線宇野線と未乗路線を3つ乗り潰すことが出来たので、転んでもただでは起き上がらんぞという意地は見せられたかなと思います。

 

 

これにて波乱の4日目が終了。

次回からは、相変わらず行き当たりばったりな1日となった5日目のお話に入ります。